アッラーの慈悲の御心を知り、感謝しなさい
投稿 : 2025年01月12日 (日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約

(20250110日)

 

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには、共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

 

信者たちよ。誠に、至高のアッラーは、主であられ、創造者であられ、供給者であられ、私たちに係る物事を管理支配なされる御方。尽きない祝福は、惜しみなく溢れる。憐れみの広大さ、御力の完全さ、そして、様々な創造物を通して人は、その偉大さを知る。アッラーは、クルアーン・ユーヌス章において述べておられる。

「誠に、お前たちの主は、アッラーである。6日の間に天と地を創造なされ、それから、(大権の)玉座に鎮座

して、全ての事物を支配なされる。・・・」(10章 3節)

さて、アッラーは、人間を母親の子宮の中で、段階を踏みながら創造された。

アッラーは、クルアーン・集団章において述べておられる。

「・・・その御方は、お前たちを母の胎内に創られ、三つの暗黒の中において、創造につぐ創造をなされた。このように、お前たちの主アッラーに大権は属する。・・・」(39章 6節)

アッラーは、子宮の中の胎児を養い、恵みと祝福をもって世話をなされ、そして、赤子を優しさと名誉に囲まれた世界へと、最高の形で、最も完全な創造物として出生させてくだされる。

アッラーは、クルアーン・ガーフィル章において述べておられる。

「・・・また、お前たちに見事な姿を授け、形作り、色々な良い御恵みを支給された方であられる。これが、お前たちの主アッラーであられる。万有の主アッラーに  讃えあれ。」(40章 64節)

アッラーの御恵みは、人々が感じるよりも大きく豊かであることを考えてみようではないか。そして、崇拝されるべき御方であられるアッラーを崇拝しようではないか。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーは、満ちたりておられ、どれだけ与えられても減ることはなく、昼も夜も絶えず与え続けられる。」 即ち、アッラーの寛大さに限りはないのである。アッラーは、万有万物の支配者であられ、そこからの知識、好意、支配力から独立したものは何もなく。逃れようとして逃れられるものはないのである。アッラー以外に主はおられず、保護者はおられないということで、昼も夜も見守り与えて下される。アッラーは、眠られないし、眠るのにふさわしくない御方であられ、創造物の御世話を怠ることはないのである。

 

アッラーは、クルアーン・家畜章において述べておられる。

「それがアッラー。お前たちの主である。その御方の他に、神は、ないのである。全てのものの創造者であられる。だから、その御方に仕えなさい。その御方は、全てのことを管理なされる。」(6章 102節)

アッラーは、人々の為に宗教を容易にされ、困難のないようになされた。それは、アッラーの慈悲の御心によりなされたもので、慈悲の御心によって希望の扉を設けられ、 そして、楽園を求めるようになされたのである。イスラーム信仰の要件の中には、心から主を讃え、その偉大さを言葉で述べるというものがある。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーを心から畏れて礼拝しサジダすることで主を讃え、祈願しなさい。そうして、アラーフアクバルを10回、スブハンナッラーを10回、アルハムドゥリッラーを10回唱えなさい。それから、望みがあれば、何でも祈願しなさい。」 信者たちは、アッラーを信じ、悔悟

 

し、感謝しなさい。両親に忠実であり、自分たちが幼い頃に教え育ててくれた両親に慈悲を注いでくださるように、アッラーに祈願しようではないか。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。

「・・・主よ。私たちを導かれた後、私たちの心をそらさないで下さい。あなたさまの御許から、私たちに御慈悲を与えて下さい。誠に、あなたさまこそ、限りなく与えられる御方であられます。」(3章 8節)

 

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

 

アッラーよ。あなたさまの慈悲の御心を知り、あなたさまからの恵みに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ。日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

 

 

 

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