大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
(2023年04月14日)
あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。
信者たちよ。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。
「人々よ。お前たち、また、お前たち以前の者を創られた主に仕えなさい。きっと、お前たちは、信仰篤くなり自身を守るであろう。」(2章 21節)
さて、ラマダーン月の譽高い最後の十日間に信仰篤い信者は、主に仕えるにふさわしい信仰行為を数多く行うことに熱心であり、良い行いに努める。信仰篤い信者は、特に、ライラトル・カドル(誉の夜)の恵み深さに出会いたいと願う。なぜなら、カドルというのは、恩典の多い、計り知れない大事な、力を備えたといった意味を含む言葉だからである。そして、アッラーは、人々を浄め、正しい道に導くために、ライラトル・カドルにクルアーンを下された。アッラーは、クルアーン・誉の夜章において述べておられる。
「 誠に、われは、譽の夜に、これ(クルアーン)を下した。」(97章 1節)
この章節で、アッラーが誉の夜にクルアーンをそっくりそのまま下されたと理解できる。原版の保管場所より、先ずは、天の地上に近い部分へと下され、預言者さまSAWの周囲で起こる出来事に従ってその都度、関連部分が啓示という形態をもって下された。アッラーは、クルアーン・誉の夜章において述べておられる。
「誉の夜(ライラトル・カドル)は、千ヶ月よりも優る。」(97章 3節)
ライラトル・カドルに実行する良い行いは、千ヶ月分の善行よりも勝っているということではないか。
信者たちよ。ライラトル・カドルは、天使ジブリールを先頭に多数の天使たちが降りてくる特別の夜でもある。
アッラーは、クルアーン・誉の夜章において述べておられる。
「(その夜)天使たちと聖霊は、主の御許可のもとに、全ての神命を携えて降りてくる。」「暁の明けるまで、平安である。」(97章 4–5節)
その夜は、始めから終わりまで良いことに溢れており、ファジュル礼拝の時刻まで祝福が続いている。アブー・フライラは、伝えている。アッラーの御使いは、「ラマダーンに信仰と報償のため断食を行う者は、過去のすべての罪が赦される。そして、ライラトル・カドルに信仰と報償のために礼拝を行う者は、過去のすべての罪が赦される。」と言われた。また、預言者さまSAWは、ラマダ-ン月には沢山良いことをしなさいと教えておられるのである。人に食べ物を提供すること、奉仕すること、親切にすること、良い振る舞いを心掛けること、アッラーを思い続けること、クルアーンを読むこと、礼拝に努めること、多くの祈願をすること等々である。そうした信者にアッラーは、寛大な御赦しを向けられるので、過ちは赦され、良い行いは倍加され、現世と来世での成功の希望となる。ところで、預言者さまは、「ラマダーン月最後の10日の中で、奇数日の夜にライラトル・カドルを探し求めなさい。」と言われた。これは、各自それぞれがライラトル・カドルの恩恵と報償を得られるということを意味している。信仰心篤いムスリムとは、ライラトル・カドルに報償を得たいと熱望し、出来るだけの良いことをしてアッラーの御側に寄ろうとするものである。その為には、少なくともイシャー礼拝とファジュル礼拝を集合礼拝に参加し行う。次に、断食
斎戒を浄化し完結させるために、アッラーは、食べ物を買うことが出来ない人の為の救済に当てる一定量の干しナツメヤシなどの拠出を定められた。ムスリム一人に付き1500円のお金による支払いが今は許されている。イブン・ウマルは、伝えている。アッラーの御使いは、フィトルのザカートを、人々が礼拝に向う前に行うよう命じられた。だが、どんなに遅くても、イード礼拝の為にイマーンが位置に付く前に拠出しておかなければ有効とならないので、早めに支払っておくようにしようではないか。
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ。ライラトル・カドルに報酬を得、フィトルのザカートを早めに払う者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。預言者ムハムマドSAW をお手本として従い、イスラームの教えを守る者に、して下さい。
アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン
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礼拝時刻 金曜礼拝とフトバ
First Jumma Khutbah: 11:50 am
Second Jumma Khutbah: 12:30 pm
Last Jumma Khutbah: 13:00 pm