大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
(2023年07月21日)
あらゆる賞賛は、世界、宇宙の主であられるアッラーのもの。アッラーは、しもべが主を心から思って行う行為を受け入れられる。アッラーは、比べ得る何ものも存在しない唯一者であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。
信者たちよ。我々は今、四つの神聖な月、即ち、ズルカイダー、ズルヒッジャー、アル・ムハッラム及びラジャブの一つであるムハッラム月の中にある。ムハッラム月は、誠に徳の高い月である。預言者さまSAWは、次のように述べておられる。「ラマダーン月の断食斎戒に次いで価値ある断食斎戒は、ムハッラム月のものである。また、義務の礼拝に次いで良い礼拝は、真夜中のものである。」 ムハッラム月の徳の高さとして、10日目の「アーシューラーの日」がその月の中にある事が上げられる。イブン・アッバースは、次のように伝えている。「アッラーの御使いSAWがマディーナに移住され、ユダヤ教徒たちがアーシューラーの日に断食斎戒を行っているのを知られた。御使いSAWのどうしてこの日に断食斎戒をするのかの問いに対して、彼らは、『今日は、アッラーがムーサーと彼の民族を救われ、ムーサー(平安を)は、感謝のために断食斎戒を行い、私達もこの日、断食斎戒を行うのです。』と言った。御使いSAWは、『我々こそ、ムーサー(平安を)との関係がより密接であり、断食斎戒をするのによりふさわしい。』と言われ自らその日の断食斎戒をなされ、人々にも命じられた。」 預言者ムーサー(平安を)は、イスラームの道を歩まれ、我々ムスリムが慕っている方なので、預言者さまSAWは、この日に断食斎戒をなされ、人々に断食斎戒をするように勧められたのである。預言者さまSAWは、次のように述べておられる。「来年も生きているなら、ムハッラム月の10日に加えて9日にも断食斎戒を行いたいものだ。」 それは、ユダヤ教徒が行う断食斎戒はアーシューラーの日のみであるが、我々ムスリムがムハッラム月10日に加え9日にも断食斎戒を行うことでユダヤ教徒との違いを敢えて示すということである。従って、これらの二日間に断食斎戒を行うのが望ましい。これらの日の断食斎戒が困難ならば、ムハッラム月の内のいずれかの月曜日と木曜日の2日間、ないし、月の半ばである13日から15日の3日間などに行うがよかろう。そうする事が来世への備えとなる。アッラーは、クルアーン・ガーフィル章において述べておられる。
「誠に、現世の生活においても、また、証言者たちが立つ日(審判の日)においても、必ず、われは、われの使徒たちと信仰する者たちを助ける。」(40章 51節)
この章節は、礼拝し断食斎戒を行うならば助けが保証されると言うことの証明である。その他の種々の善行を熱心に行うならば、アッラーは、援助の手を差し延べられ、御加護下されるということである。アッラーは、善行を行う者を愛し、アッラーに懺悔する者を御導きになられるのであるが、アッラーは、人々にそうさせたいと願っておられるということである。預言者さまSAWは、次のように述べておられる。「その御方に誓って、あなた方の誰かが天国に今にも手が届きそうな程の立派な行いをしながら、最後に彼の(運命の)定めが彼に先行して、遂に、地獄の住人になる行為をしてしまう。そして、そこに入ってしまうこともある。また一方、あなた方の誰かが地獄の住人になる行為をし続けて、彼とその間が今にも手が届きそうな位になったとき、彼の(運命の)定めが彼に先行して彼は、天国の住人になる行為をする。その結果彼は、天国に入ることになる。」 アッラーは、信者の死の直前までの行為を御覧になられ、公平に審判なされるということである。
アッラーは、クルアーン・預言者章において述べておられる。
「われは、審判の日のために公正な秤を置き、たとえ、介子粒一個の重さであっても(証拠として)持ち出すので、一人として不当に扱われることはない。…」(21章 47節)
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ、聖なる月、特に、ムハッラム月に、善行を沢山積むことが出来るように御力添え下さい。
アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン
Donation :)
All our activities are supported by generous donations from people. Donate for a good reason and help the community in Japan
礼拝時刻 金曜礼拝とフトバ
First Jumma Khutbah: 11:50 am
Second Jumma Khutbah: 12:30 pm
Last Jumma Khutbah: 13:00 pm