大塚マスジド　金曜日礼拝ホトバ　要約

（２０２3年07月07日）

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。私たち信仰する者は、アッラーがあられ、天使が、アッラーの書クルアーンが、アッラーの使徒たちが、終末の日が、良い悪いはともかく運命があることを信じる。そして、私たち信仰する者は、アッラーが主であられることを、イスラームが私たちの宗教であることを喜びとする。アッラーは、比べ得る何ものもない唯一の御方であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーの使徒であることを証言する。

信者たちよ。アッラーは、クルアーン・食卓章において述べておられる。

「 ･･･アッラーを畏れなさい。アッラーは、お前たちの胸の中に抱くことを熟知なされる。」（5章　7節）

信仰篤い信者は、自分自信を愛するように信仰の仲間を愛するものである。仲間の役に立ちたいと願い、自分に起こって欲しくないことが仲間にも起こってほしくないと望み、そして、自分に期待することが仲間にも期待通りになってほしいと願う。至高のアッラーは、そういう信仰篤い信者を楽園へと導かれるだろう。預言者さまSAWは、述べておられる。「火獄に入れられるのを救済してほしいと願い、楽園に導かれたいと願う信者は、自分にして欲しいことを、仲間の信者にしてあげるのが良いだろう。」　仲間の信者の幸福を願う心を持つことは、信仰がしっかりしていることの一つである。信者たちは、信仰の仲間を愛し尊重し、親愛と敬意の心をもって接し、あらゆる点で良くあってほしいと願うことが大事であり、実はそのことは、信仰篤いことの要素の一つなのである。預言者さまSAWは、述べておられる。「信仰篤い信者というものは、自分にあってほしいと願う良いことが信仰の仲間に起こってもらいたいと願うものである。」

アッラーは、クルアーン・巡礼章において述べておられる。

「･･･主に仕え、そして、善行に努めなさい。きっと、お前たちは、成功するであろう。」（22章　77節）

アッラーの御悦びと御加護を誘う信仰篤い信者が信仰の仲間に対して行う最善の行為とは、その信仰の仲間の為に忘れず継続的に祈願することである。信仰の仲間が良くあって欲しいと願う信者は、その仲間がいない時に祈願するならもっと良い。預言者さまSAWは、述べておられる。「信仰の仲間がいない時にその仲間の為に行う祈願は、きっと叶えられるだろう。信仰の仲間の為に祈願する時には、この特別の良い行為に対して天使は、『アーミーン。あなたにも、祈願と同じものが叶いますように。』と唱和するだろう」

信者たちよ。信仰の仲間が良くあってほしいと願うことについてであるが、信仰篤い信者は、信仰の仲間がいない時に御加護して頂けるように祈願し、危害が及ばないように願う。アッラーの御使いSAWは、次のように述べておられる。「或るムスリムが信仰の仲間がいない時に名誉を守ってあげるとすれば、審判の

日にアッラーは、そのムスリムを火嶽の火から守って下されるだろう。」　信仰篤い信者は、信仰の仲間が良くあるように望むものであるが、それは、雇い入れている人に、学校では生徒に、家族の各人に、出会ったり係わりを持ったりする人々に、ということである。生活の各場面で出会う信者たちが自分と同様に良くあって欲しいものだと願いなさいということである。全ての信者が良くあって欲しいと願い、全ての信者に好意を抱き、高め合おうと努めたいものである。そして、子供たちを良く育成しようではないか。その結果として、良好な、幸せに満ちた、発展する、しっかりとした指導者に導かれる社会が実現するだろう。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ。信仰の仲間が良くあるように願う信仰篤い信者の一人であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。　アーミーン