大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
(2022年11月25日)
あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーは、比べ得る何ものもない唯一の御方であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーの使徒であることを証言する。
信者たちよ。アッラーは、クルアーン・識別章において述べておられる。
「『主よ、心の慰めとなる妻と子孫を私たちに与え、主を畏れる者の模範にして下さい。』と(祈って)言う者。」(25章 74節)
誠に、家族というものは、天恵の素晴らしいものである。アッラーは、クルアーン・蜜蜂章において述べておられる。
「アッラーは、お前たちの為に、お前たちの間から配偶者を定め、配偶者からお前たちの為に子女や孫を与えられる。また、(生活の為に)良いものを与えられる。それでも、彼ら(不信仰者たち)は、虚偽を信仰して、アッラーの恩恵を拒否するのか。」(16章 72節)
家庭における一家の幸せや満足を確実にする基盤として、夫婦相互の愛やいたわりの心が大層大事であると、アッラーは強調なされる。アッラーは、クルアーン・ビザンチン章において述べておられる。
「その御方がお前たちの中から、お前たちの為に配偶者を創られたのは、その御方の印の一つである。お前たちは、配偶者によって安らぎを得るよう(取り計らわれ)、お前たちの間に愛と情けの念を植え付けられる。誠、そこには、考え深い者への印がある。」(30章 21節)
夫婦相互の愛やいたわりの心が確かであり、望ましい状態にあるときには、その夫妻の家庭の子供たちは、自分たちが愛情、哀れみ、加護、好意に包まれていると感じるものである。そうした家庭の夫婦は、主とのつながりを強くし、創造主の御前で教えを守る。即ち、信仰がしっかりしているが故に、互いの思いやりが強くなり外観ににじみ出るだろう。
アッラーは、クルアーン・ルクマーン章において述べておられる。
「(ルクマーンは、言った。)『息子よ、たとえ芥子粒程の重さでも、それが岩の中、または、空の上、ないし、地の下に(潜んで)いても、アッラーは、それを探し出される。誠に、アッラーは、深奥の神秘を知っておられ、(それらに)精通なされる方であられる。』」(31章 16節)
誠、良い家族というものは、両親が自分たちの役割、特に、子供を如何にして育成するかを心得ている。そうした両親は、子供たちに情熱をもって接し、親子相互の愛と思いやりの関係を深め、良い結果を生み出す。例えば、そうした両親は、愛情表現とか励ましの為に、時には、子供をハグし、親は、子の得意や興味を知ろうとして時間をつくり、才能を引き出してあげようとする。また、勉強を見てあげる為に時間をついやす。親としては、子
供が悪い道へ行かないように、良い仲間に入って交流し良いものを身に付けてほしいと望むものである。預言者
さまSAWは、述べておられる。「子供には、親に対し権利がある。」 子供が親に対する権利とは、家族の中で育ち、成長するということである。即ち、家族の中で、安心して平穏に暮らすということである。家族というものは、あらゆる危険、危害から子供を守ろうとする。そこには、物質的、精神的、道徳的な危険、危害が含まれる。麻薬とか酔わせるものといった常習の危険を伴う物質的なものだけではなく、仮想世界を操るデジタル技術による映像や悪意のあるものが、そこには、含まれている。親としては、管理が行き届いていない物の世界に自分の子供を行かせないように、管理されていないデジタルの世界に子供を行かせないことである。仮想世界というのは、危険な物質世界と同様に危険をはらんでいるのである。親としては、害になるものを家に持ち込まないようにすると同時に、管理されていなくて害となり得るデジタル世界と子供たちが関わるのを防ぐことが必要となっている。
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブーバクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ。家族の結束がある子供を守る良い家庭を築けるように、御加護下さい。
アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。正しい道を歩む忍耐強い者であるように、御加護下さい。
アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ。日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン
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Prayer Timings
First Jumma Khutbah: 11:50 am
Second Jumma Khutbah: 12:30 pm
Last Jumma Khutbah: 13:00 pm