大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
Posted on : 日 12 6月 2022

両親に孝行であり、そして、両親の為に祈願しようではないか

(2022年6月10日)

あらゆる賞賛は、世界、宇宙の主であられるアッラーのもの。アッラーは、しもべが主を心から思って行う行為を受け入れられる。アッラーは、比べ得る何ものも存在しない唯一者であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。アッラーは、クルアーン・夜の旅章において述べておられる。

「お前の主は、命じられる。その御方以外の何者をも崇拝してはならない。また、両親に孝行しなさい。もし、両親か、ないし、そのどちらかがお前と一緒にいて老齢に達しても、彼らに、「ちえっ」とか荒い言葉を使わず、親切な言葉で話しなさい。」(17章 23節)

アッラーがしもべたちにそのように命じられる理由について、クルアーン・砂丘章において述べておられる。

われは、両親に対し優しくするようにと人間に命じた。母親は懐胎に苦しみ、分娩に苦しむ。懐胎してから離乳させるまで30ヶ月かかる。・・・」46章 15節)

その上、子の両親というものは、子の成長に生活をかけ、子を良く躾ける為、子の良い教育の為に努力する。また、子に良いことを植え付けたいとの為には、努力もお金も惜しむことはしない。こうしたことは、子を育てる親にとって当たり前のことである。それ故に、自分の両親に親切を尽くすことは、イスラームでの義務であり、自分の両親に親切を尽くす姿は、自分の子供へと伝わってゆく。即ち、きちんとした良い行いは、それを見る子へと伝わり、子は同様なことをすることだろう。両親に対し親切を尽くす信者は、喜びを得ることになるに違いない。そうした信者というものは、両親がまだ健在であるかどうかにかかわらず、両親の為に多くの祈願に努めるものである。

アッラーは、クルアーン・夜の旅章において述べておられる。

「そして、敬愛の情を込め、両親に対し謙虚に翼を低く垂れ(優しくし)て、『よ。幼少の頃、私を愛育してくれたように、2人の上に御慈悲を御授け下さい。』と(祈りを)言うがいい。」17章 24節)

両親の片方か、ないし、両親が亡くなっていれば、敬虔な信者は、健在な親への親切を続け、そして、亡くなった親の為には、過ちの赦しを祈願し、楽園に入れて頂けるように祈願することだろう。また、借金を残して亡くなったならば、肩代わりして返済し、親の名によって喜捨することだろう。更には、親と親しかった人々との親交を保つことだろう。アブドッラー・ビン・ウマルは、預言者さまSAWが次のように語ったとして伝えている。「最も素晴しい親孝行とは、自分の父親の親友に対して親切に振る舞うことである。」 教えに従った良い行いを通じて、敬虔な信者は、アッラーの御悦びを願う者である。預言者さまSAWは、次のように述べられた。アッラーの御悦びは、両親の喜びを求める信者のところにある。

 

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ。両親に親切に接する者であるように御導き下さい。

アッラーよ。両親の為に祈願する信者であるように御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

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