あらゆる賞賛は、世界、宇宙の主であられるアッラーのもの。アッラーは、しもべが主を心から思って行う行為を受け入れられる。アッラーは、比べ得る何ものも存在しない唯一者であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。
信者たちよ。イスラームの教えによれば、アッラーはしもべを愛し、アッラーはしもべに愛されるということがはっきりしている。アッラーは、クルアーンの多くの章節の中で、悔悟しアッラーの許へと帰る者、自分を浄化する者、忍耐を続ける者、品行の良い者を愛されると述べておられるからである。
アッラーは、クルアーン・雌牛章及びイムラーン家章において述べておられる。
「…誠、アッラーは、悔悟し戻ってくる者を愛され、また、誠実な者を御好みであられる。」 (2章 222節)
「…アッラーは、良い行いをする者を愛される。」 (3章 148節)
アッラーが愛される者、その者は、現世でも来世でもそれ相応の報酬を与えられる。
信者たちよ、アッラーの愛がしもべに対し示されるなら、そこには、印が見い出される。次のような印である。
1.アッラーは、愛する者を、現世で欲望に溺れないように、悪事で汚れることがないように護って下される。そのことは、アッラーが愛される者を貧乏にするとか、愛されない者を金持ちにするとかいうことを意味している訳ではない。現世の雑多なことで忙し過ぎることがないように護って下されるということである。
2.アッラーは、愛するしもべには、物事が容易であるように図って下され、現世と来世の両方で加護して下される。他人に、配偶者に、子供に優しく自然に接する人を見掛けるとすれば、それは、アッラーがその人を愛しておられる印を見ているということである。
3.アッラーがしもべに試練を与えられることについて、預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーによるしもべへの試練の厳しさは、アッラーからの報酬の素晴らしさに見合ったものである。もし、アッラーが誰かを愛されるなら、その者に試練を課され、忍耐強い者をアッラーは承認なされる。試練に従わずアッラーが承認なされない者は、アッラーの御怒りを受けることとなるだろう。」 そして、アッラーは、誰に試練を課されようとなさるのかという問いに対して、預言者さまSAWは、「預言者、それに次いでそれに近い人物、さらにそれ以下の人物である。しもべたちは、その信仰心の強さに従い試練を受けるであろう。アッラーは、悪事を起こさずに地上で生きて行くようになるまで選ばれた者を試される。」
4.良い結末ということについてである。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーが或る者を愛される時
には、結末を良いものとして下される。即ち、人生の終わりの部分に善行を御用意下されるということである。」
信者たちよ。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べられている。
「(ムハムマドよ)言ってやるがいい。『あなたたちがもし、アッラーを敬愛するならば、私(ムハムマド)に従いなさい。そうすれば、アッラーは、あなたたちを愛され、あなたたちの罪を御赦しになられる。アッラーは、寛容で慈悲深くあられる。』」(3章 31節)
アッラーに愛して頂きたいならば、アッラーを愛し、預言者さまSAWを愛し、教えに従うことである。アッラーは、ハディースを介して述べておられる。「しもべよ、われがお前を愛するようになるまで、礼拝などの信仰行為に励み、われに近付きなさい。そうすれば、われは、お前が聞くものを聞き分ける耳となり、お前が見るものを見分ける目となり、掴む手となり、歩む足となるであろう。そして、もし、お前がわれに要求するならば、われは、お前に与え、お前がわれに加護を求めるならば、われは、お前を加護しようではないか。」 信仰行為に勤しみ、アッラーが課されるものを逃すことなく行い、アッラーの御側近くに居られるようになろうではないか。
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ、あなたさまを愛し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、預言者さまSAW を愛し教えに従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン
Donation :)
All our activities are supported by generous donations from people. Donate for a good reason and help the community in Japan
Prayer Timings
First Jumma Khutbah: 11:50 am
Second Jumma Khutbah: 12:30 pm
Last Jumma Khutbah: 13:00 pm