大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
(2023年02月10日)
あらゆる賞賛は、アッラーのもの。私たち信仰する者は、アッラーがあられ、天使が、アッラーの書が、アッラーの使徒たちが、終末の日が、良い悪いはともかく運命があることを信じる。そして、私たち信仰する者は、アッラーが主であられることを、イスラームが私たちの宗教であることを喜びとする。アッラーは、比べ得る何ものもない唯一の御方であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーの使徒であることを証言する。
信者たちよ。アッラーは、クルアーン・集合章において述べておられる。
「もし、われがこのクルアーンを山に下したならば、へりくだってアッラーを畏れ、粉々に砕けるのを見るであろう。こんな譬えを、われが人間に示すのは、きっと熟考すると思うからである。」(59章 21節)
クルアーンは、それほどまでに偉大なものであり、過去の啓典を確認する位置づけとして、預言者たちの封印、即ち、最後の預言者に啓示された。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。
「その御方は、真理をもって、(ムハムマドに)啓典を啓示され、以前の啓典の確証である。・・・ 」(3章 3節)
物事を深く考える者は、クルアーンを読み内容をとらえようと努め、敬虔で謙虚になってゆく。アブドッラー・ビン・マスウードは、伝えている。アッラーの御使いSAWは、私にクルアーンの読唱をお求めになった。それで、「アッラーの御使いよ。あなたに啓示されたものなのに、私があなたにお読みするのですか。」と言うと御使いは、「私以外の誰かから、それを読誦するのを聞きたいのです。」と言われた。そこで、私は、婦人章の、「われが、それぞれのウンマから証人を連れ出し、あなた(ムハンマド)を彼らの悪事(イスラームを嘘というなど)に対する証人とする時(彼らは、)どんな様子であろうか。」(4章 41節)を読娼し頭を上げた。その時、私は、御使いSAWが涙を流さしておられるのを見た。このことは、物事をよく考えながらクルアーンに接する人々の様子でもある。そうした人々は、心が敬虔さと崇拝の気持ちで満たされ、心が浄化され、性格に変化が生まれ、生き様がより良いものとなってゆく。人の心を良いものに完全に変えてしまうクルアーンの力は、それが持つ計り知れない深い意味と、あいまいなところのない雄弁な語り口にある。
アッラーは、クルアーン・集団章及びアル・ヒジュル章において述べておられる。
「少しも曲ったところのないアラビア語のクルアーンである。・・・」(39章 28節)
「誠に、われこそは、その教えを下し、必ずそれを守護するのである。」(15章 9節)
信者たちが、クルアーンから正しく学ぶことが出来るように、アッラーは、クルアーンが手を加えられ改変されたりしないように見守っておられる。アッラーは、クルアーン・戦利品章において述べておられる。
「敬虔な信者は、アッラーのことに話が進んだ時、胸が(畏敬の念で)おののく者たちで、彼らに印(クルアー
ン)が読誦されるのを聞いて信心を深め、主への信頼を強くする者たちである。」(8章 2節)
このことは、クルアーンから指針を得ようとする信者にとっては、当然のことであり、彼らは、心のいやしをそこに見出す。アッラーは、クルアーン・夜の旅章及び雷電章において述べておられる。
「われが下したクルアーンは、信者にとっては(精神的な)いやしであり慈悲である。・・・」(17章 82節)
「これらの信仰篤い者たちは、アッラーを唱念し心の安らぎを得る。・・・」(13章 28節)
我々信者がアッラーに御導き頂きたいと御願いするまっ直ぐな道とは、現世と来世において本当の幸せと至福に通じている道である。アッラーは、クルアーン・ターハー章において述べておられる。
「・・・われから導きが下りわが導きに従う者は、誰でも迷うことなく、また、不幸(火嶽に導かれる)には至らないであろう。」(20章 123節)
御使いSAW は、「審判の日、クルアーンが読誦した人の為に仲裁者として証言するだろう。」と述べられた。
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ。クルアーンの偉大さを知り、その導きに従う者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛し、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン
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