大塚マスジド　金曜日礼拝ホトバ　要約

（２０２3年05月05日）

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。私たち信仰する者は、アッラーがあられ、天使が、アッラーの書が、アッラーの使徒たちが、終末の日が、良い悪いはともかく運命があることを信じる。そして、私たち信仰する者は、アッラーが主であられることを、イスラームが私たちの宗教であることを喜びとする。アッラーは、比べ得る何ものもない唯一の御方であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーの使徒であることを証言する。

信者たちよ。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。

「･･･アッラーを畏れる者たちには、主の御許に楽園があり、川が下を流れている。 彼らはその中に永遠に住み、純潔な配偶を与えられ、アッラーの御満悦に浸るのである。･･･ 」（3章　15節）

アッラーに認めて頂けるように努力しなさい。アッラーに認められ、アッラーの御悦びを得ること以上のことはないのである。その結果は、大きな報酬と位階向上を得ることであり、この章節にある通りの楽園で生きることであるから、各自その為に努力しなさい。それは、得ようとして努力し全てを得るか、まったく何も得られないかのいずれかなのである。アッラーは、クルアーン・悔悟章において述べておられる。

「･･･最も偉大なものは、アッラーの御悦びである。それを得るのは、至上の幸福達成である。」（9章　　72節）

即ち、この章節では、何に比べても最も良いものとは、アッラーの御悦びを得ることであると語られている。アッラーの御悦びを得ることによって、信者は誰もが精神性の高みに到達できるだろう。預言者さまSAW は、述べておられる。「アッラーよ。私は、あなたさまの御命令に従うことによって、あなたさまの御悦びを求めます。」　我々信者は、アッラーの御命令に従うことに献身し、立派な信仰行為を果たすことにより、アッラーに認めて頂けるということである。その結果、アッラーの御悦びが得られるということである。

アッラーは、クルアーン・勝利章において述べておられる。

「･･･あなたは、彼等（預言者さまと教友たち）がルクウしサジダして、アッラーからの恩恵と御満悦を求めるのを見るだろう。彼らの印は、額にあるサジダによる跡である。･･･」（48章　29節）

しっかり礼拝に励み、御命令に従い、禁止されていることを行わないことにより、アッラーの御承認と御悦びを得られるということである。アッラーは、そうする者に対して満足なされ、それらの者は、アッラーに満足を覚える。それは、アッラーを心から畏れている状態に達しているということであり、そこまで達した敬虔な信者は、振舞は美しく、性格は良く、正直であり、あらゆる面で好ましい。

アッラーは、クルアーン・食卓章において述べておられる。

「アッラーは、仰せられよう。『これは、彼ら正直者が、正直ゆえに得をする日である。彼らには、川が下を流れる楽園があり、永遠にその中に住むであろう。』　アッラーは、彼らを喜ばれ、彼らは、その御方に満足する。それは、大願の成就である。」（5章　119節）

そうした信者は、アッラーが与えて下さるあらゆるものに満足し感謝する。この満足が、アッラーの教えを守るという献身的な態度を突き動かし、あらゆる行いを良くしようとする。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーのしもべの一人が沢山の良い行いをすることでアッラーの御悦びを求める。それを続けていると、アッラーは、天使ジブリールに次のように語られます。『われのしもべの誰それは、われが悦ぶのを願っている。それ故、彼に慈愛をあげようではないか。』　すると間もなくして、地上の彼の許に慈愛が降りてくる。

アッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。

「慈悲深い御方は、信仰して善行に励む者に慈愛を与えられるであろう。」（19章　96節）

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ。あなたさまに認められ、御悦びを得られる者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛し、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ。預言者ムハムマドSAW をお手本として従い、イスラームの教えを守る者に、して下さい。

アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。　アミィーン