大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
(2023年05月26日)
あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。
信者たちよ。アッラーは、クルアーン・家畜章において述べておられる。
「 だが、これ(クルアーン)は、われが下した祝福された啓典である。だから、これに従って、お前たちの義務を尽くしなさい。きっと、お前は、慈悲に満たされるであろう。」(6章 155節)
慈悲によって啓示されたクルアーンについてであるが、預言者さまSAWがマッカからマディーナへ遷都する前に啓示されたマッカ啓示のマルヤム章について見てみようではないか。このマルヤム章の注目すべき点の一つは、アッラーの何でも可能になされる御力と慈悲の大きさの証拠が詳しく見られることである。そこでは、アッラーが父親がいるはずもない子供を誕生させるという不思議を証拠づけている。アッラーが御望みのことを実現なされる広大な御力については、アッラーから洞察力を与えられた信者の心へと徐々に伝わってゆく。アッラーは、預言者イーサーの母マルヤムRAについて語ってゆく。彼女は、諸預言者の中でも秀でた預言者イーサーを出産した気高い女性なのである。アッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「食べ且つ飲んで、あなたの目を冷しなさい。そして、もし誰かを見たならば、『私は、慈悲深き主に、斎戒の約束をしました。それで、今は、誰ともお話しません。』と言ってやるがいい。」「それから、彼女は、赤子を抱いて自分の親戚たちの許に帰って来た。彼らは言った。『マルヤムよ。お前は、何と、大変なことをしてくれたのか。」「『ハールーンの(流れをくむ)姉妹よ。お前の父親は、悪い人ではなかった。母親も、ふしだらな女ではなかった。』」「そこで、彼女は、赤子を指さした。・・・」(19章 26–29節)
非難を浴びる状況にあって、マルヤムは、言い訳すことなく沈黙を守った。主を信頼していたが故にマルヤムは、主の教えを守り、赤子を指さすだけの行動をとった。
アッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「・・・彼らは、言った。『どうして、私たちは、揺り籠の中の赤ん坊と話すことが出来ようか。』」(19章 29節)
アッラーは、赤子がしゃべるという不思議なことを現実のものとなされた。
アッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「(その時)彼(赤子)は、しゃべった。『私は、誠に、アッラーのしもベです。その御方は、啓典を私に授け、また、私を、預言者になされました。』」(19章 30節)
この不思議なことを通じてアッラーは、親戚たちが主張する事柄に対してマルヤムの潔白を立証した。それは、マルヤムの息子である赤子が母親を擁護したということである。アッラーは、マルヤムとその息子を創造とはど
ういうものであるかの事例として示されたのである。
信者たちよ。クルアーンのマルヤム章を読み、意味を深くとらえようとする信者は、個性ある諸預言者やそれぞれの役割を負う諸預言者に出会う。諸預言者は、それぞれに主に献身的に従い、従って、来世では、楽園を約束される。アッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「アドン(エデン)の楽園、それは、信じていても目には見えないものだが、慈悲深い御方がそのしもべたちに約束なされたものである。誠に、御約束は、常に、果たされる。」(19章 61節)
アッラーの教えを守り善行に努める信者につきアッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「信仰して善行に励む者に対し慈悲深い御方は、恩恵を与えられるであろう。」(19章 96節)
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ。マルヤム章を読みアッラーの御力の本性を知る者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛し、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン
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礼拝時刻 金曜礼拝とフトバ
First Jumma Khutbah: 11:50 am
Second Jumma Khutbah: 12:30 pm
Last Jumma Khutbah: 13:00 pm