大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約
(2024年05月24日)
あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには、共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。
信者たちよ。アッラーは、供給者であられ、御望みに従って食料や物を行き渡らせられる。
「誠に、アッラーこそは、糧を授けられる御方。堅固なる偉力の主であられる。」(51章 58節)
アル・ラザック(供給者)は、アッラーの属性、ないし、御名前の一つである。アッラーがしもべの皆、即ち、アッラーを畏れる者、そうではない者にも、生きるための糧を授けられる唯一の御方であられるのが、この御名前の理由である。その御方は、植物、動物、創造物の全てに授け、育成なされる。
アッラーは、クルアーン・フード章において述べておられる。
「地上のあらゆる生きもので、御恵みをアッラーからいただいていないものはない。・・・」(11章 6節)
慈悲心と英知によってアッラーは、あらゆる創造物に対する生きる糧を保証しておられる。実は、アッラーは、或る創造物に対するある糧を、その者の為に止めてしまうことがある。アッラーが与えるのを差し控えるのには、理由があり英知の結果である。アッラーが選ばれる以外に、受ける者には、選びようはなく、アッラーの御配慮の御蔭と理解するというものである。アッラーは、クルアーン・蜜蜂章において述べておられる。
「また、アッラーは、ある者に外の者以上に御恵みを与えられる。・・・」(16章 71節)
信者たちよ。生活の糧とはどういうもののことか、深く考えてみようではないか。確かに、生活の糧とは、財産とか、所有する物に限る以上に広範のものであり、アッラーによって創造物に授けられるあらゆる贈り物を含むものであり、生活の糧が確かにあるというアッラーへの信頼と確信、健康であるということ、安心といったものがそれである。結婚というものもまた、生活の糧の一つであり、配偶者間、子供との間の愛情というものがそこにはある。アッラーは、クルアーン・蜜蜂章において述べておられる。
「また、アッラーは、お前たちのために、お前たちの間から配偶者を定め、配偶者からお前たちのために子や孫を与えられる。また、良いものを与えられる。・・・」(16章 72節)
また、頭が良いとか、理解力に優れているというものもまた、生活の糧の一つのものである。それは、成功を呼び、満足を知り、幸福な生活を生む。預言者さまSAWは、「家で、安心し健康で目覚め、日々の食べ物が足りているなら、それは、全世界を得たようなものである。」と述べておられる。また、良い評価を得るというのも、生活の糧の一種であり、人を愛し、互いに好意を持つというのも生活の糧である。
アッラーは、クルアーン・創造者章において述べておられる。
「人々よ。お前たちに対するアッラーの恩恵を思え。天と地からお前たちに生活の糧を与えられる創造者が、アッラーの外にあるのか。その御方の外には神はないのである。・・・」(35章 3節)
それでは、なぜ、多くの人々が、アッラーの恩恵に失望するのか。感謝すべき御方であられるアッラーに、与えて下されることに感謝することであり、感謝こそ大事である。
アッラーは、クルアーン・イブラーヒーム章において述べておられる。
「・・・お前たちが感謝するなら、われはきっと、お前たちへ(の恩恵を)増やすであろう。・・・」(14章 7節)
生活の糧を増やしてもらいたい思う者は、感謝し、生活の糧を得ようとして種々の努力をいてみなさい。
預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブーバクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。
アッラーよ。十分な生活の糧をいただき、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ。日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン
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礼拝時刻 金曜礼拝とフトバ
First Jumma Khutbah: 11:50 am
Second Jumma Khutbah: 12:30 pm
Last Jumma Khutbah: 13:00 pm