知識を得ようと努め、また、子供たちが知識を得るのを助けなさい
投稿 : 2022年09月17日 (土)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約

(2022年916日)

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーは、比べ得る何ものもない唯一者であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーの使徒であることを証言する。

信者たちよ。アッラーは、クルアーン・雌牛章及び悔悟章において述べておられる。

「・・・アッラーを畏れなさい。アッラーは、お前たちを教えられた御方であられる。アッラーは、あらゆることを熟知しておられる。」2章 282節)

「言ってやるがいい。『(良い事を)行え。アッラーは、お前たちの行いを御存知であられる。アッラーの使徒と敬虔な信者たちもまた(見ている)。・・・』」(9章 105節)

この章節については、自身が望む目的や目標を果たそうとして善行を積むのに努力する信者に対する励みとなるものがある。そして、善行を積むということは、有益な知識があってのことである。正しい知識は、判断力が確かであるのを助け、思考に成熟をもたらし、順調で成功裡な将来を迎えるのを助けるものである。それ故、正しい多くの知識を身に付けることは大事であり、アッラーは、クルアーン・ターハー章において述べておられる。

「・・・(祈って)言いなさい。『よ。私の知識を深めて下さい。』」(20章 114節)

このことについて、アッラーの御使いSAWは、「知識を得ようとすることは、ムスリム皆にとっての務めである。」と述べておられる。要するに、ムスリム各自にとって、知識を求める行為は、生涯続く休むことのない旅に例えられるものである。即ち、知識を求めることは、生きる時間を充実させ、人生における投資にも相当するものである。知識を求めて自分の時間を費やす信者は、努力し、時には、苦痛を感じるに違いない。だが、確かな知識を得た者は、周囲から尊敬されるというのが知識にまつわる貴重な事柄である。さて、アブー・フライラRAは、アッラーの御使いSAWが次のように語ったとして伝えている。「人が死んだとき彼の行為は、次の三つを除いて中断し、死後に役立つことは無い。それらは、繰り返し行われたサダカと役に立つ知識と彼のために祈りを捧げる信仰心篤い子供である。」

信者たちよ。子供たちに知識を得るように導くことは、親たちにとっての大事な役割である。そうすることが、子供たちは知識を得たり学習したりという目標達成の助けとなる。知識を熱心に求め知識を得ることを成し遂げた学者をについて見てみると、そこには、親の協力、あらゆる困難に立ち向かう忍耐、資金的な援助が見いだされる。親の助けをちゃんと受けた学者について見ると、その時代の最も聡明な学者というものなっている。また、子供たちを導く先生という存在の役割について見てみるならば、先生たちの地位と努力を評価することとなる。従って、親も先生も、子供を加護することに熱心であって欲しく、最善を尽くして子供の育成と成長を見守って

もらいたいものである。信者たちを良い行いへと駆り立てる立派な宗教イスラームというものが、そこには、あるではないか。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブーバクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ。知識を得ようと心がけ、子供たちが知識を得るのを助ける者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。子供たちに愛情を注ぎ、良い成長を見守ってあげられる者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。正しい道を歩む忍耐強い者であるように、御加護下さい。

アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ。日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

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礼拝時刻 金曜礼拝とフトバ

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Second Jumma Khutbah: 12:30 pm

Last Jumma Khutbah: 13:00 pm