大塚マスジド　金曜日礼拝ホトバ　要約

（２０２3年06月02日）

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。私たち信仰する者は、アッラーがあられ、天使が、アッラーの書が、アッラーの使徒たちが、終末の日が、良い悪いはともかく運命があることを信じる。そして、私たち信仰する者は、アッラーが主であられることを、イスラームが私たちの宗教であることを喜びとする。アッラーは、比べ得る何ものもない唯一の御方であられる。私は、アッラーの外に崇拝する存在はないことを証言し、また、ムハムマドは、アッラーの使徒であることを証言する。

信者たちよ。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「 人々よ。お前たち、また、お前たち以前の人々を創られた主に仕えなさい。きっと、お前たちは、しっかり信仰を身に付け、自分を守るであろう。」（2章　21節）

さて、天使たちが地上の生きとし生けるものを思い祈願していると、アッラーは、クルアーン・相談章において述べておられる。

「 ･･･天使たちは、主を讃える言葉を繰り返し、また、地上のものの為に赦しを請い願う。･･･」（42章　5節）

即ち、常に良くあるようにと天使たちが求め祈願するといことがそで述べられている。そして、良い行いに努める者の為に特別に祈願するということである。例えば、マスジドでの集団礼拝を最前列で行おうとしてマスジドへ急ぐような信者の信仰行為について、天使たちは、しっかりやろうとすることに対して力を貸し、アッラーに御加護を祈願するということである。預言者さまSAWが、「誠に、アッラーと天使たちは、集団礼拝の最前列で礼拝を行う信者を祝福なされる。」と述べたのに対し、教友たちから、「アッラーの御使いよ。二列目の信者についてはどうなのか。」と問われ、「二列目についても同様である。」と答えられた。天使たちが行う特別な祈願というものがあり、それは、良い行いをしようとして他の信者を熱心に教え誘う信者の為の祈願である。なぜなら、それを行う信者は、人々が現世と来世の両方にとって役に立つ善良な心を養うのを助けるからである。預言者さまSAWは、述べておられる。「誠に、アッラーと天使たち、また、天と地の生き物は、魚や巣穴に住む蟻でさえも、良い行いをしようと教え誘う信者を祝福するものである。」　また、信仰の兄弟について、良くあってほしいと願う信者は、ないし、信仰の兄弟がその場にいてもいなくてもその兄弟の為に祈願する信者は、天使たちによる祈願が得られるに違いない。天使たちは、その信者の祈願を受け入れて下さいと言うだけではなく、その信者の為に同様の祈願をして下されるだろう。預言者さまSAWは、述べておられる。「ムスリムがその場にいない信仰の兄弟の為に祈れば、それが兄弟の為の恩恵への祈願である限り、祈りを託された天使は、すぐにそれを受け入れる

であろう。そして、その天使は、『アーミーン。同じように、あなたにも恩恵が下されるでしょうに。』と告げることだろう。」

信者たちよ。誠に、天使たちは、信仰心篤く悔い改めようとする信者たちの為に祈願を行う。

アッラーは、クルアーン・ガーフィル章において、そのような祈願する天使について述べておられる。

「･･･（天使たちは、）主の栄光を讃え崇拝し、主を畏れる信者の為に御赦しを乞い、祈って（言う）。『主よ。あなたさまの慈悲と英知は、全てのものの上に広く及びます。悔悟してあなたさまの道を歩む者たちを御赦しになられ、彼らを火の懲罰から御守り下さい。』」（40章　7節）

心からアッラーに思いを寄せる信者についてであるが、アッラーは、ひと方の天使に代役を命じられ、その信者の為に祈願をさせられる。その祈願の言葉は、「アッラーよ。あなたさまのしもべの誰それは、あなたさまに心から思いを寄せているので、過ちを赦してあげて下さい。」である。従って、天使たちが祈願して下さるのを望む信者は、アッラーを心から思い、更に、預言者さまSAWに祝福と平安がもたらされるのを祈願するが良い。即ち、預言者さまSAWの祝福と平安を祈願する信者には、きっと、天使が祈願をして下されるだろう。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ。心からアッラーに思いを寄せることで、天使が祈願して下される者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAWを愛し、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ。仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。　アミィーン