ラマダーン月が去った後の心得

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2018年6月15日)
―― ラマダーン月が去った後の心得 ――

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。聖ラマダーン月を、喜び、期待をもって迎えたばかりなのに、残念ながら過ぎ去った。ラマダーン月の間に、アッラーに期待し祈願したことについては、その者が断食斎戒をし、タラウィー礼拝を行い、アッラーに思いを寄せ、クルアーンを読誦したことによって、御受入れ頂けることだろう。

・敬虔な思いをもって、アッラーの慈悲に期待し、ラマダーン月の断食斎戒を行った者は、幸である。これまでに犯した悪事を御赦し頂けるだろう。敬虔な思いをもって、タラウィー礼拝を行った者は、なおさらである。
・アッラーの教えを守りラマダーン月を過ごした者、アッラーの御悦びの為に夜に礼拝し、クルアーンを読んだ者は、幸である。
・心の中に湧き起こる悪事に魅力を感じる病や汚れに立ち向かった者、心を浄化した者、忠実で、正しく、親切で、自分を振り返って自分を正した者は、幸いである。
・ラマダーン月が去って、悪事を許された者、善行を倍加して頂いた者、位階を上げて頂いた者、火獄より遠ざけて頂けた者、それらの者は、幸いである。
・主が御認めなされた者、主に歓迎なされた者、主の御側に寄せて頂けた者、善行を報われた者、報酬を得た者、それらの者は、幸いである。
それ故、ラマダーン月が去ったからといって、崇拝行為を怠ったり、ないがしろにしたりすることの無いように注意を払いなさい。

ラマダーン月の間、断食斎戒を行った者よ。ラマダーン月が去った後にも、アッラーに御近づきになる為に、任意の断食斎戒を怠ることの無いようにしなさい。アブー・サイード・フドリーは、伝えている 。私は、アッラーのみ使いSAWが、「アッラーの道の為に、一日断食をする者は、アッラーが70年間、その者の顔を地獄の火より遠ざけて下される。」と言われるのを聞いた。任意の断食斎戒を、シャッワール月に始めることについて、アブー・アイユーブ・アンサーリーは、伝えている 。アッラーのみ使いSAWは、「ラマダーン月の断食を終え、続けて、シャッワール月に六日間の断食を行うのは、好ましいもので、それは、終生の断食のようなものである」と言われた。

ラマダーン月の間、タラウィー礼拝を行った者よ。ラマダーン月が去った後にも、例え、回数(ラカア)が少なくても、夜の礼拝を怠らないようにしようではないか。アブー・フライラによれば、預言者さまSAWは、「義務の礼拝の後に行う任意の礼拝の中で最良のものが、夜半に行う任意の礼拝である。」と言われた。また、アイシャーさまは、伝えている。御使いSAWは、足がむくんで疲れてしまう程に長く任意の礼拝をなさることがあった。『御使いよ。あなたさまは、過去についても、未来についても、あらゆる行いが赦されというのに、どうしてそうまでなさるのですか。』と尋ねたところ、『私は、アッラーに感謝する者ではないのかね。』と答えられた。

ラマダーン月の間、クルアーンを熱心に読誦していた者よ。ラマダーン月が去った後にも、クルアーンから遠ざかってしまうことの無いように。アッラーは、クルアーン・食卓章において述べておられる。
「・・・アッラーからの御光と、明瞭な啓典が今正に、お前たちの許に下ったのである。」「これによって、アッラーは、御好みになる者を平安の道に導き、また、その御許しによって、暗黒から光明に連れ出し、彼らを正しい道に導かれる。」(5章 15–16節)

・ラマダーン月の間、マスジドへ出掛けた者よ。ラマダーン月が去った後にも、アッラーの家から遠ざかることの無いように。そこは、良い人間性、信者としての誇りと成功を求め、拠り所となるところである。
・ラマダーン月の間、時間通りに礼拝を行った者よ。ラマダーン月が去った後にも、礼拝を忘れてしまったり、ないがしろにすることが無いように。礼拝は、自分と主とを結びつける行いであり、時間通りの礼拝は、自分を成功へと導く道である。
・ラマダーン月の間、アッラーに思いを寄せるのに多くの時間を費やした者よ。ラマダーン月が去った後にも、アッラーへの思いを絶やさないようにするが良い。アッラーに思いを寄せることは、魂を呼び覚まし、心に平安を与えてくれるからである。
・ラマダーン月の間、善良に過ごした者よ。ラマダーン月が去った後にも、善行に務め、困難な者の救済を怠らないように。アッラーが、あなたに良くして下されるように、あなたも、人に良くして上げなさい。

良い物事は、良い物事として戻って来るという自然の摂理について考えてみなさい。アブー・フライラは、アッラーの御使いSAWについて伝えている。「あなた方は、破産者とは誰か知っていますか?」と、御使いSAWが尋ねたら、一人が、「破産者とは、お金もなければ財産もない人です。」と答えた。すると、御使いSAWは、「私のウンマでは、破産者とは復活の日に、礼拝や断食や喜捨を行ってからやって来るが、かつては、人に悪態をついたリ嘲笑したり、他人の財産をだまし取ったり、他人の血を流したり、人を撲ったりした人のことです。なぜならば、彼の善行は、自らが与えた他人への損害のために帳消しにされ、また、自分の善行は別の損害のために帳消しにされ、遂に、自分の善行分は、最終判決が下る前に全部なくなって、その不足分だけの己れの罪が取り出されて己れの前に投げ出される者で、結局は火獄の中に投げ込まれる。」と言われた。折角、ラマダーン月の間に御赦しを得たのに、ラマダーン月が去った後、敬虔さを失う結果、善行が帳消しになって破産者となることがないようにしようではないか。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ。ラマダーン月が去った後、善行を継続して行う者であるように御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ。あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ。私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ。日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ。イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ。日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

Comments are closed.