大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2018年2月9日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2018年2月9日)
―― しっかりとした意図を持つことの大切さ ――

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、私たちは、いつでも神の御心の許にあり、神の御蔭により生きているのである。
アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。
「お前たち信仰する者よ、十分な畏れの心によってアッラーを崇拝しなさい。お前たちは、(敬虔な)ムスリムにならずに死んではならない。」(3章 102節)

信者たちよ、預言者ムハムマドSAWは、「行いは、まさしく、意図があってこそ存在するものてある。」と述べられた。このハディースは、意図することの大切さを強調している。意図することは、イスラームにとっての三分の一にも相当する大事な事柄である。アッラーのしもべは、三つのそれぞれの事柄によって報酬を得る。心に描く、ないし、確信すること。言葉に出すこと。行うこと。その三つである。そして、意図することは、それら三つの事柄の芯に位置するものとして存在する。このハディースは、預言者さまSAWが述べておられる事柄の中でも最も有用で、意味深いものである。信仰行為が受け入れて頂けるには、その行為に関わる意図が大切である。至高のアッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。
「真心をこめてアッラーに服従、帰依し、善い行いに励み、イブラーヒームの純正な信仰に従う者以上に優れた者があろうか。・・・」(4章 125節)
この章節で述べられている者は、至高のアッラーに忠実であるが故に、良い行いに心を打ち込む者のことである。
このことについて更に、アッラーは、クルアーン・明証章において述べておられる。
「彼らが命じられたことは、ただアッラーに仕え、アッラーに信心の誠を尽し、純正に服従、帰依して、礼拝の務めを守り、定めの喜捨をしなさいというだけのことであった。これこそ、真正の教えである。」(98章 5節)

信者たちよ、この意図するということに関するハディースの意味を十分に理解し、人生のあらゆる場面で適用すべきである。多くの日常の事柄や慣習を、良い意図を抱いた上で、教えられているとおりに行うならば、それは、信仰行為に相当する行いとなる。即ち、その結果ムスリムたちは、主からの報酬を得ることとなるだろう。例えば、アッラーの教えに従い自分の健康を高めようとの意図をもって、ハラールな(許された)ものを飲食し、そうして眠りに就くならば、その者はきっと良い報いが得られるだろう。同様に、生計の為に許された収入を得ていると信じ労働し、自足し、家族を養うならば、その者は、適正に報いられるだろう。更には、家族が仲良くありたいと意図して、自分の子供に優しくし、家族に良くするならば、その者は報酬を得るだろう。妻が、夫や家族がアッラーに御近づきになることを願い、家庭を守るならば、同様に、報酬が得られるだろう。自分の為に、地域や国の為に役立とうとして努力を惜しまず学び、そうして知識を得る者についても同様である。預言者ムハムマドSAWの教友たち(平安を)は、良い行いの前には、良い意図を持つことに努め、それを忘れないようにした。眠りに就く前にも、崇拝行為を行う時のように良い意図を持つことを怠らなかった。

アッラーの恩恵の下で、我々の崇拝行為は、良い意図を持った上で行われる。ムスリムたちは、人との係わり、良い行いをすること、公正であることの為に、自分自身の敬虔さを養うべきである。そうして、ムスリムたちは、アッラーからの報酬を獲得する。預言者ムハムマドSAWは、次のように述べておられる。「現世には、四種類の人間がいる。一番目は、アッラーから財産と知識の両方を与えられる者で、知識があるから主を畏れ、財産を生かして近親の絆を強くし、アッラーの道の為に物事を行う。人として最も恵まれた者である。二番目は、アッラーから知識を与えられるが財産は与えられない者である。知識があるのでしっかりとした意図を持つ。財産があれば財産に恵まれた者のようにするのだがと彼は思う。その者は、自分の意図に従って判断を下し、それに見合った報酬を得る。三番目は、アッラーより財産は与えるが、知識を与えられない者である。知識がないから財産を浪費し、アッラーを畏れることがない。財産によって近親の絆を強くするが、アッラーの道の為に何事かを行うことはない。人として最も恵まれない者である。最後四番目は、アッラーから財産も知識も与えられない者である。その者は、財産があれば近親の絆を強く出来るのだがと考える。自分の思い操られて物事を判断し、それに応じて悪事に身を染めてしまう。」 各自は、定命に従っており、良い意図を持つならばより高い位階が得られ、誤った意図を持つならば低い位階に留まる。そのことをこのハディースは教えている。

信者たちよ、アブー・フライラ師(平安を)によると、アッラーの御使いSAWは言われた。「アッラーはこう述べられた。『われのしもべで善行を積もうと意図しながら、それを実行しない者に対しわれは、善行一つと記録する。それで、もしも、彼がそれを実行した場合には、彼の為にその程度に応じて10から700までの善行として記録する。また、悪行を犯そうとしながら実行しなかった者に対しては、われは、何も記録に留めることはしない。万が一、その悪行を実行したとしても悪行一つと記すのみである。』」 アッラーが、どんなにか慈悲にあふれておられる御方であるか、このハディースを通して考えてみなさい。善行を行うとの意図を持った場合、その善行を完全に行うならば、報酬を何倍にもして下される御方がアッラーであられる。

信者たちよ、善行を積もうとする心からの意図は、報酬が与えられる条件である。慈悲深いアッラーは、信仰心の篤さに対しては誰にでも平等に報いられる。預言者さまSAWは、「旅人や病人の行いは、自宅で通常の生活をし、ないし健康である時に行うのと同等のことをしたと記録されるものである。」と述べられた。また、預言者さまSAWは、「常日頃、夜半の礼拝をする者が、夜半に起きようと意図して眠りにつきながら、眠さに負けて夜半の礼拝を怠ったとしても、アッラーは、起きようと意図したことを記録として書き留められる。その時の眠りは、主からの温かさがこもった贈り物となるのである。」と述べられた。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、しっかりとした意図をもったうえで物事に取り組む者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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