優れているということ(2017年10月13日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年10月13日)

―― 優れているということ ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、至高のアッラーを畏れ、アッラーに従うことは、最も大事なことである。そのことを忘れることのないようにしようではないか。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「・・・アッラーを畏れなさい。アッラーは、お前たちを教えられた御方であられる。アッラーは、凡てのことをよく御存知であられる。」(2章 282節)

信者たちよ、優れているという言葉は、色々に解釈されるが、優れているとは、熟達へと自己を磨き、自分を高めた結果の得られるものである。各人の才能、能力、独自性を引き出した結果のものである。そして、優れているということを目指して競う人というものは、自分の為、社会の為に更に熟達しようとして努力を怠らない。

至高のアッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「・・・そしで、互いにあらゆる善事を競え。・・・」(2章 148節)

優れていることによる最も大事なものとは、人生を成功させる為にしっかりと考える能力を持つことである。そして、優れているというものは、アッラーの道に適ったものでなければならない。優れているということは、現世で良いことを目指し、そして、報いを得る日、即ち、終末の日には成功を勝ち取ることに適っているものである。アッラーは、終末の日の後には、永遠の住処である天国を用意しておられるではないか。

アッラーは、クルアーン・集団章において述べておられる。

「彼らは(感謝して)言う。『アッラーに讃えあれ。アッラーは、私たちへの約束を果たし、私たちに大地を継がせ、この楽園の中では、好きな処に住まわせて下さいます。何と結構なことよ、(善い)行いに勤しんだ者への御褒美は。』」(39章 74節)

 

信者たちよ、高潔な預言者さまSAWは、人々があらゆる面で熟達するように導こうとなされる。それは、イスラームの教えからみれば基本的なものである。預言者さまSAWは、「誠に、アッラーは、物事を完全に行う者を愛でられる。」と言っておられる。優れていることを自分のものとしようとすれば、日々の生活において、自分の能力を生かすように大いに努力をしなければならない。次の世代に残るようなものを目指して、現世をより良くする行動を起こすことである。誰もが、優れている者になることが出来るのであるが、才能を持って生まれた者は、自分ながらの何かの特性を既に持っている一方で、普通の人々は、その為に特別の努力と自己研さんを積むことを必要とする。そうは言っても、才能を持って生まれてきた者であっても、大きな努力と努力の継続を要することも確かなことである。それ故、普通の人々が努力に努力を重ねて優れたものを獲得する一方で、才能を持って生まれた多くの者が、怠惰の故に自分の特別の才能を無駄にするとすれば勿体ないことである。誠に、優れているということは、自らの能力とたゆまぬ努力を当然必要としているものなのである。預言者さまSAWは、優れているということを求めるように人々に教えられ、立派な教友たちは、それを現実のものとしたのである。預言者さまSAWのウンマでは、立派な教友のことが、次のように伝えられている。一番慈悲深いのはアブー・バクルである。最も敬虔なのはオマールである。最も純粋で正直なのはウスマーンである。最も公平なのはアリー・ビン・アビ・タリブである。クルアーンを読誦するのに最も精通しているのはウバイイ・ビン・ジャバルである。合法なもの、許されたものについて最も知識があるのはムアッド・ビン・ジャバルである。誰もが頼りにする庇護者がおり、その頼りになる庇護者とは、アブー・ウバイド・ビン・アルージャラーである。ムスリムは、完全な行いをする者の行為に従うのに加えて、自ら最善の行いをするように努力し、優れている者となるのである。預言者さまSAWは、熟達を求めなさいと教えておられる。そして、「崇拝行為を行うならば、しっかり行いなさい。断食斎戒するならば、しっかり行いなさい。」と言っておられる。

 

優れていることとは、良いことを行うということであるが、別の見方をすれば、良いことを行おうと競い合うことである。人よりも優るようになりたいと願い競い合おうとする者は、時間を無駄なく使いなさい。ムスリムたる者は、何かが起こる前に良い行いを率先して行うべきである。自分の時間を、最大限に生かそうとする人は、退屈することなどない。なぜなら、そういう人々は、常々、向上しようと努力し、最後の目標を達成しようとするからであり、創造的で洞察に満ちた自分の高い目標を掲げているからである。ムスリムたる者は、時間を無駄にしたり、誤った時間の使い方をすれば、きっと失敗者となるだろうから、良い報酬が得られる良いことを目指して、自分の時間を管理しなければならない。

 

信者たちよ、達成出来る目標の高さは、どれだけ努力するか、行いをどれだけ継続するかに密接にかかっている。それで、幼年期というものは、優れたものや、熟達するという価値あるものを教えるのに最良の時期である。それ故、子供たちを、創造性に向けて導き、才能や能力を高めてあげるようにすべきである。それ故、親たる者、大人たる者は、子供の考えや話を聞いて上げる良い聞き手でありなさい。そして、子供の考えを聞いて評価し、褒めてあげなさい。子供の質問を真剣に聞いて、積極的に返事し、答えて上げなさい。そうすることが、子供の自信を高めて上げることとなるのである。更に、学校は、優れたものの重要性を教える為の大事な役割を果たす所である。先生は、子供たちに注意を払い、子供たちの才能や創造性を引き出して、伸ばしてあげなさい。子供たちが、自分の肉体面と精神面の能力の両方について自らが知るようにし、向上に務めることが出来るように導いて上げなさい。誠に、優れているということは、生活する上での基本的な目標であるべきものであり、仕事の場では、競い合って仕事の能力を高め、熟練の技を仕事の場で最大に発揮するということである。立派な仕事が出来るようにアッラーに御助けを請い、アッラーの御導きと御命令に従う者であるように求めようではないか。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

 

アッラーよ、優れているということが何であるかが分かり、それを自分のものに出来るように御力添え下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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