親による子供への良い教育(2017年9月8日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年9月8日)

―― 親による子供への良い教育 ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、イスラームは、しっかりとした基盤に立脚しており、公正さ、品行の良さ、奉仕的であることを旨としている。それ故、全ての人の幸福を確かなものとする。例えば、両親には自分たちの責任を果たすように教えており、家族、子供の世話を良くしなさいと教えている。子供の養育や子供に必要な衣食と安全などを満たすことを意味するものである。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「母親は、乳呑児に満2年間授乳する。これは、授乳を全うしようと望む者の期間である。父親は、家族の食料や衣服の経費を公正に負担しなければならないが、誰も、その能力以上の負担を強いられない。母親は、その子のために不当に強いられることなく、父親もその子のために不当に強いられてはならない。・・・」(2章 233節)

同じ視点で、預言者さまSAWは、子供を育てる責任は両親にあると強調なされ、次のように述べておられる。「あなたがたが保護者であれば、それに伴う責任がある。男は自分の家族を守る者であり、自分にその責任がある。女は、家庭を護る者であり、自分にその責任がある。」  この責任の一端である子供に対する優しさについては、預言者さまSAWに良い例を見ることが出来る。アナス・ビン・マリク師(平安を)は、「アッラーの御使いSAW以上に家族に優しくする人を見たことがない。」と述べている。そして、預言者さまSAWは、子供たちを公平に扱うのを常とされ、「アッラーを畏れなさい。それで、どんな場合でも、自分の子供たちに公平に接しなさい。」と言っておられる。預言者さまSAWは、例えば、自分の男の子にはキスするのに、女の子にはしない者のことを間違っていると言われる。ある時、預言者さまSAWの側に座っていた男のところにその息子がやって来た。すると、男は息子を膝に乗せてキスをしたのに、その後に来た娘を脇に座らせただけだった。それを、預言者さまSAWがご覧になられ、「どうして二人を同じにして上げないのですか。」とおっしゃられた。

信者たちよ。また、アッラーの御使いSAWは、孤児に対する後見は大事なことであり、後見人になることにより大きな報酬があるだろうと力説なされた。そのことに関してのハディースがある。預言者さまSAWは、「孤児を後見した者と私とは、楽園においてこのようである。」とご自分の中指と人差し指とを立てられた。

信者たちよ。父親と母親にとって、子供をきちんと世話することは大事な責任である。預言者さまSAWが示された教育方針に従って手を尽くし優しく子供の世話を果たすことが大切である。預言者さまSAWは、「何事にも優しさが伴っているなら優美であり、優しさが伴っていないならば台無しである。」と述べておられる。即ち、子供には、間違ったやり方で接してはいけないということであり、次のハディースが伝わっているのである。「一人のベドウィンが預言者さまSAWの許にやって来て、『あなたは子供たちにキスをする。だが、我々はそんなことはしない。』と言った。すると、預言者さまSAWは、『アッラーがあなたの心から優しさを取り上げてしまった後では、心に優しさを得ることは出来ない。』とおっしゃられた。」 即ち、親として子供の遠い将来を見据えて、子供には優しく接し注意深く見守り教育するということである。預言者さまSAWは、まだ幼かったアブドッラー・ビン・アッバスに、「少年よ、良いことを教えてあげよう。アッラーの教えに注意を向けなさい。アッラーは、あなたを御加護なされる。アッラーの正しい道を守りなさい。アッラーは、いつでもあなたと共にあられる。願い事をしたいなら、アッラーだけに願いなさい。助けを必要とするなら、アッラーだけに助けを求めなさい。」と教えて下さったものである。

信者たちよ。更に、子供の両親というものは、子供たちの行いや、何が不足はないかを見てやって欲しいし、良い友を選ぶことが出来るように、交友関係に注意を払ってあげて欲しい。預言者さまSAWは、「人は、友の宗教に惹かれるものである。それ故、どういう人物を友とするか誰もが配慮するべきである。」と述べておられる。また、我々は、子供たちが接しているメディアの内容について知る必要がある。マスコミや、スマートフォンなどの道具を用いてのインターネットを通じてのウエッブサイトからの情報などである。今日それらは、急速に進化する技術を駆使したもので提供される。子供に対する注意を怠らず、どんな形態にせよ子供に対する暴力、悪い会話、虐待と言ったものに接する機会を避けることは重要である。誠、アッラーの御使いSAWは、決して悪い言葉を使い、悪い話をなさることはなかった。預言者さまSAWは、「あなたがたの中の最良に人は良い品性で良い性格の人である。」と常々言っておられた。

信者たちよ。子供に対する最良の教育者とは、他人を当てにせず、自分自身で良いことを行う者である。そうした良い教育の為には、最善を尽くし、礼儀正しく、イスラームの伝統に従い、きずなを強める必要がある。そして、人助けの大切さ、年上への敬意、他人への親切、寛容、集団に対する心からの忠誠、指導力と言ったものの大切さを教えるのである。誠に、それらは、集団のきずなを強くする、祖父、父親の代から引き継がれてきた偉大なイスラームの価値ある特質なのである。預言者さまSAWは、「決してないことである。アッラーに誓って、アッラーがあなたに慈悲をかけないなどということは決してないことである。あなたは、家族や友人と良い関係を保持しなさい。貧しい人を助け、来客に親切にしなさい。災難を被った人を救済しなさい。」と述べておられる。アッラーは、慈悲の故に人々に教えを説かれ、御導きになられる。それ故、何かに従おうとするならば、アッラーに従いなさい。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、子供たちをしっかりと育て、教育できる者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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