女性の権利と役割(2017年9月15日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年9月15日)

―― 女性の権利と役割 ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。至高のアッラーは、御自身の絶対的な力と支配の御印の一つとして、森羅万象の中に番となる構造を創られた。アッラーは、クルアーン・離婚章において述べておられる。

「また、われは、凡てのものを番として創った。お前たちは留意するであろう。」(51章 49節)

番の構造を作られたことは、アッラーこそは、唯一であられることに係わりをもっているという。そのことについて、アッラーは、クルアーン・ヤー・スィーン章において述べておられる。

「アッラーの栄光を讃える。アッラーは、大地に生えるものから、彼ら自身から、また、彼らの知らないものから、すべてを(雌雄になるように)創られた方である。」(36章 36節)

森羅万象の構造の鍵であるこの事実については、各々の番について、番のそれぞれが片割れを持つということであり、それ故、番のお互いがお互いを補い合って完全となるということである。即ち、補い合いは、必要不可欠ということである。例えば、女性は、その配偶者である夫にとって平安と安心の源であり、一方、男性は、その配偶者である妻と家族の守護者であり養い主である。その上で、両者は、それぞれに権利を持ち、それぞれに役目を果たさなければならない。子、孫を育成するに当たり、出産し養育する上で女性の役目には大きなものがある。イスラームでは、集団を構築し、集団を存続する為の構成員を育むという大事な使命を女性に割り当てている。男性を助け補うことにおいて、女性にはおおいに負担をしてもらっているのであり、イスラームにあって女性は、中心的立場にあり、それを実際に行ってきている。そのこと故に、預言者さまSAWは、「女性に対して親切に振る舞いなさい。」と述べられ、男性は、女性に良く振る舞うように教えておられる。

信者たちよ、クルアーンの多くの部分で、女性の地位について述べられているではないか。

アッラーは、クルアーン・婦人章、マルヤム章及び抗弁する女章において述べておられる。

「人びとよ、お前たちの主を畏れなさい。その御方は一つの魂からお前たちを創り、またその魂から配偶者を創り、両人から、無数の男と女を増やし広められた方であられる。・・・」(4章 1節)

「またこの啓典の中で、マルヤム(の物語)を述べよ。彼女が家族から離れて東の場に引き籠った時、」「彼女は、彼らから(身をさえぎる)幕を垂れた。その時、われはわが聖霊(ジブリール)を遣わした。彼は一人の立派な人間の姿で彼女の前に現われた。」(19章 16–17節)

「自分の夫についてあなたに抗弁し、アッラーに不平を申し立(てて祈)る女の言葉を、アッラーは御聞きになられた。アッラーは、あなたがた両人の議論を御聞きになられた。誠、アッラーは全聴にして全視であられる。」(58章 1節)

更に、女性の地位について、イスラームでは、来世の報酬を受けることに関して、男性が行うことにも、女性が行うことにも分け隔てをしていないということを強調している。

アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。

「主はかれら(の祈り)を聞き入れられ、(仰せられた)。『誠にわれは、お前たちの誰のなした働きもむだにしないであろう。男でも女でも、お前たちは互いに同士である。・・・」(3章 195節)

そして、アッラーの御考えに従い、男女の片割れである女性には、然るべき権利を得るように、イスラームでは女性に配慮している。このことに関して、アッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。

「・・・男たちは、その稼ぎに応じて分け前があり、女たちにも、その稼ぎに応じて分け前がある。・・・」(4章 32節)

信者たちよ。女性の権利の一部として、努力して進歩することがある。集団における子供の良い教育が実行されるように、イスラームでは、教育と学ぶことの権利を女性に保障している。預言者さまSAWは、女性を教え導く為に、日時を割かれた。それについて、次のハディースが伝わっている。「一人の女性が預言者さまSAWの許へやって来て、『アッラーの御使いよ、男性だけがあなたさまSAWを通してのアッラーからの教えの恩恵に与かっている。あなたさまSAWの許へ出掛けますから、アッラーからの教えを私共にも教える為に日時を費やされ、時間を振り向けて下さい。』と言った。アッラーの御使いSAWは、『いついつ、どこどこに集まりなさい。』と言われた。女性が集まり、アッラーの御使いSAWが来られて、アッラーからの教えを女性たちに教えられた。」 このようにして、預言者さまSAWによる教えと導きが、多くの女性を助けることとなったのである。その結果、歴史を追って、女性の伝道者やイスラーム学者が出現するのである。このことについて、アイシャさま(平安を)は、「最良の女性は、アンサール(マッカからの移住者を受け入れたマディナの住民)の女性たちである。彼女らは内気ではあるが、宗教を知りたいと思い、深く理解したいと思う点に関しては引っ込み思案ではなかった。」と語られた。また、預言者さまSAWは、「大切にするべきはお母さんです。お母さんです。お母さんです。その次にお父さんです。」と述べられた。子供にとって母親は、父親よりも三倍の影響力があるということであり、家庭内の教育者は母親であり、女性を大事にし讃えなさいということである。同様なことは、至高のアッラーは、男は自分の妻を大事にしなさいと、クルアーン・婦人章において次のように述べておられる。

「・・・出来るだけ仲良く、かの女らと暮しなさい。・・・」(4章 19節)

信者たちよ、女性の権利を充たすことは、宗教的な要請であり、また、女性たちが女性としての務めを果たす上で助けとなるものなのである。母親として女性は、子供の面倒をみて、有用な教育を施し、思いやりをもって世話をすることになっている。母親は、それらを放棄してはいけないし、その義務に不足があってもいけないのである。そのことに関して、預言者さまSAWは、「女性は、夫の家族と子供たちにとっての保護者であり、家族をいかにまとめ、子供をどのように育成するかについて問われるだろう。」と述べておられる。妻として、女性は、夫が安心を見出すことが出来る人物であることが要請されているのである。

アッラーは、クルアーン・ビザンチン章において述べておられる。

「また、アッラーがあなた方自身から、あなた方のために配偶者を創られたのは、その御方の印の一つである。あなた方は、彼女らによって安らぎを得るだろうし、あなた方の間に愛と情けの念を植え付けられる。・・・」(30章 21節)

このように、妻は夫と親族に良くし、正しく財産、権益を護る必要がある。預言者さまSAWは、「男が身にする最良のものについて教えてあげましょう。男が見たときに彼を喜ばす高潔な女性。命令した時に素直に従う女性。遠出した時に家庭の権益を護る女性。」と述べておられる。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、夫と妻が互いによき配偶者であるように御力添え下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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