フィトラの喜捨とイード礼拝に係わる心構え(2017年6月23日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年6月23日)

―― フィトラの喜捨とイード礼拝に係わる心構え ――

アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。あらゆる賞賛と感謝は、夜の礼拝と断食斎戒をすることで人々に救済の機会をつくられ、ラッヤンの扉から楽園に入れて下される御方アッラーのもの。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、アッラーは、至高の統治者であられ、最も御赦し下される御方である。アッラーは、御望みの物事を創造なされ、崇拝は、その御方のものである。その御方は、始めも終わりもない、その御姿、本性については解明できない幽玄界の存在であられる。何かに心を寄せようとするなら、アッラーに心を寄せ、アッラーの御命令に従いなさい。アッラーは、御命令の一つ、断食斎戒について、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「信仰する者よ、お前たち以前の者に定められたように、お前たちに断食斎戒が定められた。きっと、お前たちは、主を畏れるであろう。」(2章 183節)

信者たちよ、少し前にラマダーン月を迎えたが、この清い月に別れを言う日は間もない。至高のアッラーは、月や年を設けられた統治者であられる。人々の命運は、アッラーに従うことに費やす時間に係わっているものであり、命運は、各自の思いや行いによって良くも悪くもなるかも知れない。ラマダーン月が終わりを迎えようとしているが、ラマダーン月の間大いに努力した者は、良い行いに努めた者として記録されるだろう。

至高のアッラーは、クルアーン・衣を纏う者章において述べておられる。

「・・・お前たちが、自分の魂のために行うどんな良いことをも、アッラーの御許でそれを見い出すであろう。・・・」(73章 20節)

良い知らせは、自らの許へとやって来る。断食斎戒を行い、その行いの故に、限りのない報酬を約束されるに違いない。その上、クルアーンを読誦する為に自らが発した声というものも、報酬の増加に加わるということである。最後の審判では、断食斎戒とクルアーンとが仲介役を買って出ることだろう。預言者さまSAW は、述べておられる。「断食斎戒とクルアーンは、審判の日に、仲介役となってくれるだろう。断食斎戒は、『アッラーよ、私は、その者の食事と飲むことを妨げました。私がその者の為に、仲介役となることを御許し下さい。』と言うだろう。 更に、クルアーンは、『アッラーよ、私は、その者が夜中に眠るのを妨げました。私がその者の為に、仲介役となることを御許し下さい。』と言うだろう。結局、両者は、赦されて、仲介役となるのである。」

信者たちよ、断食斎戒の価値を高め、断食斎戒中に犯した過ちを穴埋めする為に、アッラーは、ザカート・アル・フィトゥル(断食斎戒明けの喜捨)を払うように命じておられる。預言者さまSAW は、断食斎戒を行った者として、行いや言葉の過ちを浄化する為と、貧しい人々に食べ物を提供する為に、ザカート・アル・フィトゥルを払っておられたという。預言者さまSAW は、述べておられる。「ラマダーン月が終わる前に、ないし、断食明け大祭の前に、ザカート・アル・フィトゥルを払うがよかろう。」 従来、ザカート・アル・フィトゥルは、主食の穀物やナツメヤシの実を、規定量をもって払うものであるが、今では、現金で支払うことが通例である。現在日本においては、支払う一人に付き、1,500円である。従って、家族がいるなら、1,500円に家族の人数を掛けた金額である。どんなに遅くても、イード礼拝が始まる前には払い終えなければならない。信者たちにとって、ザカート、断食斎戒は務めであり、信仰行為として必ず行うべきことである。それは、報酬を得る為の然るべき手段である。アッラーは、クルアーン・胸を広げる章において述べておられる。

「誠に、困難と共に、安楽はある。」「それで、(勤めを終えて)楽になったら、更に、労苦して、」「(一心に)お前の主に仕えるがいい。」(94章 6–8節)

信者たちは、忍耐をしながらも、いつでも、有意義なことに時間を費やしなさいということである。

信者たちよ、アッラーは、大事な信仰行為である断食斎戒を果たした後には、喜びに溢れる特別なものとしてイードを御用意下さった。イードの日の朝に行うイード礼拝に先立って、自分の全身を浄めることなどを、預言者さまSAWは、教えておられる。イード礼拝に出掛ける前に、グスル(全身の浄め)行いなさいということである。そして、良い服を着て、香水をつけるのが望ましい。また、イード礼拝に出掛ける者は、預言者さまSAWを見習って、何つぶかのナツメヤシの実を用意しておくとよいだろう。預言者さまSAWは、ナツメヤシの実を食べてからイード礼拝に向かわれるのが常であったという。そして、預言者さまSAWは、ナツメヤシの実を口にする時には、きっと奇数個食べられたという。更には、イード礼拝には、徒歩で出掛けるのがよく、往きと帰りでは別の道を選ぶのが好ましい。イード礼拝には、老若男女の皆が出掛けるように心掛けるのが良いことであるから、イード礼拝を行うマスジドや広場に家族そろって出掛けるようにしようではないか。家族みんながイード礼拝に加わり、家族の皆が、それぞれに報酬を受け取るがよい。以上のことを知った上で、今年のラマダーン月の残りの日々が良い日であるようにと、主に祈ろうではないか。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、フィトラの喜捨を遅れることなく支払う者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように御導き下さい。過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い信仰心強く、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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