聖ラマダーン月には時間を特別大事に使いなさい(2017年6月9日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年6月9日)

―― 聖ラマダーン月には時間を特別大事に使いなさい ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、アッラーを畏れなさい。アッラーに御近づきになろうとしなさい。アッラーは、創造物に御優しく、しもべが困難に出遭うとその者を気遣って下される。幸せな時には、アッラーを思い、感謝しなさい。アッラーは、戯れに我々を創造なされたのではない。現世でアッラーを畏れる者は、終末の日には御加護を得られる。

信者たちよ、イスラームを信仰する者たちは、神聖なこの月、ラマダーン月には、アッラーの御意志に完全に従おうと努め、己の過ちを悔い改めようとするものである。この月、ラマダーン月には、アッラーに従うことにより、改心を受け入れて頂ける唯一ともいえる扉が広く開かれるということを知っているからである。イスラームにおいて信仰行為は、多くの事柄に及ぶものであり、心からの信仰と、善行というものが大事なものとしてそこにはある。

アッラーは、クルアーン・時間章において述べておられる。

「時間にかけて。」「誠、人間は(折角のものを)失う状況の中にいる。」「信仰して善行に勤しみ、互いに真理を勧め合い、また、忍耐を勧め合う者たちの他は。」(103章 1–3節)

心からの信仰を持たず、アッラーの教えを守らない者、善行に務めない者、忍耐を怠る者は、時間を無駄にしているということである。即ち、心からの信仰を持たず、アッラーの教えを守らない者、善行に務めない者、忍耐を怠る者は、楽園に入れて頂ける折角の機会となり得る時間というものを無駄にしているということである。人間は、時間の中に身を置いているものであり、時間というものを楽園に近付く為に有効に使いなさいということである。時間を楽園に近付く為に使わないという、そんな勿体ないことをしてよいのであろうか。

信者たちよ、人間は、弱い存在である。人間は、主に従うことなしに力を持てるものではない。人間は、心を惑わす欲望というものを持っており、各種の困難に直面する場面に出会い悪魔の悪だくみに立ち向かわされている。こうした困難に立ち向かながらも打ち勝つ唯一の方法は、アッラーに御近づきになろうとし、アッラーに助けを求めることである。アッラーの御使いSAWは、ラマダーン月には、アッラーに御近づきになり、アッラーに助けを求めようとして、通常よりも多くの信仰行為を行っていたという。そして、ラマダーン月最後の十日間の夜半には、教友たちを起し、信仰行為を夜通し行われ、更にもっと信仰行為を行おうと御自身を鼓舞なされたという。預言者さまSAWは、述べられた。「人間が主に最も御近づきになる時というのは、夜の後半の半ばの時である。その時間にアッラーに思いを寄せる者の一人になりたいならば、それの為に努めなさい。」 実際、夜半にその一時は存在するのである。その時と言うのは毎晩あるのである。ムスリムが幸運にもこの時にめぐり合い、何かをアッラーに祈願するならば、アッラーはその願いを聞き入れて下される。深夜の信仰行為は、現世の雑事から逃れてアッラーに御近づきになる良い機会である。深夜に信仰行為を行う者は、眠って過ごしてしまうことを樂なこととは思わない。彼らは、墓での孤独と、終末の日の恐怖を常に心に思っている。アッラーの忠実なしもべは、行いに対する報酬にどれ程の喜びが隠されているかを必ずしも知っている訳ではないが、深夜の信仰行為の為に眠らずに過ごし、アッラーより罰を受けないようにと努め、アッラーの恵みを期待し懇願する。

信者たちよ、今日、過激な音楽などの道徳的ではないテレビ番組や、有料放送番組を見ることで無駄な時間を過ごす世代のムスリムたちが存在する。そうしたことに時間をとられて深夜の信仰行為をないがしろにするといって、親たちは嘆いている。誰かが預言者さまSAWの教友であるイブン・アル・アスワード師に、『我々は、深夜に信仰行為を行うのは困難です。』と言うと、師は、『悪いことを止めなさい。』と言った。即ち、夜半に無駄な娯楽に時間をかけるのを止めれば、深夜の信仰行為の為の時間はあるということである。深夜の信仰行為の時間は、イシャーの礼拝の終了後から明け方までであり、一方、預言者さまSAWは、夜の間中信仰行為をなされたという。妻を起し、夫婦で深夜の信仰行為を行う者は誰でも、共に、アッラーに強い思いを寄せる善男と善女として記録されるであろう。深夜の信仰行為のやり方としては、2ラカアで始め、各2ラカア毎にサラームを行うのである。長い朗誦を行うことも推奨されている。また、ルクー(立礼)とサジダ(叩頭)を長くすることも推奨されており、アッラーを多く念じるように努めるのがよい。しかしながら、自分にとって困難なことはするには及ばない。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーに誓って、自分に出来るだけのことをするがよい。自分が止めるまでは、アッラーは、あなたの信仰行為を受け入れようと応えて下される。」 自分が徳のある良い日々の中にいるということを思うならば、深夜の信仰行為を行おうと自分の心を奮い立たせることが出来るであろう。この良い月ラマダーン月に、良い行いをしない者は、折角用意された良いものを失うこととなるのである。ラマダーン月は、最も希望が叶えられる日々からなり、それ故、各自アッラーを畏れ、自分の時間を有効に使うことに最善を尽くそうではないか。自分に出来る良いものをアッラーに御覧頂こうではないか。喜びをもって主を讃え、平安であるように努め、人々に施しをし、喩え他の人々が眠っていても深夜の信仰行為に努め、慈悲を広くそそぎ、慈悲深いアッラーが御用意されている楽園を目指そうではないか。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、聖ラマダーン月を有意義に過ごす者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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