人との正しい接し方 (2017年4月7日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年4月7日)
―― 人との正しい接し方 ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。アッラーを畏れなさい。アッラーの御命令の全てを守り、禁止の全てを行わない、そうしたものを、神を敬う最善の状態であるという。神を慕っているということの意味とは、アッラーの御前にいることを感じ、常に神を意識しているということである。そして、アッラーの御前にいることを感じるということは、例えば、マスジドに居る時だけとか、礼拝用の敷物の上にいる時だけとかに限るというものではない。喩え、自分がどこにいるにしても、自分の心でアッラーの御前にいることを感じ取るということである。

本日のホトバでは、非ムスリムとの交流と、非ムスリムへの影響に焦点を当ててみる。クルアーンは、人々の起源について考えてみなさいと呼びかけ、アッラーが示しておられる道と教えから離れてはいけないと繰り返す。ムスリムたちは、職場で、学校で、知り合いとしての付き合いその他の場面で非ムスリムとの間に影響を及ぼし合う。そうしながらも常に、アッラーの教えを思い、守ろうとしなければならない。非ムスリムとの交流の場面で、ムスリムたちが第一に心得ることといえば、人々には宗教の自由があることを知って、そのことを心から認めるということである。
至高のアッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。
「宗教(を受け入れるの)に、強制があってはならない。・・・」(2章 256節)
「宗教の受入れに強制があってはならない。」というのは、イスラームという教えの基本的な事柄の一つであり、守るべき大切な柱の一つであると、高名なクルアーン研究者が述べている。例え親族に対してでも、イスラームを受け入れなさいとか、今信じている宗教から離れなさいと強要することは、誰にも出来ないということである。

イスラームの布教活動の神髄とは、非ムスリムにイスライムを解説することによって、誤解を正しイスラームの正しい姿を明かすことである。それで、イスラームを受け入れるかどうかは、非ムスリムの各自が自分で決めるということである。同様に注意を払いこととして、非ムスリムが信仰する対象(仏像や御本尊など)や信仰のことをけなしてはいけないということがある。
アッラーは、クルアーン・家畜章において述べておられる。
「お前たちは、彼ら(非ムスリム)がアッラーを差し置いて祈っているものをさげすんではならない。無知の故に軽率にアッラーをさげすむことを(非ムスリムに)させない為である。われは、このようにして、それぞれの民族〔ウンマ〕に、自分の行うことを立派だと思わせておいた。やがて、彼らは、主に帰る。その時、その御方は、彼らにその行ったことを告げ知らされる。」(6章 108節)
イスラームは、人間に真理へと導く為に啓示されたものである。この章節から学ぶこととは、非ムスリムの信仰についてさげすんだり、からかったりするのは、ムスリムにとっては似つかわしくない行いであり、、イスラームにとって何の利益にもならないということである。粗雑な言葉を使ったり、さげすんだりするというのは、信仰が弱い人にとっては、武器のようなものである。それは、折角作り上げた良い関係をぶち壊すだけではなく、人と人とを引き離してしまう。アッラーの慈悲心から遠ざかってしまう行いである。

信者たちよ。今日、宗教の名の下に世界で起こっている不穏と暴力は、敵意、憎しみと死とを増長している。それは、誰の勝利でもない悲劇であり、皆の損失である。そこには、何等の良いことも価値もない。ムスリムとか非ムスリムとかに係わらず、弾圧による破壊や死を見て誰をも喜ばすことはない。多宗教で、多くの人種からなる社会である日本で生活するムスリムとして、人々が互いに調和して住む為に、宗教の違いを障害とすべきではない。信仰の違いや、主義主張が異なることを通して起こる戦争、憎み合い、争いを許すことは、誰にも出来やしない。憎しみを煽り立て、怒りを焚きつけ、敵意を広め、この国で達成している平穏と友好をぶち壊す、そうした行為を許すことは出来ない。ムスリムたちは、平和と調和とを広めるイスラームの原則を保持しなければならない。自分の行いと言葉に、そのことが反映していなければならない。その原則を保持することによって、平和、平穏を常に望むことが出来る。誰にでも親切にすることを愛する人々と、手をつなごうではないか。

信者たちよ。預言者ムハムマドSAWが遷都しマディーナに入られ、最初に、「人々よ。挨拶をし合いなさい。喜捨をしなさい。近親の絆を保持しなさい。人々が眠っている時にも礼拝をしなさい。そうすれば、楽園へと導かれるでしょう。」と述べられた。自分自身のことを見つめなさい。礼拝などの信仰行為に熱心でありなさい。人々の先頭に立って、平和と慈悲を広めなさい。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、来世に成功を御与えください。現世で幸せを御与えください。
アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

ホトバ要約.

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