親を敬うことと家族の平安繁栄(2017年2月24日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年2月24日)

―― 親を敬うことと家族の平安繁栄 ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。主を忘れることなく、主が命じられるものに従って生活するようにしなさい。

至高のアッラーは、クルアーン・集合章において述べておられる。

「お前たち信仰する者よ、アッラーを畏れなさい。明日のために何をしたか、各自考えてみなさい。そして、アッラーを畏れなさい。誠、アッラーは、お前たちの行うことを御存じであられる。」(59章 18節)

信者たちよ。イスラームの教えでは、家族を大切にし、家庭を守りることに心を配りなさいと教えており、そのことは、アッラーの慈悲の賜物である。アッラーは、クルアーン・蜜蜂章において述べておられる。

「また、アッラーは、お前たちの為に、お前たちの間から伴侶を定め、伴侶からお前たちに子や孫を儲けられる。また、良いものを糧として与えられる。それなのに、まがいもの(偶像)を信仰して、アッラーの恩恵を拒むというのか。」(16章 72節)

信者たちよ。家族というものは、社会集団にとっての核である。家庭がまとまっていて安定していることによって、目標を達成し、慣習・伝統を守り、より良いものになるものであり、社会集団に対する責任を担うことが出来るというものであり、そのことは、社会集団にとって大事なことである。親というものは、子供たちが行動をまねようとする良い手本となるものであり、それはひとえに、親の責任にかかっているものであると言える。道徳と信仰に基づく子供のしつけは、アッラーの御命令の根本に従うものであるが、それがアッラーの御悦びを得るやりかたなのである。それは、個人にとっても、社会集団にとっても有意義であり、色々な階層に幸せをもたらし、諸預言者たちは、子供の養育に当たってそのようにされたというではないか。

アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「イブラーヒームは、このことをその子孫に伝え、ヤアコーブもまた(それにならった)。『私の子孫よ、アッラーは、あなたがたの為に、この教えを選ばれた。だから、必ず、ムスリム(服従、帰依する者)となって死なねばならない。』」(2章 132節)

子供に対する親の責任の中には、親切である為の導き、友の選び方を教えるということがある。預言者ムハムマドSAWは、「人として大事な行いとは、親しい友に忠実なことである。思い遣りをもって友には、力を貸しなさい。」と述べられた。親たる者は、多忙ではあっても、子供たちと話しをする機会を出来るだけ作りなさい。それによって、子供の思考力を伸ばし、才能を開花させ、また、誤った考えを正してあげられる。

信者たちよ。家族の安定に係わることとして、優しみに満ちた上品な話し方が大事であると、預言者ムハムマドSAWは、教えておられる。夫妻が話をする時には、良い話し方を模範とすべきであり、良い話し方は、心を通わせ、思いを満たし合う為の鍵である。預言者ムハムマドSAWは、「良い話し方をすることは、慈善としての値打ちがある。」と述べておられる。子供に対して、両親の会話は、不和である様子を見せる舞台であってはならない。成功する家族とは、問題があれば話し合いをし、ばらばらになることはない。また、家庭内のことを無暗に外部に漏らすことの無いよう注意しなさい。外部に漏れることが家庭内に口論の種を作り不和を招くことがあるからである。万が一、家庭内に問題が起こった時には、家長は、理性的でありなさいと、預言者ムハムマドSAWは、教えておられる。家族間でもめ事があったら、家長は、話し合いと解決の為に道を探るべきである。アミール・ビン・アブサが預言者ムハムマドSAWの許を尋ね、イスラームにとって大事なことは何かを問うと、預言者さまSAWは、良い言葉話し合いであると答えられたという。

信者たちよ。家族を結びつけ、家族間の愛と親密さとを永続させる要素の一つが親を敬うことである。従って、親は尊敬に値する振る舞いを期待されているものであるということを心得なければならない。即ち、親を敬うことは、尊敬に値することの結果なのである。そして、至高のアッラーは、親への感謝の気持ちを、アッラー御自身に対する感謝の気持ち並べておられる。即ち、親への感謝の気持ちはとても大事であるということである。

アッラーは、クルアーン・ルクマーン章において述べておられる。

「われは、人間に両親への係わり方を命令した。人の母たるものは、衰弱に衰弱を重ねて(子を)胎内で養い、離乳まで2年間を費やす。われとお前の父母に感謝しなさい。われの許に、(最後の)帰り所があるのである。」(31章 14節)

更に、イスラームでは、母親を敬い、大事にしなさいと命じている。母親を敬い、大事にする思いは、父親に対するより三段階上にあるべきであると教えている。母親は、家庭を安定に保つ中心的役割を担っているものであり、人を育て、幾世代に亘って教えを伝えてゆくのは母親である。至高のアッラーは、十分に母親を敬い、大事にした者には、褒美として楽園に住まわせて上げると約束しておられる。母親の価値とは、それ程のものなのである。預言者ムハムマドSAWは、母親を常にお世話し、母親の喜びを願い、親切であるように教えられ、「母親と良いあいだがらを通している者にとって楽園は、お母さんの足元にある。」と述べておられる。

信者たちよ。至高のアッラーは、クルアーン・部族連合章において述べておられる。 

「誠、アッラーと天使たちは、聖預言者を祝福する。信仰する者たちよ、お前たちは、彼を祝福し、(最大の)敬意を払って挨拶しなさい。」(33章 56節)

アッラーは、親を大事にしなさいと命じられる上に、預言者さまSAWを祝福しなさいと教えておられる。それで、預言者さまSAWは、「私に祝福があるように祈る者は、アッラーよりその十倍の祝福が得られる。」と述べておられる。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、家庭を持つ者については、夫婦仲が良いものであるように御導き下さい。

アッラーよ、親を大切にし、一家が平穏で、子孫たちが繁栄すように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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