定命 (2017年2月10日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年2月10日)

―― 定命 ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。何かに従おうとするならば、至高のアッラーの教えに従うように求めてられていることを承知しなさい。至高のアッラーは、クルアーン・離婚章において述べておられる。

「・・・また、アッラーを畏れる者には、その御方は(解決の)出ロを備えられる。」「思いも寄らないところから恵みを与えられる。アッラーに御任せする者にとって、その御方は万全であられる。誠、アッラーは、必ず御意を果たされる。アッラーは、あらゆることに、それに見合った度合いを定められる。」(65章 2–3節)

信者たちよ。御使いムハムマドSAWは、述べておられる。「誠の信仰とは、アッラーを、天使を、聖典を、諸預言者を、終末の日を信じ、更に、良くても悪くても定命を信じるということである。」 信じるとは、先ずそれらの存在を信じ、それらが何を意味するのかを考え、心で受け止めるということである。誠に、アッラーの御意志は絶対のものであり、どんな力をもってしても変えさせられたり、無いものにされることはない。あらゆるものは、アッラーが決められた場所にあり、何ものもそれを変えることは出来ない。至高のアッラーは、楽しいことや辛いことによってしもべたちを試され、満足や忍耐の度合いを計られる。

アッラーは、クルアーン・預言者章において述べておられる。

「・・・われは、試練のために、凶事と吉事でお前たちを試みる。そして(最後は)、われの許に帰されるのである。」(21章 35節)

信者たちは、アッラーが各自に適合した定命を御用意なされていると信じなさい。預言者さまSAWは、述べておられる。「良いことに巡り会い幸せになり、アッラーに感謝するならば、それは、良いことである。また、災難に巡り会い仕方がないと思い忍耐するなら、それもまた、良いことである。」 良い時にも悪い時にも、定命をアッラーからのものとして信じるべきであり、アッラーに幸せを祈願するべきである。預言者さまSAWは、述べておられる。「いつでも、アッラーに祈願し、希望を捨ててはいけない。何があったとしても、『もし、こうこうならば。』と言うよりは、『アッラーが決められ、アッラーの御意志によってなるものである。』と言いなさい。『もし』という言葉は、悪魔が悪事をはたらく為の扉を開けてあげるようなものとなる。」 アッラーは、しもべのことを思い遣り、親切であられる。定命は、日々の生活が最良のものとなる為の力となるものであると信じなさい。物事がうまくゆくとすれば、それは、アッラーの恩恵の御蔭である。物事が望みどおりに行かなくても、アッラーの御意向を信頼するがよい。良い仕事を望み、財産を期待し、成功を願って努力する者、高い地位を望む者は誰でも、主に期待し祈願し、実現に向かって努力し最善を尽くしなさい。至高のアッラーは、何事にも余裕を持ち、そして、努力しなさいと教えておられる。アッラーは、クルアーン・大権章において述べておられる。

「アッラーこそは、大地をお前たちに使い易くなされた御方であられる。それで、各地域を往来し、その御方からの糧を食べるがよい。そして、(お前たちは、)復活の時には、その御方の許に召される。」(67章 15節)

アッラーは、誰に対しても十分な備えをしておられる。アッラーは、信仰心篤く、アッラーを信じ、自分と地域社会の為に努力する者を御好みであられる。

信者たちよ。定命というものは、必要を満たし、良い働きの為に役立ち、良いものを達成し、悪いことが起こるものを防ぐことに係わっているので、そのことを信じなさい。正しい導きに従えば、不幸が幸福に、病弱が健康にも変わるということである。教友の一人が、預言者さまSAWに、病気から回復する方法について尋ねたことがあった。「預言者さまよ。病気の回復の為の必要な手立てをとろうとしないのは、良くない事ですか。」と聞かれた、預言者さまSAWは、「回復に努めなさい。アッラーのしもべたちよ、老化というものは別として、アッラーは、回復しないような病気を創造なされてはいない。」と答えられた。

信者たちよ。定命について信じることの意義は、沢山ある。それは、個人や集団に対して良い影響を与えるものである。アッラーが運命づけて下されることを信じることは、信者に平穏を提供する。預言者さまSAWは、「時が来て生きる術が尽きるまでは何ものも滅びることはない。」と言われた。アッラーが決められるまでは生きる術が尽きることはないのである。アッラーは、クルアーン・騙し合い章において述べておられる。

「いかなる災難も、アッラーの御許しなく起きることはない。誰でもアッラーを信じる者は、その心が導かれるだろう。誠、アッラーは、あらゆることを御存知であられる。」(64章 11節)

困難を経験した者は、その困難は、アッラーからのものであると信じ、耐え忍び、その結果、アッラーはその者に平安を与えて下される。そして、その困難は、報酬の元となる。また、定命を信じることは、安らぎをおぼえる結果につながるものである。預言者さまSAWは、「アッラーが与えて下さるものに満足すれば、人々の中で一番幸せな者となるだろう。」と述べられた。アッラーが与えて下される運命を受け入れるとは、良い時には、アッラーに感謝し、悪い時には、忍耐するということである。そうすれば、信仰する者は、至高のアッラーを心に抱き安心するのである。アッラーは、クルアーン・悔悟章において述べておられる。 

「言ってやるがいい。『アッラーが私たちに定められる(運命の)以外には、何も、私たちに降りかからない。その御方は、私たちの守護者であられる。信者たちは、アッラーを信頼しなければならない。』」(9章 51節)

善悪いずれにしろ、アッラーからの運命を受け入れる者は、来世に望むもの、即ち、楽園により近付く。昔の人は、自分に与えられた定命に満足し、朝起きると定命のことを考える以上の喜びはないと感じていたという。

信者たちよ。至高のアッラーを思い、満足する人々は、主の御側に近付くのを感じ、心からの祈願を行うものである。その者たちは、アッラーが与えて下さるものを喜んで受け入れ、心からの御加護をお願いする。

アッラーは、クルアーン・ユーヌス章において述べておられる。

「もし、アッラーがお前たちに災難を下されれば、その御方の外にそれを除くものはない。また、もし、その御方がお前に幸福を望まれれば、その恩恵を拒むものはない。その御方のしもベの中で、御好みになられる者には、それを下される。誠、アッラーは、寛容にして慈悲深くあられる。」(10章 107節)

アッラーは、信頼する者に対する恩恵により、困難からの救済を願う祈を御聞き入れ下される。

至高のアッラーは、クルアーン・蟻章において述べておられる。

「苦難の際に祈る時、誰がそれに答えて災難を除き、お前たちを地上の後継者とするのか。・・・」(27章 62節)

至高のアッラーに祈りなさい。アッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。

「お前たち信仰する者よ、アッラーに従いなさい、また、使徒とお前たちの中の権能をもつ者に従いなさい。・・・」(4章 59節)

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、定命とは何かを知り、定命を受け入れる者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまと、預言者さまSAW に従う者であるように御導き下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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