安易に借金することなく、借金は早々に返済しようとしなさい(2017年1月13日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年1月13日)
―― 安易に借金することなく、借金は早々に返済しようとしなさい ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。至高のアッラーは、クルアーン・家畜章において述べておられる。

「・・・もし、お前たちが(誠の)信者ならば、アッラーを信頼しなさい。」(5章 23節)

全能の主を畏れ、御使いさまSAWに従いなさい。真実を語り、正しい行いに励みなさい。アッラーを心から信頼する誠の信者であるならば、困難は、乗り越えられるものなのであるから、希望をもって前向きに生きなさい。そして、良いことの為に、最善を尽くしなさい。預言者さまSAWは、教友たちに多くのことを教えられた。或る日、預言者さまSAWがマスジドへやって来ると、アブー・ウマーマがマスジドの中に居た。預言者さまSAWが、「礼拝の時刻でもないのに、どうして、マスジドに居るのですか。」と問うと、「御使いさまよ、借金を抱えたりして困っています。」との答えがあった。それで、預言者さまSAWが、「唱える言葉を教えはしなかったかね。それを唱えれば、アッラーは、きっと、問題を取り除き、借金を解決してくれることでしょう。」と言われると、アブー・ウマーマは、「確かに教えて頂きました。」と答えた。預言者さまSAWは、「『アッラーよ!心配事と困難から、消極的なことと怠け心、欲深さと臆病、人からの重荷と借金から御救い下さい。』と朝に夕に、いつでも唱えなさい。」と言われた。しばらくすると、アブー・ウマーマは、「唱えたお陰で、アッラーは、心配事を取り除かれ、借金を解決して下された。」と語った。敬虔な者たちは、預言者さまSAWの教えであるこれらのことから、困難に出遭った時にそれをとり除く方法を学んでいた。

アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。

「それで、気力を無くしたり、また、絶望してはならない。お前たちが(誠の)信者ならば、必ず勝利を得るのである。」(3章 139節)

誠の信者ならば、困難にめげず、困難の体験から学ぶべきであり、意志の強固な者は、報いとしての報酬を得るだろう。全能の主は、我慢強い者を褒め讃え、良い見返りを御用意下される。

アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「われは、恐れや飢えと共に、財産や生命、(お前たちの労苦の結果の)収穫の損失で、きっと、お前たちを試みる。だが、耐え忍ぶ者には吉報を伝えなさい。」(2章 155節)

信者たちよ。預言者さまSAWは、述べておられる。「自分で出来る限りの善行を積みなさい。なぜならば、アッラーは、努力に対して報いて下される。」 信者たちは、怠け者であってはならない。見せかけの善行を行ってはいけない。アッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。

「誠に、偽信者は、アッラーを欺むこうとするが、かえって、自らが欺むかれてしまう。彼らが礼拝に立つ時は、物憂げに立ち、人に見せる為で、ほとんど、アッラーを念じない。」(4章 142節)

敬虔な者とは、善行を積むことを惜しまない者たちであり、強い意志を持ち、困難に耐える者たちを仲間とする。それ故、敬虔な信者たちと共にあろうとしなさい。そして、アッラーは、敬虔な者たちの困難を軽くして下される。更には、アッラーは、困難や悲しみを軽減して下されるだけではなく、臆病やけちん坊といったものをも取り除いて下される。お金が足りなければけちん坊となり、そして、臆病となるという、相関関係がある。自意識過剰な者は、体面を失うことを恐れ臆病な性質を加速させる。正しいことが何であるかを知る者は、正しくないことをやらないようにする事を知っている。そして、お金を家族と地域の為に費やすものである。その一方で、地域が必要としているのに、費やそうとしない者がいる。そのようにしてまでお金を貯めることは禁じられている。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。 

「アッラーの恩恵によって与えられたものを出すのを嫌う者に、自分にとってそれが有利だと思わせてはならない。いや、それは、彼らにとって有害である。・・・」(3章 180節)

臆病とけちん坊は、人の性質として良くないものであるり、一方、寛大なことは、敬虔さに通じるものである。

信者たちよ。主を畏れなさい。アッラーが与えて下さった財産を正しく使いなさい。主が与えられた運命を受け入れ、困難に出遭ったらアッラーに御助けを求めなさい。預言者さまSAWの最後の祈願の言葉は、「他の人から負わされている借りと、圧力からあなたさまの許に避難します。」であったという。ところで、借金について言うなら、当面必要な以外の借金はしないことであり、また、速やかに返済しようとすることが大切である。そうした心構えの人には、主からの援助があるものである。預言者さまSAWは、述べておられる。「返済する意志をもって借金する者については、アッラーは、返済の道を作って下される。一方、その意志のない者については、アッラーは、放置なされる。」 また、皆の財産を自分だけで有利に扱おうとしてはいけない。

アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「お前たちの間で、不法に、お前たちの財産を貪ってはならない。・・・」(2章 188節)

そして、聡明な者は、倹約しながら支出し、安易に借金しようとはしない。借金にまつわる心の負担を知っており、運命をも左右し兼ねないことを知っている。それ故、借金することを小さなことだとは思わない。見栄を張る為に借金をしてはいけない。そんなことをすれば、返済の見込みが遠のいてしまう。万が一、借金をしてしまったなら、返済することを躊躇したり、返済を無視してはいけない。借金しながら、返済しようとしない者は、悪事を犯しているということである。借金している者は、直ぐに返済しようとしなさい。

アッラーは、クルアーン・勝利章において述べておられる。

「誠に、あなた(使徒)に忠誠を誓う者は、アッラーに忠誠を誓う者である。アッラーの御手が彼らの手の上にあり、それでも誓いを破る者は、自分の魂を損なう者である。また、誰でもアッラーとの約束を果す者には、偉大な報奨を与えるのである。」(48章 10節)

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、安易に借金しようとしないように御加護下さい。

アッラーよ、常にあなたさまを思い、困難を除いて頂く祈願をする者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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