悪魔に警戒し、アッラーを思い悪魔を追い払おうではないか(2016年12月30日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2016年12月30日)
―― 悪魔に警戒し、アッラーを思い悪魔を追い払おうではないか ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ。畏れるべき御方であられるアッラーを畏れなさい。至高のアッラーを畏れることによって我々は、救済を受けられる。アッラーは、しもべたちが最も危険な敵に用心するように警告しておられる。その敵は、人々が不幸に陥るように待ち伏せ続け、常に、だましの計略の餌食にしようをしている。

至高のアッラーは、クルアーン・創造者章において述べておられる。

「誠、シャイターン(悪魔)は、お前たちの敵である。だから、敵として扱え。シャイターンは、もっぱら、燃えさかる火獄の仲間とするために自分の手下を招くのである。」(35章 6節)

イブリース(シャイターンの首領)と我々の父であるアーダム(平安を)についての物語を知る者は誰でも、最初、イブリースが立派な助言者であるとアーダムに誓い、その後、アーダムを楽園から追い出すという酷い仕打ちをし、更に、アーダムの子孫たちをも道に迷わせると誓ったということを知っている。

アッラーは、クルアーン・サード章において述べておられる。

「彼(イブリース)は、申した。『それでは、あなたさまの御威光にかけて誓います。私は、彼ら(人間)の全ての者を誘惑します。』」「『彼らの中の、あなたさまの謙虚なしもべを除いては。』」(38章 82–83節)

だが、悪魔は、悪事が楽しいことであり、正しい行いから遠ざかるように人々に囁きかけるが、囁きかける以外の能力を有しはしない。それは、主のしもべたちへの慈悲によるものであり、このことを知って、アッラーに感謝しようではないか。アッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。

「悪魔は、貧乏であると(思い込ませて)お前たちを脅して(不満を掻き立て)、恥じ知らずの行いを命じる。だが、アッラーは、寛容と恩恵をお前たちに約束しておられる。アッラーは、十分に与えてくだされ、全知であられる。」(2章 268節)

信者たちよ。信仰心の弱い者は、呪わしい誘い掛けに従ってしまう。そうなれば、心が呪わしい誘い掛けのことでいっぱいになり、心を覆い尽くしてしまう。そうした呪わしい誘い掛け、囁きは、人々を信仰から遠ざかってしまうという別な思いを生み出す。呪わしい囁きの被害者は多くおり、例えば、礼拝の為の清めの時にうまく取り入られ襲われぼんやりして時間を無駄にしてしまい、礼拝を始めるタクビールを無暗に繰り返したり、礼拝のルカアの数を間違えたり、礼拝のクルアーンを飛ばしたりと様々である。また、着るものが汚れていないのに勘違いして洗ってしっまたりする。イスラームが厳格ではない容易な教えなのに、難しくしてしまうのである。

信者たちよ。宗教上の正しい教えに従うことによって、悪魔的な妄想を排除しなければならない。最も大事なことは、至高のアッラーを思い信じるということである。

アッラーは、クルアーン・高壁章において述べておられる。

「また、悪魔からの中傷があなたを悩ました時は、アッラーの加護を求めなさい。誠に、その御方は、全聴にして全知であられる。」「誠に、主を畏れる者は、悪魔が彼らを悩ますとき、(アッラーを)念ずればたちどころに(真理に)眼が開くだろう。」(7章 200–201節)

実際のところ、敬虔な信者は、アッラーに御加護を求め、アッラーに助けを求めることで、悪魔の囁きに抵抗しているのである。アッラーは、クルアーン・蜜蜂章において述べておられる。 

「お前がクルアーンを読唱する時は、忌まわしい悪魔に対して、アッラーの御加護を祈れ。」「信仰して主にすがる者に対しては、(悪魔)はどんな権威も持たない。」「(悪魔)の権威は、ただ、彼(悪魔)を保護者とした者、そして、アッラーに同位者を配した者の上に及ぶだけである。」(16章 98–100節)

アッラーへの祈願を継続すれば、悪に気付き、忌まわしい囁きを追いやるという大きな成果を得る。主を思う者に対し、主は、思いを掛けて下され、暗闇から明るい所へと導いて下される。その一方で、主に思いを寄せようとしない者については、悪魔のじわじわと浸透する罠に誘惑されしまう。

アッラーを思い、アッラーに御赦しを請うことは、悪魔が胸に吹きかける悪臭と耳への囁きとを追いやる大切な役割を持っている。それは、悪魔の悪事を台無しにし、悪魔の失望と失敗を誘う。悪魔の導きに従ったことを悔悟し、アッラーの御導きへと戻った我々の父アーダム(平安を)とその妻に与えられた御許しについて、アッラーが述べておられるが、そのことからアッラーの御赦しがいかなるものかを十分に理解できるだろう。

アッラーは、クルアーン・高壁章において述べておられる。

「彼ら両人(アーダムとエバ)は、言った。『主よ、私たちは誤ちを犯しました。もし、あなたさまの御赦しと慈悲を御受け出来ないならば、私たちは必ず失敗者の仲間になってしまいます。」(7章 23節)

信者たちよ。悪魔は、悪事が良いことのように見えるまやかしや陰謀を仕掛けてくる。偽りは本来醜いものとして目に映るはずなのに、悪魔は、人々に囁きかけて、見せかけの飾りによって良いもののように思い込ませる。悪魔は、悪事を犯すと宣言しているのである。

アッラーは、クルアーン・アル・ヒジュル章において述べておられる。

「彼(イブリース)は、申し上げた。『主よ、あなたさまは、私を迷わされましたので、私は、地上で彼ら(人間)に(迷いを)好ましく思わせ、必ず、彼らの全てを迷いに陥らせましょう。』」「『彼らの中で誠実な(恩恵により清められた)あなたさまのしもベを除いては。』」(15章 39–40節)

悪魔は、悪事の見た目を飾り立て、更に、悪事の名称をも飾り立てる。悪事に愛らしく見えるような呼び名を与え、それが内に秘めている邪悪さや悪意を隠してしまうのである。主が禁じられた樹の実を食べるように、悪魔がアーダム(平安を)とエバに囁きかけた時には、特徴的な飾りたてと隠し立てを用意していた。今、我々はそのことが分かる。アーダム(平安を)とその息子たちが求めてやまない永遠不滅を、現実のものであるような名称をその樹に与えたのである。アッラーは、クルアーン・ターハー章において述べておられる。

「しかし、悪魔は、彼(アーダム)に囁いて言った。『アーダムよ。私は、あなたに永遠の寿命の樹と、衰えることのない王権を教えてあげましょう。』」(20章 120節)

信者たちよ。悪魔の囁きがいかなるものであろうとも、至高のアッラーに思いを寄せ、アッラーの御名前を繰り返し述べることである。さて、人間の中の悪鬼は、最も忌まわしく害が大きい。そして、ジンの悪鬼についても、アッラーは、クルアーン・家畜章において述べておられる。

「こうして、われは、どの預言者にも一つの敵を作った。それは、人間とジンの中の悪魔であって、彼らは欺きをもって、互いに嘘で飾った言葉を吹き込む。主の御望みでないならば、彼らはそうしなかったであろう。それ故、彼らのその虚偽を放って置きなさい。」(6章 112節)

そうした種類の人間は、欺瞞と思い違いによって性格づけられており、信仰あるものの心に敵意と憎しみとを徐々に植え付ける。それらに対する最良の方法は、それらの者の語りかけに耳を貸さないことである。信仰心の篤い者は、アッラーの教えに従う者である。アッラーは、クルアーン・物語章において述べておられる。

「また、つまらない会話を耳にする時、彼ら(敬虔な者たち)は、身を引いて言う。『私たちには、私たちの行いがあり、あなたがたには、あなたがたの行いがある。あなたがたの上に平安あれ。私たちは、無知な者を相手にしません。」(28章 55節)

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、悪魔のささやきに警戒する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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