アッラーからの運命を受け入れる為の四つの柱(2016年11月25日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2016年11月25日)

―― アッラーからの運命を受け入れる為の四つの柱 ――

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーは、万物を創造なされ、あるべき調和の下に配置される。あらゆる物事は、アッラーの叡智に従って配される。天地の主権は、アッラーに属するものであり、アッラーを助けるものは存在しない。アッラーの外に人々が崇拝するものはなく、アッラーには、共同者は存在しないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。ムハムマドSAWは、正しい教えの伝達者として遣わされたのである。

信者たちよ、アッラーを畏れ、絶対の信頼を寄せなさい。我々は、アッラーの御力、御意思、アッラーが決められる運命を信じなければならない。アッラーが決められる運命を信じることは、信仰の柱なのである。これをしっかりと信じないならば、信仰が完全とは言えない。以下は、アッラーによって決められた運命について信じるべき四つの柱である。

第一番目の柱:

アッラーが、あらゆる知識を持たれ、あらゆることの証人であられることを信じること。アッラーに完全な知識が御ありでないなら、何事も起こらなかったし、起こってもいないし、起こるであろうこともない。誠に、天に地に、長大であろうと、瞬間的なことであろうと、アッラーの御承知でないものは存在しないのである。

全能のアッラーは、クルアーン・家畜章にはおいて述べておられる。

「幽玄界の鍵は、アッラーの御手許にあり、その御方以外に誰もこれを知らない。その御方は、陸と海に有る凡てのものを知っておられる。一枚の木の葉でも、アッラーがそれを知らずに落ちることは無く、また、大地の暗闇の中の一粒の穀粒でも、生気があるのか、または、枯れているのか、明快な天の書の中に無いものはないのである。」(6章 59節)

第二番目の柱:

アッラーが所有なされ、復活の日まで天使によって守られている書板に、アッラーは、あらゆる運命を刻み込まれたということを信じること。天において、地において起こったり、起こっていたり、起ころうとしていることの全ては、天地創造の五万年前には、確実に保管されることになっている書板に刻まれたのである。

全能のアッラーは、クルアーン・巡礼章において述べておられる。

「お前は、アッラーが天にあり地にある一切を御存知であられることを知らないのか。それは、凡て記録になってある。それは、アッラーにとっては容易なことである。」(22章 70節)

預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーが最初に創造なされたものは筆であった。アッラーは、それに書くようにと命じられた。筆は、『何を書くのですか。』と問うた。アッラーは、おっしゃられた。『審判の日までに起こるあらゆることを書きなさい。』と。」 やがて訪れる年月に起こるであろうあらゆる事柄が書かれている通りに起こるのは、最初にクルアーンが下されたカドゥルの夜、ないし、神の定めにより運命の夜となされた夜、その時を起源としているからである。アッラーは、クルアーン・煙霧章において述べておられる。

「その(夜)には、英知ある凡てのものが明確にされる。」(44章 4節)

第三番目の柱:

アッラーの、包容力溢れる御意志と無限の御力を信じること。アッラーの御意志の中にある事柄は間違いなく起こり、御意志の中にないものは決して起こらない。起こったこと、起こっていること、起こるだろうことは、それが天においてであろうと地上においてであろうと、小さなことでも大きなことでも、アッラーの御意志と御力に従ってのことである。アッラーは、物事が起こるには理由があり、その通りに起こると書き記しておられる。それ故、善行を行う者は誰でも、アッラーの御意志に従って行っているのであり、また、悪事を犯す者は誰でも、アッラーの御意志に従って行っているのである。アッラーは、クルアーン・家畜章において述べておられる。

「・・・アッラーは、御望みの者を迷うに任せ、また、御望みの者を正しい道につかせられる。」(6章 39節)

あらゆる起こる事柄は、アッラーの御意志により、当然こととして起こるということである。それらの事柄とは、料理したり、飲んだり、売ったり買ったりといった俗界の事柄のことである。人が眠ったり、歩いたり、動き休む、そうしたことが、アッラーの御意志に従っているということである。このことに関して、預言者さまSAWは、述べておられる。「全ての事柄は決められた定めによる。つまり、それは、無能さや才能までもが、あるいは、その才能や無能さまでもがそうである。」

第四番目の柱:

アッラーがあらゆる物事の創造者であられ、支配者であられることを信じること。アッラーは、各々の物事を目的に従い創造なされ、あらゆる物事を推進なされる。アッラーは、個々の事柄の手段と、それから生ずる結果とを結び付けられる。アッラーは、しもべが目標に到達するように、それぞれの手段を教え導かれる創造主であられる。そこには、しもべに対する賜物や恩恵の印や証拠が秘められている。これら全ては、アッラーの叡智と慈悲心によるものである。それに関し、全能のアッラーは、クルアーン・出来事章において述べておられる。

「お前たちは、お前たちが射出するもの(精液)について考えたか。」「それを創ったのは、お前たちなのか。それとも、われがその創造者であるのか。」「われは、お前たちの死(期)を定めた。われは、(決して)出し抜かれたりすることはない。」「だが、われは、同類の者で取り替え(世代の交替)、または、お前たちが知らない(他の形態の)ものに、お前たちを創(り変え)る。」「お前たちは、確かに最初の創造を知っている。それでも、何故留意しないのか。」「お前たちは、お前たちが耕す(畑の)ことを考えたか。」「お前たちがそれ(作物)を育てるのか、それとも、われが育てるのか。」「もし、われが欲するならば、それを枯れた屑にしてしまう。お前たちは、驚愕して止まない。」「(そして言うであろう。)『わたしたちは、誠に、負債を課せられた。』」「『いや、わたしたちは(労働の成果を)取り上げられた。』」「また、お前たちの飲む水について考えたか。」「お前たちが雲から(雨を)降らせるのか、それともわれが降らせるのか。」「われがもし欲するならば、それを塩辛くすることが出来る。お前たちはどうして感謝しないのか。」「お前たちは、灯火に就いて考えたか。」「その(燃やす)木を、お前たちが創ったのか。それとも、われが創ったのか。」「われは、それを教訓とし、また、荒野を住む者たちの便利なように創った。」「だから、偉大であられるお前の主の御名を讃えなさい。」(56章 58–74節)

人間のあらゆる行動は、二つの事柄があって起こる。一つ目のものは、それを起こそうとする意志である。それがなければ、どんなことも起こらないし起ころうともしない。二つ目のものは、アッラーが成し遂げられるように与えてくださったその者の能力である。それで、行う能力を持ち合わせなかったり、求められている事柄に関わる手段に気づかなかったり、行おうとの意志を持たないならば、その者は何事も成し得ないのである。アッラーが、人に対して物事をなす手段と知識や、その結果について教えたことは間違いないのである。アッラーは、御意志によって、各々の人間を、意志、決意、能力を備わるように創造なされたことは間違いないのである。

全能のアッラーは、クルアーン・創造者章において述べておられる。

「彼らは、地上を旅して、彼ら以前の者たちの末路がどうなったのかを観察しなかったのか。彼ら以前の者たちは、彼らよりも力が優れていた。天にあり地にある何ものも、アッラーを挫くことはできないのである。誠、アッラーは、全知にして全能であられる。」(35章 44節)

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、あなたさまが御用意なされる運命を素直に受け入れる者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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