良い友を得ることの大切さ(2016年11月4日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約

―― 良い友を得ることの大切さ ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、アッラーを畏れなさい。アッラーを畏れる誠実で信仰心の確かな者を友として選びなさい。

アッラーは、クルアーン・悔悟章において次のように述べておられる。

「お前たち、信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、誠実な者と一緒にいなさい。」(9章 119節)

友との交わりとは、人間関係の最良のものであり、人と人との間の強い絆である。それは、友人同士間に、愛、支え、調和、正直、互いの尊敬の念と助言、思いやりのある関係性、そして希望があって生まれるものである。それ故、親密に一緒に過ごすことを期待して、誰もが友との係わりを持とうとするのは、当然のことである。

アッラーは、クルアーン・御光章において次のように述べておられる。

「盲人でも遠慮は要らない。また、足の身障者でも遠慮は要らない。また、病人でも遠慮は要らない。また、あなたがた自身も、自分の家で食べても良く、父方の家でも母方の家でも、兄弟の家でも、姉妹の家でも、父方のおじさんの家でも、おばさんの家でも、母方のおじさんの家でも、母方のおばさんの家でも、あなたがたが鍵を持っている(家でも)、あなたがたの友人(の家でも)食べて良い。また、あなたがたは、(そこの家族の誰かと)一緒に、または、別々に食べても咎めはない。・・・」(24章 61節)

信頼と親密さの故に、友というものの位置づけが、自分自身、父親、兄弟、息子と同位であると、至高のアッラーがみなしておられるということである。それは、大層興味深いことである。例えば、友人関係は、愛による結びつきであり、人と人との良いつながりであると、アッラーは強調なされ、友人の家に出入りし、そこで食事をとるのに遠慮はいらないということを承認されているということである。友人の関係は、親戚の関係よりも強い絆の下に成り立つものである。その証拠に、多くの場合、親戚の困難に手を差し伸べるよりも、友人の困難には、もっと優先して救助の手を差し伸べるものである。友人に困難があれば救助に急ぐということである。友人が息災であれば、安心できるということである。

信者たちよ、預言者さまSAWは、友を選ぶのに慎重であれと言われた。友との関係というものは、友の行いの中に現れ、友の関係というものは、困難に遭遇した時に試される。預言者さまSAWは、「人は、友の信仰に左右されがちである。それ故、誰を友とするかということに配慮しなさい。」と述べられた。友人というものは、良い方向へも、破滅の方向へも導く可能性があるものである。それについて、預言者さまSAWは、述べておられる。「良い付き合いと悪い付き合いをたとえるなら、香水売りと鍛冶屋のふいごの一吹きのようなものである。香水売りは試しにぬってくれても、あなたが彼からそれを買ったとしても、それは、あなたに良い香りを漂わせる。一方、鍛冶屋のふいごの一吹きは、あなたの服を焦すか、さもなくば、いやな匂いをかがされるだけである 。」

良い友人の最良の性質について言えば、それは、敬虔、即ち、信仰心が篤いということである。それについて、預言者さまSAWは、「信仰心の弱い者の為に時間を費やすな。」と述べておられる。信仰心の弱い友をもつ者は誰でも、現世でも来世でも後悔する者となるだろう。

アッラーは、クルアーン・金の装飾章において次のように述べておられる。

「その(終末)日、主を畏れる者同士を除いては、友といえども互いに敵となるであろう。」(43章 67節)

誰でも友を選ぶのに慎重でありなさい。何かの利益だけの為に友人を装う者には、用心しなさい。誠に、間違った考えや、悪い目論見の故に、友人に苦痛や問題をもたらす者は多いものである。アラビア語の友人に相当する言葉には、誰かに強く、ないし、悪く影響を与える者という意味もある。「あなたの友人が誰と一緒であるかを教えて下さい。そうすれば、あなたがどんな人であるかを当てましょう。」とか、「その人についてではなく、その人が誰と一緒であるかを問いなさい。誰でも一緒に過ごす者に似るからである。」と言われるものである。

そこで、両親たる者は、子供の友達がどんな人物であるかを問い正すがよい。もしも、良い影響を与え利益になる友達であるならば、一緒に時を過ごすように勧めるべきである。一方、悪い友達であるならば、離れるように助言すべきである。誠に、友達は、その友達を映す鏡のようなものである。賢者ルクマーン(平安を)は、息子に次のように教えている。「悪い友達をもつ者は、間違って導かれ、一方、良い友達と一緒にいる者は、成功を勝ち取る。」 良いことに導くような友達を持つように、立派な志と正しい目標を持つ友達を選ぶように、子供を見守ってあげなさい。誠の友達は、友のことを心から愛し、友のあらゆる事柄が良く運ぶように望むものである。預言者さまSAWは、「アッラーに最善を尽くす友は、その友にとっての最良の人物である。」と述べておられる。また、 賢者ルクマーン(平安を)は、息子に、「息子よ、お前の知恵を、共に過ごす人物を選ぶのに使いなさい。アッラーを思う人たちが見付かったなら、その人たちを友人としなさい。お前が知恵者であるならば、知恵を役立つことに使いなさい。お前に足りないところがあるならば、その友人たちは、お前を教え導いてくれる。アッラーはその友人たちを祝福なされ、お前は、その友人たちの一員として安住することとなるだろう。だが、お前がアッラーを思わない人たちを見付けたなら、その人たちと一緒にいてはいけない。それらの人たちの行いについて、自分が持っている知識を使う機会はないし、お前に足りないところがあっても、それらの人たちは全く助けてはくれない。アッラーは、その人たちに苦難を与えられ、お前はその人たちの一員として、不安を抱えながら過ごすこととなるだろう。」

子供たちよ、若者たちよ、自分の為に、家族の為に、友人の為に、自分たちの集団の為にアッラーを畏れ、アッラーに従いなさい。また、あなた方は、良い友人の集団を作りなさい。その良い友人の集団は、常に、善行に親しもうとするであろうし、常に、悪事から遠ざかっていようとするであろう。

預言者ムハムマドSAW、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブーバクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、良い交友関係が得られるように御力添え下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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