ズール・ヒッジャ月の最初の10日間(2016年9月2日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2016年9月2日)

―― ズール・ヒッジャ月の最初の10日間 ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、佳い日が近付きつつある。その日は、一年で一番佳い日であり、預言者さまSAW は、「現世での最良の日は、ズール・ヒッジャ月の最初の10日間である。」と述べておられる。アッラーは、クルアーン・暁章において誓いを立て述べておられる。 

「暁において、」「10夜において、」(89章 1–2節)

即ち、アッラーは、聖典クルアーンにおいて、その十日間によって誓いを立てておられる。アッラーが何かによって誓いを立てられる時には、その何かがとても大事なことを意味する。ズール・ヒッジャ月の最初の10日間、そこにはアラファートの日が含まれているのであるが、その日について、預言者さまSAWは、「アラファートの日以上に、アッラーがしもべたちを火獄から遠ざけて下さる日は他には無い。」と述べておられる。その10日間は、アン・ナハルの日(犠牲の日)をもって終わるのであるが、その日に続く日がタシュリークの日である。それについて預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーの御裁量においては、アン・ナハルの日とタシュリークの日は最も重要な日である。」 アン・ナハルの日は、犠牲を行う日であり、お祝いの日である。巡礼にとっては大切な日であり、タシュリークの日はその日に続いている三日間であり、食べて飲む日である。断食をしてはいけない。それらの日にあっては、良い行いの価値が、特に大きく評価される。預言者さまSAWは、述べておられる。「ズール・ヒッジャ月の最初の10日間以上に、善行がアッラーによって愛でられる日は他には無い。」 それで、そのことについて教友が、「アッラーの道の為のジハードよりもですか。」と尋ねたのに対して、預言者さまSAWは、「生命と財産を賭して出掛け戦い、それらを失った者のジハードを除くならば、アッラーの道の為のジハードよりもである。」と答えられた。

信者たちよ、この10日間には、急いでアッラーの御赦し請い、善行を多く行う為に競い合いなさい。楽園は天と地を合わせたほどに広く、狭くなることはないから急ぐものでもないが、預言者さまSAWは、述べておられる。「あらゆる事は急がないことが最善であるが、善行だけは別である。」 誰もが来世へ向かって歩んでいるのであるから、そこの10日間という良い機会を無為に過ごすことなく、善行を競い合うことに急がなければならない。アッラーは、クルアーン・量を減らす者章及び雌牛章おいて述べておられる。

「…これを求め熱望する者に、熱望させなさい。」(83章 26節)

「…それで、互いに、あらゆる善事を競いなさい。…」(2章 148節)

充実した礼拝を行うことや、一人ででも集団ででも礼拝を最善を尽くして行うことは、アッラーが御好きなことであるから、信者たちは、積極的に集団礼拝に加わるなり、充実した礼拝に努めるべきである。

アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「…ルクーウ(立礼)に勤しむ人たちと共にルクーウしなさい。」(2章 43節)

預言者さまSAWは、述べておられる。「アザーンを耳にしながら無頓着で、理由も無いのに集団に加わろうとしない者の礼拝は受け入れられないであろう。」 ここで言う理由とは、家を離れられないとか、病気であるとか、ひどい雨が降っているということである。

信者たちよ、佳い日であるこの10日間には、アッラーのしもべたちは、任意の礼拝に大いに励み、自分自身を補強するがよい。任意の礼拝に励むことは、アッラーが御好みのことであり、アッラーから良いものが得る手立てだからである。預言者さまSAWは、述べておられる。「礼拝は自分で出来る種々の行為の中で、実行可能な最も良い信仰行為である。」 更に、預言者さまSAWは、述べておられる。「アーダムの子供たちが行う行為で、礼拝、ムスリム同士の仲の良さ、品行が良い事以上に価値のあるものは、他には無い。」 信者たちを良い方向へと導く三つの善行を上げるなら、それは礼拝、信者同志仲が良いこと、品行が良いことである。

信者たちよ、信者たちを良い方へと導く何かを更に取り上げるならば、それは、クルアーンを読誦することである。預言者さまSAWは、述べておられる。「あなたたちの中で最も良い者とは、クルアーンを勉強し、教える者である。」 更に、預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーの聖典から1文字を読む者は、一つの報酬を得て、その報酬の一つ一つが、十倍に増えるであろう。しかも、アリフ・ラム・ミームは1文字ではなくして、アリフが1文字、ラムが1文字、ミームが1文字ということである。」 その次の良い事柄として喜捨が上げられる。預言者さまSAWは、述べておられる。「天使たちは毎日天国で願い事を言う。『アッラーよ、あなたさまの為に費やす者の富を清め、そして、補充してあげて下さい。あなたさまの為に費やさずに隠してしまう者の富を無価値にしてしまって下さい。』」

信者たちよ、この10日の内に行うべき最も良い行いは、アッラーの御側に自分を引き寄せる行い、即ち、ハッジを行うことであり、ハッジを行わない者にとっては、アラファートの日に断食斎戒を行うことである。また、一人一人が出来る大切な行いについてであるが、経済的に可能な者は犠牲を献げることである。預言者さまSAWは、述べておられる。「経済的に可能なのに犠牲を捧げない者は、マスジドに来て集団礼拝に加わるに及ばない。」 また、預言者さまSAWは、述べておられる。「動物を犠牲に供することに決め、自分の手でそれを屠ろうとする者は、ズール・ヒッジャ月に入ったならば、いかなる毛も切ってはならないし、また、爪も切ってはならない。」 

ところで、今年の犠牲の日は、9月12日(月)である。当日の朝には、この大塚マスジドでイードの集団礼拝を行うし、子供も楽しい催し物を準備することとしている。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、ズール・ヒッジャ月の最初の10日間を有意義に過ごす者であるように御導き下さい。

アッラーよ、惜しみなく犠牲を供する者であるように御導き下さい

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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