日々の善行と懺悔の大切さ(2016年8月26日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2016年8月26日)
―― 日々の善行と懺悔の大切さ ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、

アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、我々は、何に従うのかといえば、それは、アッラーが我々に命じておられる事柄に対してである。信者各自は、それに素直に従うことによって、自分の生き方を定めるのがよい。
至高のアッラーは、クルアーン・ルクマーン章において述べておられる。
「人々よ、お前たちの主を畏れなさい。また、父がその子の為に役立たず、子も自分の父の為に少しも役立たない日(審判の日)を恐れなさい。誠に、アッラーの約束は真実である。お前たちは、現世の生活に欺かれてはならない。アッラーのことについて欺く者に、お前たちは欺かれてはならない。」(31章 33節)

信者たちよ、自分自身の行いに応じて、人が裁かれるということを承知しなさい。人は、善行や悪行を行うものであるが、行いに応じた報いがある。そしてまた、人の行いの評価は、その最後の部分によってなされる。預言者ムハムマドSAWは、述べておられる。「誠、行いは、その最後のものによって評価が下される。それはあたかも、入れ物の中のミルクのようにである。上部の味が良ければ、底の部分もそのようであろうし、上部の味が酸っぱくなっているなら、底の部分もそのようであろう。」 そうは言っても、人は誰でも、一生を通して一貫して良い行いに励むべきであり、そうあれば、審判の日に主の御前に立つ準備が整っているということである。
アッラーは、クルアーン・洞窟章において述べておられる。
「・・・誰でも、主への御目見えを請い願う者は、正しい行いをしなさい。自らの主を崇める場合、何一つ(同位に)配して崇拝してはならない。」(18章 110節)
諸預言者(平安を)は人々に、終末の日を見据えて良い終わり方で人生を閉じるよう努めなさいと教えられた。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。
「イブラヒームは、このことをその子孫に伝え、ヤアコーブもまた。『我らの子孫よ、アッラーはお前たちの為にこの教えを選ばれた。だから、必ずムスリム(服従する者)となって死なねばならない。』」(2章 132節)
同様のことについて、アッラーは預言者ユースフ(平安を)を引き合いに出され、クルアーン・ユースフ章において述べておられる。
「・・・『・・・私をムスリムとして死なせ、正義の者たちの中に加えて下さい。』」(12章 101節)
誠に、良い終わりというものは、善良なしもべたちの本源的な望みなのである。
アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。
「・・・主よ、私たちの罪を赦され、全ての悪事を抹消して、信仰の達成者たちと共に、あなたさまの許に召して下さい。」(3章 193節)
預言者ムハムマドSAWは、「心の支配者よ、あなたさまの宗教から離れず、付き従うように私の心を正しく導いて下さい。」と嘆願し、また、人が現世を離れる時を迎え、やがて訪れる臨終の試練に際し、悪事を犯すことがないように御守り下さいとアッラーに祈願するのが常であった。臨終に際しては、悪魔が信仰から離れてしまいなさいとそそのかすものであり、「アッラーの外に崇拝する神は無く、ムハムマドはアッラーの使徒である。」と述べなさい。そうすれば、しっかりと信仰に留まりつつ死を迎えられるように、アッラーは、御力添えをくださるだろう。預言者さまSAWは、「最後に発する言葉が、『ラーイラーハイッラッラー(アッラーの外に崇拝の対象となるものは無い)』である者は、楽園に入る。」と述べられた。

信者たちよ、良い終わりを迎える為には、正直であるとか、アッラーに忠実であるとかといった条件があることを知りなさい。内にも外にも正直であることがこの条件に適うのであり、誰も見ていない一人であっても正直であることを貫き、人の前での行いは見せかけのものではないということである。人前では、信仰行為を守っているように装い、自分だけならば禁を犯し、全視全聴のアッラーが見ておられることを忘れてはいけないということである。タウバン師が伝える次のハディースがある。「善行を積んで終末の日にやって来る我々の仲間たちが確かにいるのであるが、アッラーは、それを空に舞う埃のようにしてしまわれるだろう。」と御使いSAWが述べたのに対して、タウバン師は、『御使いよ、それについて話をして下さい。我々がそれについて無頓着ではいられないように明らかにして下さい。』と願った。御使いSAWは、『それらの者は、あなたの兄弟であり、あなたと同様なのである。即ち、その兄弟は、あなたがするように夜半に礼拝を行う。だが、アッラーが定められた限界を超えてしまうような機会に出会い、限界を超えてしまうのである。』」と述べられた。人は、自分が生きてきた道のままに死を迎えるのであるから、良い行いにこだわり、アッラーに従うことに自分を捧げることは、良い終わりを獲得する鍵である。至高のアッラーは、クルアーン・イブラーヒーム章において述べておられる。
「アッラーは、現世の生活においても、また、来世でも、堅固な御言葉で、信仰する者たちを強められる。・・・」(14章 27節)
しもべの中の敬虔な者が死を迎える瞬間にぐらつくことがないように、天使が力を添えてくれると慈悲に溢れるアッラーは約束なされる。アッラーは、クルアーン・フッスィラ章において述べておられる。
「誠に、『私たちの主は、アッラーであられる。』と言って、その後、正しくしっかりと立つ者、彼らには、(次から次に)天使が下り、『恐れてはならない。また、憂いてはならない。あなたがたに約束されている楽園への吉報を受け取りなさい。』(と言うのである)。」「『我(天使)は、現世の生活においても、また、来世においても、あなたがたの友である。そこでは、あなたがたの魂は望むものを得、そこでは、あなたがたの求めるものが得られる。』」(41章 30–31節)

信者たちよ、アッラーは、悪事を赦して下されるという、アッラーの慈悲心に信頼を寄せることは、しもべが良い終わりを迎える為の助けとなる。預言者さまSAWは、「アッラーからの最高のものを期待し、希望することなく死を迎えるようなムスリムであってはならない。」と述べておられる。また、次のハディースがある。「預言者ムハムマドSAWが、臨終の若者の許を訪ね、『いかがかな。』と聞いた。その若者が、『アッラーに誓って、御使いさまよ、自分はアッラーの御赦しを願いつつも、自分が犯した悪事のことが心配です。』と答えた。それに対して、預言者さまSAWは、『こういう時には、誰でも自分でそうした二つの事を思ってしまうものであるが、アッラーは、望むものを与えられ、恐れていることから解き放って下されよう。』と述べられた。」

加えるならば、懺悔をするのを急ぎ、純粋な気持ちで懺悔するならば、良い終わりを迎えるのに大いに役立つ。アッラーに対する気持ちに素直さが見いだされたが故に、心からの懺悔は、百人の人間を殺した者をも救済するのである。懺悔に対する返報として、その者は、アッラーから良い扱いをなされるのである。アッラーのしもべは、預言者さまSAWが毎日なされたように、最も慈悲深いアッラーに、日毎に懺悔することを忘れないように、常に心掛けるがよい。預言者さまSAWは、「信者たちよ、アッラーに懺悔しなさい。アッラーの御赦しを請い願いなさい。自分は日に百回懺悔している。」と語られ、人々に懺悔を勧められた。

信者たちよ、善い行いを常に行い、いつでも備えができているようにありたいものである。真に祝福された者とは、終末の日に備えて、善行の為にいつでも備えが出来ている者のことである。懺悔が受け入れて頂けますように。悪事を御赦し下さいますように。今日が昨日より優り、明日が今日より優った日でありますように。自分の最後の行いが最も優れた、御悦びを頂ける行いであり、あなたさまの許へ戻る瞬間が最良の日と重なりますように。良いお終いの為の形として最も重要なものは、信仰行為を全うし善行を積むことであり、それによって成功を獲得するのである。そうすれば、最も慈悲に溢れるアッラーは、悪事を消滅して下され、善行を倍加して下され、位階を上げて下される。預言者さまSAWは、『アッラーが、しもべに善くして上げようと決められたなら、行いについて手を貸される。』と語られた。すると、『御使いよ、アッラーはどのようにして手を貸されるのか。』と問う者がいた。それに対して、預言者さまSAWは、『アッラーは、死を前にして善行を積むのを容易にして下される。』と述べられた。アッラーの御命令と定めの時間通りに崇拝行為を行うようにと、アッラーは或るしもべに、特段の御導きをなされる。即ち、アッラーは、そのしもべが教えに従うように導かれるのである。その結果、そのしもべは、アッラーの御命令に更に従うようになり、死ぬまでそれを持続することとなる。そうした祝福された者は、礼拝し、断食斎戒し、喜捨を支払い、ハッジを行い、両親を敬い、近親に良くし、人々と良い関係を保ち、自分たちの集団に奉仕しようとし、良い終わりを望みつつ良い行いを沢山行うのである。

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、日々善行に励み、あなたさまに懺悔する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守り、来世で成功する者にして下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、日々の生活が円滑であり、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

Comments are closed.