敬虔でありなさい(2016年8月19日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2016年8月19日)
―― 敬虔でありなさい ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、敬虔、即ち、信仰心篤くあるように心掛けなさい。大ぴらであれ、こっそりであれ、物事を行う時には、アッラーに用心しなさい。アッラーは、敬虔でありなさいと命じておられ、人々の行いや喋るのを御覧であられるからである。アッラーは、人が善行を行い、現世で犯した悪事を赦し、来世において至福の成功を手にするように導いて下されると約束しておられる。アッラーは、クルアーン・部族連合章において述べておられる。
「信仰する者よ、アッラーを畏れなさい。実直な言葉でものを言いなさい。」「アッラーは、お前たちの為にその行いを正され、諸々の罪を御赦しになられる。アッラーと使徒に従う者は、確かに偉大な幸福を手にする者である。」(33章 70–71節)
この慈悲溢れる章節によって、アッラーは、しもべたちがあらゆる場面で行いや言葉において、敬虔であり続けるようにと教えておられる。即ち、行いなさいと教えられたことを行い、行ってはいけないと禁じられたことを行わないようにし、アッラーの教えを守ることに固執するのが大切だということである。

敬虔であれば、信仰と俗事に関係するあらゆる良いことは、敬虔であることの結果として起こる。それに加えて、敬虔であれば、現世と来世のあらゆる悪いものから守られる。それ故、敬虔であり、語ることが真実でありたいと努める者には、アッラーは、真実を語ることが出来るようにして下さるだろうし、真直ぐな道へと導いて下される。敬虔であって、親切で良い言葉を語る為に口と舌を使う者は、例えば、クルアーンを読誦し、アッラーを讃え、悔悟や許しを乞い、良いものに加担し、人の噂をしたり下品な話をしたりといったことを避けることによりアッラーが禁じられていることから遠ざかる。そうする信者に対してアッラーは、容易な道を示して下され、悪い道から遠ざかっているように図って下され、楽園を御用意なされ、現世でも来世でも安心を与えて下される。アッラーは、クルアーン・離婚章において述べておられる。
「…誠、アッラーを畏れる者には、その御方は、物事を容易にして下される。」(65章 4節)

信者たちよ、敬虔であるとは、秘密裏であっても公然であっても、それが信仰に関わることであっても俗事であっても、あらゆることにとってなくてはならないことである。それは、主に関わることにも、家族や親戚知人に関わることにも関係する。即ち、各自の仕事、立場、契約、各自が委託されていることなどに関係する。敬虔な者は、人に対して誠実で、公正で、正直である。即ち、敬虔な者は、人を騙したり、欺いたり、罠にかけたり、嘘をついたりすることはない。たとえ、どんなことがあっても、嘘の約束をしたり、嘘をついたりして人に害を及ぼすことはないのである。信者に真実、誠実が無いならば、敬虔さはどこに、本当の信仰はどこに有るというのか。預言者さまSAWは、述べておられる。「敬虔な者は、財産や人物の故に信用されるのではない。誠のムスリムは、言葉や行いで人を傷つけないものである。」

アッラーの命令に無頓着で、禁止されていることについて度を越し、ムスリムの仲間を際限なく言葉で攻撃する者が、敬虔な者である言い得ようか。嘘つきとして知られ、あらゆる種類の悪事を犯し、不当に他人の財産を貪り、高利を生きる手段とし、人を騙し、秤を誤魔化す者が、敬虔な者であると言い得ようか。係わっている仕事や財産がどのようであろうとも、公務の高い地位にあるにしても、約束を破る者が、敬虔な者であると言い得ようか。抑圧というものは、抑圧される者の生活をだめにする原因を作り、繁栄から逆境に、簡単から困難に暮らし向きを変え、想像もしないような懲罰の原因となる。アッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。
「或るユダヤ人の不義な行いの故に、合法であった良い(食べ物)をわれは禁じた。彼らが多くの者をアッラーの道から妨げたからである。」「禁じられた利息を取り、不正に人の財を貪ったからである。アッラーは、彼らの中の不信心な者には痛ましい懲罰を準備しておられる。」(4章 160–161節)
不正によって、抑圧によって、ないし、邪悪な手段によって他人の財産を貪るのは、性格的な心の病ないし、信仰心が弱いことによって引き起こされる。他人の権利を不当に犯した者は、犯した他人の権利を元に戻すようにと審判の日に言われ、どのように答えるというのか。そんな人間は、審判の日に創造主を前にして、大変な思いをするがよいだろう。預言者さまSAWの述べられた言葉を思い出すが良かろう。アッラーの御使いSAWが、『あなた方は破産者とはどんな人か知っていますか。』と教友たちに問われ、彼らは、『破産者とはお金もなければ財産もない人です。」と答えた。すると、御使いSAWは、述べられた。『私のウンマでは破産者とは復活の日に(現世では)礼拝や断食や喜捨を行ってからやって来るが、かつては人に悪態をついたり嘲笑したり、他人の財産をだまし取ったり、他人の血を流したり、人を撲ったりした人のことです。なぜならば彼の善行は自らが与えた他人への損害のために帳消しにされ、また自分の善行は別の損害のために帳消しにされて遂に自分の善行分が最終判決が下る前に全部なくなって、その不足分だけの己れの罪が取り出されて己れの前に投げ出される者で、結局は火獄の中に投げ込まれるのです。』

信者たちよ、アッラーを畏れ、公私に亘ってアッラーに思いを寄せるようにしなさい。悪事やアッラーの教えに従わないような道に引き込まれないように用心しなさい。アッラーのしもべたちに、抑圧を与えることがないようにしなさい。横柄であってはいけない。仕返し、悪事そして不正をしないようにしなさい。他人を害さないようにしなさい。人に対して公正で親切でありなさい。自分にして欲しいように、人に対してするようにしなさい。
アッラーは、クルアーン・蜜蜂章において述べておられる。 
「誠、アッラーは、主を畏れる者、良い行いをする者と共に居られる。」(16章 128節)
そして、悔悟を急ぎ行いなさい。アッラーに急ぎ御赦しを乞いなさい。
アッラーは、クルアーン・集団章において述べておられる。
「魂がこの様に言わない様に。『ああ、情けない。私は、アッラーへ(の義務を)怠った。誠に、私は笑いものにされる一人である。』」(39章 56節)
預言者さまSAWは、述べておられる。「他人の財産や名誉を不当に犯した者は、今日にも返すがよい。金銀が何の役にも立たない日が来る前に。良い行いの実績があったとすれば、人を圧迫した同じ量の善行の記録が圧迫された者の方に移し替えられる。もしも、善行が無いとすれば、圧迫を加えたと同じ量の悪事が圧迫された者の方から移し替えられる。」

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、信仰心の篤い者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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