アッラーに心から信頼を寄せなさい(2016年7月15日)

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2016年7月15日)
―― アッラーに心から信頼を寄せなさい ――

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

信者たちよ、アッラーを畏れなさい。アッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。
「・・・われは、お前たち以前に啓典を与えられた者に、そして、お前たち(ムスリム)にも、『アッラーを畏れよ。』と命じた。・・・」(4章 131節)

信者たちよ、世界は、アッラーの御意志に従い動く。アッラーは、クルアーン・高壁章において述べておられる。
「・・・紛れもなく、アッラーは、創造し統御なされる御方。万有の主アッラーに祝福あれ。」(7章 54節)
アッラーは、創造に際しあらゆる物事を整えられた。天と地の全てに亘って、そこには何の欠点も見られない。
アッラーは、あらゆる事象の根源である。アッラーは、クルアーン・アル・ヒジュル章において述べておられる。
「どのようなものでも、われに、その備えのないものはない。・・・」(15章 21節)
誠に、アッラーの豊かさは、無尽蔵であり、枯渇することはない。預言者さまSAWは、アッラーの御心を述べておられる。「われのしもべたちよ、お前たちの最初の者であったにせよ、最後の者であったにせよ、人類の全てであったにしても、ジンの全てであったにしても、また、それらの者たちが同じ場所から一斉にわれに何かを求めたとしても、われは、その各人に望みのものを与えようではないか。仮にそうしたとしても、われの持ち物が何一つ減る訳ではない。それを喩えてみると、海に一本の針を落した変化にもあたらない。われのしもべたちよ、われは、報酬を与えようとしてお前たちの行いを数え上げるのである。良い結果をそこに見つけた者は、アッラーに感謝しなさい。だが、それ以外のものを見付けた者は、自分自身以外のものを責めたててはいけない。」 
信者たちは、あらゆる願い事をアッラーだけに求め、信じてアッラーにお願いし、あらゆるものがアッラーの許に戻ってゆくことを知っておきなさい。アッラーは、クルアーン・フード章において述べておられる。
「天と地の幽玄界は、アッラーのものであり、また、凡ての物事(の決定)は、アッラーに帰属する。だから、その御方に仕え、その御方を信頼しなさい。・・・」(11章 123節)
至高のアッラーは、信頼を寄せる者、頼りにする者を助けられるのであり、クルアーン・集団章及び開端章において述べておられる。
「アッラーは、しもべにとって万全(な守護者)ではないか。・・・」(39章 36節)
「私たちは、あなたさまにこそ崇め仕え、あなたさまにこそ御助けを請い願う。」(1章 5節)
アッラーを信頼する者は、あらゆる事柄についてその御方に従いたいものであると願う。
アッラーは、ファラオの前で預言者ムーサー(平安を)が語った言葉として、クルアーン・ガーフィル章において述べておられる。
「・・・私は、自身のことはアッラーに委ねています。アッラーは、しもべたちを見守られます。」(40章 44節)
アッラーを思い、そして、アッラーを崇拝すること、そのことを全てのムスリムが求めれている。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーはおっしゃられました。われは、わがしもべがそうであると信じている通りの存在である。われを善良であると思うなら、そのとおりであり、われを悪辣と思うなら、そのとおりである。」 即ち、アッラーを善良であると思い、自分が良い時にも、悪い時にもアッラーを信じなさいということである。

信者たちよ、アッラーを信頼することは、預言者や御使いの品性の一つであり、善良な人間についても、同様の品性が見いだされる。アッラーが命じられたことに従う人々にとって、預言者イブラーヒーム(平安を)は、立派なお手本である。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。
「主は、彼に向かって、『服従、帰依しなさい。』と仰せられた。彼は、『私は、万有の主に服従、帰依します。』と言った。」(2章 131節)
預言者イブラーヒム(平安を)は、アッラーより、アッラーの館の建立を命じれた。それで、妻ハガルと赤子イスマイールとを連れて、植物の生えない谷間である砂漠の地へと出発した。その場所はマッカであり、当時は人も居なければ水も無い所であった。預言者イブラーヒム(平安を)は、そこに着くと、妻ハガルと赤子イスマイールの居場所を決めて、少しのナツメヤシが入った革袋と、何がしかの水の入った小さな革袋とを置いて旅立とうとしたのである。イスマイールの母は追いすがりながら、「イブラーヒームよ、誰もいない、何も無い、何の楽しみの無いこの谷間に二人を残し、どこへ行こうとしているのですか。」と繰り返し何度も尋ねた。だが、イブラヒーム(平安を)は、振り返りもしなかった。イスマイールの母が、「アッラーが、こうするように命じられたのですか。」と問うと、預言者イブラーヒム(平安を)は、「そうだ。」と答えた。すると、イスマイールの母ハガルは、「それならば、アッラーが私たちを見捨てることはありません。」と言ったのであった。アッラーの御命令を快く受け入れるというイスマイールの母ハガルの強い信仰心は、山が大地に深く根を下ろすように、アッラーに対する深い信頼の証である。ザムザムの聖水が赤子イスマイールの足元から湧き出て飲み水になろうとは、また、天使が降りてきて、「何もないと恐れることはありません。」と語りかけようとは、イスマイールの母ハガルは、その時点では未だ知らないのである。

信仰篤い者のもう一人の例が、品行が良く貞節な女性マルヤムである。結婚もしていないのに懐胎してしまい、悩むが耐えたのである。そこでは、神の手による不思議なことが起こったのである。マルヤムは、とんでもないことを仕出かしたと世間から非難され悩みはしたが、アッラーが下された啓示によってアッラーを信頼し、それで苦悩から解放された。アッラーは、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「食べ且つ飲んで、お前の目を冷しなさい。そしてもし、誰かを見たならば、『私は慈悲深き主に、斎戒の約束をしました。それで今日は、誰とも話は致しません。』と言ってやるがいい。」「それから彼女は、彼(生まれたばかりの息子)を抱いて自分の人びとの許に帰って来た。『マルヤムよ、あなたは、何と大変なことをしてくれたのか。』と言われた。」「ハールーンの姉妹よ、あなたの父は悪い人ではなかった。母親も不貞の女ではなかったのだが。」「そこで彼女は、彼(赤ん坊である息子)を指さした。・・・」(19章 26–29節)
アッラーを信頼したからこそ、マルヤムは、生まれたばかりの赤ん坊を指さしたのである。主が、赤ん坊に話をさせ、彼女の無実を晴らしてくれようとはその時点では、知る由もなかったのである。
アッラーは、更に続けて、クルアーン・マルヤム章において述べておられる。
「・・・彼らは言った。『どうして私たちは、揺籠の中の赤ん坊と話すことが出来ようか。』」「(その時)彼(赤ん坊)は言った。『私は、誠にアッラーのしもベです。その御方は私に啓典を与え、私を預言者になされました。」「また、その御方は、私が何処にいようとも祝福を与えて下さいます。また、命のある限り礼拝を捧げ、喜捨をするよう、私に命じられました。」「また、(私を)自分の母に対する孝行者にさせられ、高慢で不幸な者にはなされません。」「また、私の出生の日、死去の日、復活の日に、私の上に平安がありますように。』」(19章 29–33節)

信者たちよ、アッラーを信頼すると共に、アッラーの御言葉、聖典クルアーンで語られている行いについても、預言者ムハムマドSAWの導きについても、信頼を置かなければならない。そして、何かの間違いを犯したなら、アッラーは御赦し下さると信じて、御赦しを請いなさい。そのことについて、アッラーは、クルアーン・相談章において述べておられる。
「アッラーこそは、しもべたちの悔悟を受け入れ、様々な罪を許し、・・・」(42章 25節)
もしも、困難に出遭ったならば、アッラーが救済して下されると信じなさい。以下は、預言者ユーヌス(平安を)についてのことであり、アッラーは、クルアーン・預言者章において述べておられる。
「また、ズン・ヌーン(ユーヌス)であるが、彼が激怒して出かけた時を思いなさい。われが、彼を難儀させるようなことはないと思いながらも、彼は暗闇の中で、『あなたさまの外に神はありません。あなたさまの栄光を讃えます。誠に私は不義な者でした。』と叫んだ。」「それで、アッラーは、彼に応え、彼をその苦難から救った。われはこのように、信仰する者を救助するのである。」(21章 87–88節)

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

アッラーよ、あなたさまに心からの信頼を寄せる者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。
アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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