イスラーム国における日本人人質事件について

2015年1月22日

イスラーム国における日本人人質事件について
(宗)日本イスラーム文化センター

イスラームは、人に優しい、常識的な教えです。教えの基本は、クルアーンと預言者ムハンマドの言行集よりくみ取ることが出来ますが、その中の人と人とに関わる部分についいて言えば、近代法である刑法や民法等の元になっているものと思って間違いありません。正当性の無い殺人、拘束、抑圧、迫害は固く禁じられており、それは、現代人である我々が思っているものと違いはありません。なお、イスラーム法に戦争捕虜というものはありますが、その対象となるのは戦闘員のみであり、特にイスラームに対して好意的で、正しい情報の発信に努力してくれるようなジャーナリストなどが、戦闘員と見なされるとは考えにくいことです。

イスラームは、人に優しい、常識的な教えですが、教えを守らない者がいるのは残念なことです。テロ行為、非戦闘員の殺害などは、教えに反する行為です。このような誤った行為をしている信徒につきましては、間違いを犯していることに気付いて悔悟し、それ以上の間違いを重ねないように祈ると共に、このような誤った考えや行動が生まれないよう、日本国内における信徒間の啓蒙活動を継続して努めていきたいと思います。

イスラーム国については、内部の要人を知っている訳ではなく、報道以上に詳しく、内情などを知る手段を持ち合わせていません。但し、本センターでは2012年より、日本国内外のシリア人有志の協力を得て、医療、衣服、食糧、学業といった分野でシリア難民への援助活動を行ってきております。現在、このような活動で協力して頂いているシリア人数名に、今回の問題について何か事件解決の糸口となるような策を模索すべく、連絡を取っているところです。つきましては一刻も早く、人質となっている日本人の方々が解放され、無事ご家族のもとに帰ることが出来るよう、心よりお祈りいたします。 

その他国内支援.

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