東日本大震災支援 報告101

2013年2月24日

アッサラームアライクム ワラハマトゥッラーヒ ワバラカートゥフ

 2月24日(日)、埼玉県加須市の旧騎西高校で、福島県双葉町から避難されている住民の方々への炊き出しを行いました。双葉町は、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で、全域が警戒区域に指定され、役場ごと県外へ移転しました。間もなく2年がたとうとしていましたが、役場によると2月20日現在で137人の方が居住、厳しい避難生活を送られています。

 今回の支援メニューは、大塚モスク特製のチキンカレーと、春を先取りする旬の野菜などのサラダです。炊きたての米15キロなど130人分の食料が車に積み込まれ、アキールさん以下8人で、午前8時20分に出発しました。

 この日の天気は晴れ。避難所の旧騎西高校には午前10時前に到着しました。車載の温度計で、外気温は5度でしたが、車から降りて、支援物資や鍋などを運ぶ際、強い風が吹いており、とても寒く感じられました。このような環境で、今も廃校での生活を余儀なくされているのかと思うと、いたたまれない気持ちになりました。
 炊き出しの場所は、校舎とは別棟の生徒会館(食堂)です。厨房をお借りして、準備を進める間、手の空いている人は、住民の方たちと会話をさせていただき、最近の暮らしぶりや普段の食生活などについてお話を聞かせていただきました。

 仮住まいの教室では、煮炊きをするような設備がないため、温かい食事の確保は今も重要なテーマになっていること、新鮮な野菜を渇望されていることなど、語っていただいた内容はさまざまです。中には、大津波が襲ってきた大震災当時のことを話してくださる方もいらっしゃいました。

 準備が整い、午前11時すぎに炊き出しがスタート。支援活動の開始を告げる放送も入り、食堂の一角に設けられた配膳台の前に、避難されている方々の長い列ができました。高齢の方が多い印象で、手押し車を押して参集された方もいらっしゃいました。

 アキールさんが優しい笑みを浮かべて出迎え。厨房では3人がカレーの盛りつけを担当し、配膳台では、3人が野菜サラダなどを配布しました。

カレーは、大きく、しかも柔らかく煮込んだジャガイモと人参が特長です。野菜サラダは、ブロッコロー、ミニトマト、な花、インゲン、パプリカに特製ドレッシング付きです。ほかに、サウジアラビア産のデーツ(ナツメヤシの果実)と、広島の金子農園さんにご協力いただいたみかんもお配りしました。

 食堂のテーブルで、カレーを口に運ばれた住民の方からは、「思ったより軽い味」「食べやすい」という声が聞かれました。サラダも「色合いがとてもいい」と好評でした。

炊き出しを機に、交流が深まり、笑顔になっていただくことで、少しでも心の安らぎを得ていただければと思いました。

同高校に移転している役場機能は、6月には一部を残して福島県いわき市に引っ越すそうです。

東日本大震災支援.

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