舌を悪事から守ろうではないか

2013年2月1日

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2013月2月1日)

称賛は、導きを求める者を御導きなされるアッラーのもの。神はアッラーだけであり、共同者は存在せず、我々の導き手であるムハムマド(祝福と平安を)はアッラーの御使いであることを証言する。アッラーの使徒で預言者であられるムハムマド、その一家、教友、導きに従う者たちに平安をお与えください。

日本語

信者たちよ、我々は、自分が喋ったことに責任を負わされる。そのことについて、アッラーは、クルアーン・カーフ章において次のようにのべておられる。

「見よ、右側に、また左側に坐って、二人の(守護の天使の)監視者が監視する。」「彼がまだ一言も言わないのに、彼の傍の監視者は(記録の)準備を整えている。」(50章 17–18節)

クルアーンのその他の章節やハディースには、ムスリムたちは、自分が喋ることに注意を払うべきであることが語られている。舌というものは、良い面と悪い面の二つの面がある。即ち、良いことを喋るのにも、悪いことを喋るのにも、舌は使われ得るということである。多くの人は、このことを軽く見がちであるが、実は、自分が喋ることには責任が伴うので大いに注意を払うべきであるということである。

我々は、良いことを喋るならば報酬が加えられ、悪いことを喋るならば罰が加えられるのである。誰かの言葉というものは、それがアッラーに御満悦頂けるものならば、その誰かは位階を上げられるし、それがアッラーに不快感をもたらすものならば、その誰かが火獄に落とされる原因となるものである。それについては次のようなハディースがある。

「預言者さま(祝福と平安を)は述べられた。信仰にとって最も大切なことについて語らなかったであろうか。その最も大切なこととはイスラーム、即ち、アッラーに従うことであり、それの柱は信仰行為である。そして最も大事なことは、信仰行為を実践する為のジハード(奮闘努力)である。それらを支配するものは何であろうか。預言者さま(祝福と平安を)は、舌をつまみながら付け加えられた。これを守るということである。人は喋ることに責任があるということである。そのことは、お母さんが自分の子供を失う程のことなのである。舌が作り出す悪ふざけ以上に、自分の顔と鼻とを下にして地獄に真っ逆さまにしてしまうものが他にあるであろうか。」

 舌を悪事から守ることは、自分が良くある為の大きな要因なのである。自分の舌を悪事から守る者は、あらゆる悪から自分を守る者であるに違いない。

口にすることが災いとなることについてのハディースがある。「悪事を繰り返し犯す友と、その友をいつもそばで見ているイスラエル種族の敬虔な男のことについてである。預言者さま(祝福と平安を)は述べておられる。或る日、その敬虔な男は、その友に対して、誓って、アッラーはお前を許すはずはないと言った。アッラーは、その敬虔な男の言葉を不愉快に思われた。なぜならば、誰かが天国に入るか、地獄に落とされるかの運命を知るのは唯一アッラーだけだからである。やがて二人は死に、敬虔な男は罰を受けて地獄に落され、悪事を繰り返した男はアッラーに赦されたそうである。」

ムスリムは、舌を守るべきであり、さもなければ、舌は自分自身にだけではなく、取り巻く社会に多くの害悪を撒き散らす。それ故、預言者さま(祝福と平安を)は、「アッラーよ、私が怒っている時も、喜んでいる時も、真実を述べるように御導き下さい。」と、祈願なされた。

舌はアッラーの素晴らしい創造の賜物であり、人間にとってとても大切なものである。舌は小さなものではあるが、その力には限りないものがある。賢明な使い方をすれば、その徳は大きく、また、不信仰の為に使う事も出来るのであり、人によってはアッラーを信じないことを表明するのに自分の舌を使う。喋ることが本当であるか嘘であるかを問わず、舌は心の内をあからさまにする。舌は、思うことの代理者であると言えるのである。身体のどの部分も、思うことを表明するのに舌ほどの力は無いではないか。

目が見るものは、形と色だけであり、それ以上でも以下でもない。耳は音について聞く能力を有するが、それだけのものである。舌が持つ力は、善悪に及び、何とそこには限度は無ではないか。舌が持つ危険性には多くのものがある。無駄話をすること、論争すること、他の人についての悪口を言うこと、嘘を吐くこと、中傷すること、陰口をたたくこと、自慢すること等々である。

ここで、舌に係わるハディースを紹介しようではないか。

  1. アッラーの御使いはおっしゃられた。「アッラーと終末の日を信じる者は、良いことを語るか、沈黙を守るべきである。」
  2. アッラーの御使いに、『ムスリムの中で最も立派な人とはどういう人ですか。』と尋ねたら、『他のムスリムに対して舌と手が危険を及ぼさないような人です。』と答えられた。
  3. アッラーの御使いはおっしゃられた。「自分の両顎の間のもの(舌)と、自分の両腿の間のもの(性器)を悪事から守ると私に約束した者については、私は楽園に入ることを保証する。」
  4. アッラーの御使いはおっしゃられた。「自分が語ることの価値を知ることなく良い言葉を述べる者については、アッラーは、その者がアッラーにまみえる日まで、御満悦を記録に留めておかれる。一方、語ることの重大性を知らずに悪い言葉を述べる者については、アッラーは、その者がアッラーにまみえる日まで、御不満を記録に留めておかれる。」
  5. アッラーの御使いはおっしゃられた。「両顎の間にあるもの(舌)による悪事と、両腿の間にあるもの(性器)による悪事から自分を守る者は、楽園に入る。」
  6. アッラーの御使いはおっしゃられた。「火獄の火から守られたいならば、自分の舌を悪事から守り、自分の家に留まり、自分が犯した悪事について嘆きなさい。」
  7. アッラーの御使いはおっしゃられた。「アーダムの息子が朝目覚めた時、身体の全ての部分は舌を前にして謙虚であり、そして、語るのである。『我々は、あなた舌と共にあるのであるから、自分の為にアッラーを畏れなさい。あなた舌の行いが原因で褒美もあれば懲罰もあるのであるから、舌よ、あなたが誠実ならば、我々も誠実であり、舌よ、あなたが誠実でないならば、我々も誠実ではないのである。」

アッラーよ、舌を悪事から守ることが出来るように、そして、舌を良いことにだけ使うように御導き下さい。
アッラーよ、預言者ムハムマド(祝福と平安を)に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ホトバ要約.

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