自分よりも誰よりも預言者さま(祝福と平安を)を愛するということ

2012年9月28日

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2012月9月28日)
――自分よりも誰よりも預言者さま(祝福と平安を)を愛するということ――

あらゆる賞賛は、アッラーのもの。アッラーでなくして神として崇拝に値する何ものも存在せず、アッラーには共同者はいないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。アッラーよ、我々の御手本ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。

あらゆる感謝は、我々が助けを求め、御赦しを請う御方、アッラーのもの。我々は、心にひそむ悪から、犯した悪事の報いから、御加護下さるようにアッラーに請い願う。アッラーが導かれた者が、道を踏み外させられることはないし、アッラーが誤った道に導かれた者が、正しい道を見つけることもない。
アッラーは、クルアーン・イムラーン家章及び部族連合章において次のように述べておられる。

「お前たち信仰する者よ、十分な畏敬の念でアッラーを畏れなさい。お前たちはムスリムでなくして死んではならない。」(3章 102節)

「信仰する者よ、アッラーを畏れなさい。実直な言葉でものを言いなさい。」「彼はお前たちの為にその行いを正され、諸々の罪を赦されることとなろう。アッラーと使徒に従う者は、確かに偉大な幸福を成就する者である。」(33章 70–71節)

信者たちよ、全能のアッラーは、自分を愛することは、預言者さま(祝福と平安を)を愛することであると、結び付けておられる。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において次のように述べておられる。

「言ってやるがいい。『あなたたちがもし、アッラーを敬愛するならば、自分(使徒ムハムマド)に従いなさい。そうすれば、アッラーもあなたがたを愛され、あなたがたの罪を赦される。アッラーは、寛容にして慈悲深くあられる。」(3章 31節)

我々のお手本であるムハムマド(祝福と平安を)は、そのことを次のように述べておられる。
「あなたがたの誰でも、自分の父親、子供、その他の誰か以上に私を愛するまでは信仰心篤いとは言えない。」 
こう語ることで預言者信者さま(祝福と平安を)は、自分への敬愛は、そのことがアッラーへの心からの崇拝の証拠であると強調しておられるのである。アッラーの御使い(祝福と平安を)を愛することの理念については、次のハディースがある。
「ウマール・ビン・ハッタブ師が預言者さま(祝福と平安を)に、『御使いよ、自分自身を除いて誰よりもあなたさまを大事に思っています。』と言ったところ、『私の命を握っておられる御方に誓って、自分自身よりも私を大事に思うようになるまでは、あなたの信仰が十分であるとは言えません。』との答えがあった。
それで、ウマール師は、『今、私はアッラーに誓って、私にとってあなたさまは、自分自身よりも大事です。』と言った。
預言者さま(祝福と平安を)は、『ウマールよ、良かった。(敬虔なものの仲間入りをした。)』と言われた。」 

信者たちよ、こうして、預言者さま(祝福と平安を)への敬愛と尊敬の念は、教友たちの心にちゃんと根付き、預言者さま(祝福と平安を)に対する身構え、心構えにしっかりと反映されるものとなった。教友たちの善良さと、深い尊敬の念の保持というものが、預言者さま(祝福とへ平安を)を如何に愛するべきかという最良の手本を確かなものとしたのである。次のようなことが伝わっている。或る男が預言者さま(祝福とへ平安を)の許にやって来て、
『アッラーの御使いよ、あなたは、自分自身、家族、子供よりも私によって愛されています。家にいる時にあなたを思い、おそばに来てお会いするのを待っているのが辛くなることがあります。自分の死とあなたの死について考えると、あなたが天国に入るのは預言者としてであると承知します。それで、私が天国であなたのお会いできるのかどうか心配になります』と言った。
預言者さま(祝福と平安を)は、啓示が下るまで、それに答えることはなかった。それに係わる啓示とはいかのもか。アッラーは、クルアーン・婦人章において次のように述べておられる。

「アッラーと使徒に従う者は、アッラーが恩恵を施された預言者たち、誠実な者たち、殉教者たちと正義の人々の仲間となる。これらは、何と立派な仲間たちであることよ。」(4章 69節)

アリー・ビン・アブー・ターリブ師は、預言者さま(祝福と平安を)を愛することについて問われ、次のように答えた。
「アッラーに誓って、預言者さま(祝福と平安を)は、自分の財産、子供、両親、喉の渇きをいやす一杯の冷たい水よりも私にとって大事です。」 
また、ザイド・ビン・ダシナ師がイスラーム宣教に反対するクライシュ族の一団に捕まった時の事が語られている。
「ムハムマドがここで首を落し、お前が仲間と共にあるのを望みはしないのか。」と聞かれ、
「自分が家族と共にあるよりは、預言者さま(祝福と平安を)が苦しまれることがないことを望む。喩えとげが刺さった程度であっても預言者さま(祝福と平安を)が苦しまれるなど自分には我慢がならない。」と答えたという。
預言者さま(祝福と平安を)を愛する気持ちにおいて、サイド師は、教友たちの中でも、その気持ちが最も強いのではないか。

信者たちよ、預言者さま(祝福と平安を)が、いよいよマディナへ移住すべき時期が来た。預言者さま(祝福と平安を)にマディナへの出発するのをアッラーが命じられたことを、アブー・バクル師(平安を)に伝えるのである。このことについて、アイシャ(平安を)は、語っている。
「或る昼間、家で座っていると、誰かが、父アブー・バクルに、『この時間に被り物をしてこの家を訪ねたこと等ないでしょうが、頭から顔を覆ってここにいる方は預言者さまです。』と言うと、父アブー・バクルは、『私の両親を犠牲にする程にあなたは大事な方です。急ぎの事が、今あなたをここに連れて来たに違いない。』と言った。
それで、預言者さま(祝福と平安を)が門口まで来て入る許可を求め許されたのだが、家に入るやアブー・バクル師に、『あなたと一緒にいる者がいるから、出ましょう。』と言った。
それを聞いて父アブー・バクルは、『知らぬ人たちではなく皆あなたの親戚ばかりです。御使いよ、父を犠牲にする程に大事な方よ。』と言った。
預言者さま(祝福と平安を)が、『マッカを離れることがアッラーにより許されました。』と言うと、アブー・バクル師は、『私がお供します。父を犠牲にする程に大事な預言者さまよ。』と言った。
アイシャ(平安を)は、父アブー・バクルがその時、喜びで涙を流す程に幸せそうだったことを思い出し、父アブー・バクルのその姿を見るまでは、喜びの余りそれ程までに涙を流す人を見たことはなかったと語っている。」

信者たちよ、アッラーを愛することは、天国に導かれ、預言者さま(祝福と平安を)と教友たちと一緒になる特権を勝ち取る為の備えである。アナス・ビン・マリク師は述べている。
「預言者さま(祝福と平安を)にある男が、『最後の時とは何時の事ですか。』と尋ねたので、預言者さま(祝福と平安を)は、『最後の時の為に、あなたはどんな備えをしていますか。』と聞いた。
『備えと言えば、アッラーと預言者さま(祝福と平安を)を愛することです。』と男が言い、『あなたが愛する者と共にあるだろう。』と答えられた。」 アナス師は述べている。
「イスラームを受け入れた後、アッラーの御使いの言葉以上に、我々を喜ばせるものは何もない。」 
更に、アナス師は述べている。「私は、アッラー、アッラーの御使い、アブー・バクル師、ウマール師を愛します。自分はこれらの人々のように行わないが、彼らと共にあることを望みます。」 
預言者さま(祝福と平安を)への愛の印として、教友の一人が述べている。
「預言者さま(祝福と平安を)がマディナに到着された日、周囲のあらゆるものが輝いた。預言者さま(祝福と平安を)の葬儀の後、すぐには手についた土を払わなかった。やがて、我々の心に変化が起こるのを感じ始めた。」

我々の預言者さま(祝福と平安を)への敬愛の確かなことを念じ、預言者さま(祝福と平安を)を愛する我々を祝福下さるようにアッラーに嘆願しようではないか。我々は、アッラーと、アッラーの命令に従うようにと命じられており、我々はアッラーの定めに従うようにとアッラーに御助けを求めようではないか。
アッラーは、クルアーン・婦人章において次のように述べておられる。

「お前たち信仰する者よ、アッラーに従いなさい。また、使徒とお前たちの中の権能を持つ者に従いなさい。・・・」(4章 59節)

預言者さま(祝福と平安を)への祝福を願い、彼への愛によって子供を育て、彼の高潔さを思い、彼の慣行に従いなさい。これは誠に、至高のアッラーより現世と来世で成功を授けられる為の道である。
アッラーは、クルアーン・高壁章において次のように述べておられる。

「・・・それで、使徒を信じる者は、彼を尊敬し、彼を助け、彼と共に下された御光に従う。これらの人々こそは、成功する者たちである。」(7章 157節)

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さま(祝福と平安を)愛する者であるように、御導き下さい。
アッラーよ、日々の善行と毎日の懺悔を行う者であるように御導き下さい。
アッラーよ、何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように御導き下さい。
アッラーよ、クルアーンと預言者さま(祝福と平安を)のスンナに従う者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たち家族共々、信仰心を強くして下さい。正しい道を歩む忍耐強い者であるように御加護下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

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ホトバ要約.

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