日々の善行と毎日の懺悔の大切さ

2012年9月21日

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ要約(2012月9月21日)
―――日々の善行と毎日の懺悔の大切さ――

あらゆる賞賛は、不滅の神アッラーのもの。アッラーでなくして神として崇拝に値する何ものも存在せず、アッラーには共同者はいないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。アッラーよ、我々の御手本ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。

アッラーが我々に命じておられる事柄、それに従って我々は、自分自信の生き方を定めるものである。
アッラーは、クルアーン・ルクマーン章において次のように述べておられる。

「人々よ、お前たちの主を畏れなさい。また、父がその子の為に役立たず、子もその父の為に少しも役立たない日を恐れなさい。誠、アッラーの約束は真実である。お前たちは現世の生活に欺かれてはならない。アッラーの事について欺く者に、お前たちは欺かれてはならない。」(31章 33節)

信者たちよ、人は、自分自身の行いに従って裁かれることを心に留めて置きなさい。人は善行や悪行を行い、それに応じた報いがある。人の行いの評価は、我々のお手本ムハムマド(祝福と平安を)が以下に述べるように、その最後の部分に現れる。
「誠、行いは、入れ物の中の牛乳のようにその底の部分の味わいで評価が下される。上部の味が良ければ、底の部分もそのようであろうし、上部の味が酸っぱくなっているなら、底の部分もそのようであろう。」 
それ故、人は誰でも、一生を通して一貫して良い行いに励むべきであり、そうすれば、主への会見を果たすこととなるだろう。それについてアッラーは、クルアーン・洞窟章において次のように述べておられる。

「・・・誰でも、主との会見を請い願う者は、正しい行いをしなさい。自らの主を崇める場合、何一つ(同位に)配して崇拝してはならない。」(18章 110節)

生涯におけるこの最後の時期の重要さの故に、諸預言者(平安を)は、人々に善い終わり方をするようにと求めている。このことは、アッラーによっても強調され、クルアーン・雌牛章において次のように述べておられる。

「イブラヒームは、このことをその子孫に伝え、ヤアコーブもまた。『我らの子孫よ、アッラーはお前たちの為にこの教えを選ばれた。だから、必ずムスリム(服従する者)となって死なねばならない。』」(2章 132節)

また、同様のことについて、アッラーは預言者ユースフ(平安を)を引き合いに出され、クルアーン・ユースフ章において次のように述べておられる。

「・・・『・・・私をムスリムとして死なせ、正義の者たちの中に加えて下さい。』」(12章 101節)

誠、良い終わりというものは、善良なしもべの本源的な望みであり、アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において次のように述べておられる。

「・・・主よ、私たちの罪を赦され、全ての罪業を抹消して、信仰の達成者たちと共に、あなたさまの許に召して下さい。」(3章 193節)

これに関し、我々のお手本ムハムマド(祝福と平安を)は、「心の支配者よ、あなたさまの宗教から離れず、付き従うように私の心を正しく導いて下さい。」と嘆願し、また、生の試練と死、即ち人が現世を離れて次に向かう臨終の時の試練に際し、悪事を犯さないように守って下されるようにアッラーに祈願するのが常であった。
臨終に際しては、悪魔が信仰から離れてしまうようにとそのかすので、
「アッラーの外に崇拝する神は無く、ムハムマドはアッラーの使徒である。」と述べることで、しっかりと信仰に留まるようにアッラーの御力添えをお願いするのである。
預言者さま(祝福と平安を)は、「最後の言葉が『ラーイラーハイッラッラー(アッラーの外に崇拝する神は無い)』である者は、楽園に入る。」と述べられた。

信者たちよ、善い終わりを獲得する為には、正直であるとか、アッラーに忠実であるとかの条件があることを知りなさい。内にも外にも正直であることがこの条件となるのであり、一人であって正直であることを保持し、公の場での行いはこれ見よがしではないように求められるのである。また、善行であっても自分の意図に反して行うならば、その者の終わりは不幸であるに違いない。それは、人前で崇拝行為を厳守するように敢えて装う様な場合の事で、自分だけならば禁を犯し、全視全聴のアッラーが見ておられることを忘れるということである。

タウバン師が伝える次のハディースを参照するがよい。
「善行を積んで終末の日にやって来る我々の仲間たちを確かに見い出すが、アッラーは、それを空に舞う埃のようにしてしまわれるだろう。」と御使い(祝福と平安を)が述べたのに対して、タウバン師は、
『御使いよ、それについて話をして下さい。我々がそれについて無頓着ではいられないように明らかにして下さい。』と願うと、
『それらの者は、あなたの兄弟であり、あなたと同様である。あなたがするように、夜半に礼拝を行う。
だが、アッラーが定められた限界を超えてしまうような機会があれば、それをしてしまうのである。』」 
人は、自分が生きてきた道のままに死を迎えるのであるから、良い行いに執着し、アッラーに従うことに自分を捧げることは、誠、良い終わりを獲得する鍵となる。
それ故、至高のアッラーは、クルアーン・イブラーヒーム章において次のように述べておられる。

「アッラーは、現世の生活においても、また、来世でも、堅固な御言葉で、信仰する者たちを強められる。・・・」(14章 27節)

しもべの中の敬虔な者には天使からの助力があり、死を迎える瞬間にぐらつくことがないように慈悲に溢れるアッラーは約束なされる。アッラーは、クルアーン・フッスィラ章において次のように述べておられる。

「誠、『私の主はアッラーであられる。』と言って、その後、正しくしっかりと立つ者、彼らには、天使たちが降りてきて、『恐れてはならない。憂いてはならない。あなたがたに約束されている楽園への吉報を受け取りなさい。』(と言う。)」「われは、現世の生活においても、また来世においても、お前たちの友である。そこでは、お前たちの魂は望むものを得て、そこでは自分たちが望むものが得られる。」(41章 30–31節)

信者たちよ、悪事が許されるというアッラーの慈悲と御力への信頼は、即ち、しもべが良い終わりを獲得するのの助けとなるのである。
預言者さま(祝福と平安を)は、「アッラーからの最高のものを期待し、希望することなくして死ぬようなムスリムであってはならない。」と述べておられる。
また、次のハディースがある。「預言者ムハムマド(祝福と平安を)が、臨終の若者の許を訪ね、『いかがかな。』と聞いた。
その若者が、『アッラーに誓って、御使いさまよ、自分はアッラーの御赦しを願いつつも、自分が犯した悪事のことが心配です。』と答えたのに対して、
『こういう時には、誰でも自分の心にそうした二つの事柄を思うが、アッラーは、望むものを与えられ、恐れていることから解き放って下されよう。』と述べられた。」

加えるならば、懺悔をするのを急ぎ、純粋な気持ちで懺悔するならば、良い終わりを迎えるのに大いに役立つ。アッラーに対する気持ちに直であったが故に百人の人間を殺した者を、実際に懺悔が救済するのである。懺悔に対する返報として、彼はアッラーによって良い扱いをされるのである。
アッラーのしもべは、預言者さま(祝福と平安を)が毎日なされたように、最も慈悲深いアッラーに日々改めて懺悔することを忘れないように、常に気を使うがよい。
預言者さま(祝福と平安を)は、「信者たちよ、アッラーに懺悔しなさい。アッラーの御赦しを請い願いなさい。自分は日に百回懺悔している。」と語られ、人々に懺悔を勧められた。

信者たちよ、善い行いを常に出来るように、いつでも備えているがよかろう。真に祝福された者は、終末の日に備えて、善行の為にいつでも備えが出来ている者である。懺悔が受け入れて頂けますように。悪事を御赦し下さいますように。今日が昨日より優り、明日が今日より優った日でありますように。自分の最後の行いが最も優れた、御悦びを頂ける行いであり、あなたさまの許へ戻る瞬間が最良の日と重なりますように。

良いお終いの為の形として最も重要なものは、信仰行為を全うし善行を積むことであり、それにより自分の成功を得るのである。そうすれば、最も慈悲に溢れるアッラーは、善行を倍加して下され、悪事を除いて下され、位階を上げて下される。
「預言者さま(祝福と平安を)が、『アッラーが、しもべに善くして上げようと決められたなら、行いについて手を貸される。』と語られ、『御使いよ、アッラーはどのようにして手を貸されるのか。』と問われた。それに対して、『アッラーは、死を前にして善行を積むのを容易にして下される。』と述べられた。」 

これは、アッラーの命令と時間通りに崇拝行為を行うのに従うように促進するのを鼓舞すると言った、至高のアッラーにしもべが従うように導くことで始まる。そうして、しもべはアッラーの命令に更に従うようになり、死ぬまでそれを持続する。祝福された者は、礼拝し、断食斎戒し、喜捨を支出し、ハッジを行い、両親を敬い、近親に良くし、人々と良い関係を保ち、自分たちの集団に奉仕しようとし、良い終わりを望みつつ良い行いを広く行うのである。

アッラーよ、日々の善行と毎日の懺悔を行う者であるように御導き下さい。
アッラーよ、何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように御導き下さい。
アッラーよ、クルアーンと預言者さま(祝福と平安を)のスンナに従う者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たち家族共々、信仰心を強くして下さい。正しい道を歩む忍耐強い者であるように御加護下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

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ホトバ要約.

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