大切なもの、即ち健康

2012年9月14日

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2012月9月14日)
――大切なもの、即ち健康―――

あらゆる賞賛は、創造物を養育なされるアッラーのもの。アッラーでなくして神として崇拝に値する何ものも存在せず、アッラーには共同者はいないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。アッラーよ、我々の導き手である預言者ムハムマド、教友とその一家、及び審判の日までまっとうに彼らに従う全ての信者に祝福と平安がありますように。

信者たちよ、我々は何に従うのかといえば、それはアッラーが我々に命じておられる事柄であり、それに従って自分自信の生き方を定めるものである。
アッラーは、クルアーン・部族連合章において次のように述べておられる。

「信仰する者よ、アッラーを畏れなさい。実直な言葉でものを言いなさい。」「お前たちの為に行いを矯正され、諸々の罪を赦される。アッラーとその使徒に従う者は確かに偉大な成功を成就する者である。(33章 70–71節)

信者たちよ、アッラーの恩恵は、我々の如何なる要望をも超えた限りのないものであることを承知しておくべきである。それについてアッラーは、クルアーン・蜜蜂章において次のように述べておられる。

「お前たちは、喩えアッラーの恩恵を数え上げても、到底数え尽くすことは出来得ない。誠、アッラーは、寛容にして慈悲深い。」(16章 18節)

アッラーからの恩恵の内の大きなもの一つは、創造物が安泰であるように図られていることである。安泰とは、心と体が健全で家族が安心安全な状況にあることである。それは、人が多くの恩恵を授かっている状況にあり、現世で幸福であると感じる要素の一つである。ここれについて、預言者さま(祝福と平安を)は、「誰もが生活していて安心で、健康で、日々の食糧が足りているならば、それはまるで全世界が自分の所有に帰するようなものである。」と述べておられる。

そして、人は審判の日に問われる最初の事柄は健康であり、それについて預言者さま(祝福と平安を)は、「しもべが受けた恩恵として、審判の日に人々が問われる最初の事、それは健康である。『音声、健康な体、冷たい水で渇きをいやすことなどをわれは授けやしなかったか。』と問われるのである。」と述べられた。幸福という恩恵の大切さの故に、恩恵が継続するようにと、預言者さま(祝福と平安を)は日々至高のアッラーに祈られた。

イブン・ウマル師(平安を)によれば、預言者さま(祝福と平安を)は、朝に夕に、「アッラーよ、私は、あなたさまの御赦しと、現世と来世での幸福を祈願します。私は、信仰について、俗世の雑事について、家族について、財産についてあなたさまの御赦しを求めます。アッラーよ、自分の弱さと、ぐらつきを隠しておいて下さい。」と祈願の言葉を述べられたという。その祈願の言葉を述べるようにと教友たちに教えられたという。

また、サラート(礼拝)に先立って、預言者さま(祝福と平安を)は、新たに入信したムスリムたちに対しては、次のドゥア(祈願の言葉)を教えられた。「アッラーよ、お許しください。私に恵みを与えて下さい。御導き下さい。健康と日々の糧を御与え下さい。」 そして、預言者さま(祝福と平安を)の、就寝前の祈願の言葉は次の通りである。「アッラーよ、確かに、あなたさまは私を創造なされ、加護なされます。あなたさまは生と死を握っておられ、生かすならば御加護下さい。死を与えられるなら、御赦しを御与え下さい。アッラーよ、私は心から健康であることを祈願します。」

信者たちよ、健康という恩恵を保ち続ける為にイスラームでは、病気を防ぐ手立てを教えている。それは、清潔を保つことに関する教えであり、入浴、沐浴、歯磨き、口すすぎ、汚れの除去等々による、一般的な健康法の事である。これに関して、預言者さま(祝福と平安を)は、次のように教えておられる。「五つの事柄がやって来る前に、五つの事柄を生かしなさいということで、それは、老齢になる前の若さ、病気になる前の健康、貧困になる前の富裕、多忙になる前の時間の自由、死の前にある生きているということである。」

信者たちよ、健康は健康である者の頭上を飾る栄冠であり、病気の者だけがそれを見るのである。途切れの無い給養者であられるアッラーに対して、健康であるという恩恵に感謝しようではないか。そして、健康保持に励もうではないか。我々は、この価値ある恩恵を授かっていることを喜ぶと同時に、健康に無頓着な人々の労苦を見てやる必要がある。アナス・ビン・マリック師(平安を)が伝えている。「病弱な人に対した預言者さま(祝福と平安を)が、『健康であるようにアッラーに祈ったことがありますか。』と声を掛けられた。」 

健康であることは、全ての信者が求めて追及すべき事柄である。万が一病気に罹ったなら、我々のお手本、預言者さま(祝福と平安を)が教えられるように治癒を希求すべきものである。預言者さま(祝福と平安を)は述べておられる。「医学的な治療を受けなさい。アッラーは、いわゆる老齢という病気を例外として、救済策を御用意することなく病気に罹らせることは無いのであるから。」 病気で難儀している人は誰でも、兎も角忍耐し、アッラーが運命づけられたことを満足であるとして受け入れるべきである。そして、至高のアッラーに病気が治るように懇願すべきであり、自分に降りかかった災難が、自分が犯した悪事の消滅や、善行の受け入れに係わる、何等かの試練であると信じることである。

これについて、預言者さま(祝福と平安を)は、次のように述べておられる。「ムスリムに及ぼされる災難、病気、けがや痛み、その痛みが喩えとげが刺さった痛み程度のものであっても、それによりアッラーは、その者の善行の一つとして記録なされ、また、犯した悪事の一つを記録から消して下される。」

世界の主であられるアッラーよ、我々はあなたさまに御赦しを願い、信仰と自分と家族が安泰でありますようにと祈願します。あなたさまに従う者であるように運命付けられていることを祈願します。

アッラーは、クルアーン・婦人章において次のように述べておられる。

「お前たち信仰する者よ、アッラーに従いなさい。また、使徒とお前たちの中の権能を持つ者に従いなさい。・・・」(4章 59節)

安泰と健康に恵まれた者は、成功することを知ろうではないか。アナス・ビン・マリック師(平安を)は伝えている。「或る男が預言者さま(祝福と平安を)の許にやって来て、『アッラーの御使いよ、いずれの祈願が最良でしょうか。』と尋ねたので、「主に、御赦しを請い、現世と来世での安泰を願うことです。」と答えられた。翌日またやって来て、同じ質問をしたので、同じに答えられた。三日目にまたやって来て、同じ質問をしたのに対して、『あなたが現世で御赦しが与えられ、そしてまた、あなたが来世でも与えられるなら、誠に、あなたは成功を得ることとなる。』と答えられた。」

アッラーよ、心と体が健全であるように祈願します。健康でいられるように御加護下さい。
アッラーよ、何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちを、預言者さま(祝福と平安を)に従う者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たち家族共々、信仰心を強くして下さい。正しい道を歩むように御加護下さい。
アッラーよ、私たちがクルアーンとスンナの教えに従い、忍耐強い者であるように御導き下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン

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ホトバ要約.

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