悪魔の手口とアッラーの御加護

2012年6月15日

アッラーを畏れなさい。アッラーを畏れ、アッラーに助けを求め、アッラーに懺悔しなさい。悪い心と、悪い行いに対抗できるように、アッラーの御加護を求めようではないか。

アッラーの御導きに従った者は、正しい道を踏み外すことはなく、アッラーの御導きに従わなかった者は、正しい道に導かれることはない。アッラーの他に神は存在せず、アッラーには共同者は存在しないこと証言する。

ムハンマド(祝福と平安を)は、アッラーのしもべで御使いであることを証言する。ムハムマドとその一家、教友たち、終末の日まで彼らに従う者たちに祝福と平安がもたらされますように。

信者たちよ、アッラーを畏れなさい。アッラーのしもべである我々について、各々の魂は定めの時には一つの終着点に到達し、その行った全てが精査されるのであるから。各自は、自分の行いに従って処分がなされるだろう。

アッラーは、クルアーン・高壁章において次のように述べておられる。

「アーダムの子孫よ、お前たちは悪魔に惑わされてはならない。その者が昔、お前たちの祖先の二人から陰部を見せる為に衣服を奪い、彼らを楽園から追い出したように。その者とその一味は、お前たちが見えないところからお前たちを見ている。誠、われは悪魔を、不信心な者たちの友とした。」(7章 27節)

悪魔は、我々の従順で気高い祖先であるアーダム(平安を)とその妻イブを手始めとして、我々信者に対してたくらみを仕掛けることを常習としており、その手口は巧妙である。そのたくらみは、悪魔が自分の中にある妬みや怒りが原動力なのである。

アッラーは、クルアーン・夜の旅章及び高壁章において次のように述べておられる。

「彼(イブリース)は言った。『あなたは、この者(アーダム)が我よりも栄誉を与えられた者だというのですか。・・・』」(17章 62節)

「私は、彼(アーダム)よりも優れています。あなたは私を火から創られ、彼を泥から創られました。」と言った。」(7章 12節)

アッラーは、クルアーン・高壁章において次のように述べておられる。

「そして彼(悪魔)は二人に誓った。『私は、あなた方の心からの助言者である。』」(7章 21節)

信者たちよ、悪魔の手口には、このように甘い誘い掛けがあり、実に巧妙である。信者たちよ、こうした種類の悪魔のたくらみを知っておきなさい。悪魔のいかにも悪魔的な計略について知っておきなさい。

悪魔は人間の弱みに付け込んで近づいてくる。悪魔が妬みの故に楽園を放逐されたとすれば、アーダム(平安を)は、或る学者の見解では、永遠に楽園に止まりたいという欲求と欲張りな気持ちを植え付けられたが故に楽園から蹴り出されたというのである。

そして、アーダムの子孫たちである信者たちをそそのかす悪魔の手口は、アッラーに並べて自分、即ち悪魔を崇拝するようにと徐々に方向を変えてきている。

アッラーは、クルアーン・ヤー・スィーン章において次のように述べておられる。

「アーダムの子孫よ、悪魔に仕えてはならないと、お前たちに命じなかったか。悪魔はお前たちの公然の敵である。」(36章 60節)

預言者さま(祝福と平安を)は次のように述べておられる。

「悪魔はアーダムの息子たちのあらゆる通り道で待ち伏せ座っている。悪魔はイスラームの道をねらって座り、お前さんは、お父さんやお爺さんの宗教を置き去りにしてムスリムになったのかと言うのである。イスラームを捨てるようにとの誘いの後には、アーダムの息子たちが改革、欲望、疑いと言ったものに心が動くように、べつな手口を用意するのである。」

虚偽、だまそうとする欲望、高慢、それらは悪魔の鋭い武器なのである。

アッラーは、クルアーン・婦人章及びイブラーヒーム章において次のように述べておられる。

「彼(悪魔)は、彼らとの約束を結び、虚しい欲望に耽らせるであろう。だが悪魔の約束は、欺瞞に過ぎない。」(4章 120節)

「・・・元々私は、あなたがたに対して権威は無いのです。ただ、あなたがたに呼び掛けただけです。私を非難してはならないのです。むしろ自分自身を責めなさい。・・・」(14章 22節)

信者たちよ、はっきりしていることは、信者の中の或る者たちは、悪魔の影響を受け、悪魔のささやきに悩まされてつまずき道を踏み外すということであが、喩えそういうことがあったとしても、主を思い出し主へと向かい、主に助けを求め、主に懺悔するなら、その途端に悪魔は退却するということである。

アッラーを思い、アッラーの助けを求め、悪魔からの救済をアッラーに求めることによって、信者は悪魔の囁きや誘惑から抜け出すことが出来るのである。

自分が良くありたいと思う者は、自分の信仰を守り、煩悩、欲望、貪欲によってではなく、洞察力によって悪魔を挫き、敬虔な道と知識をしっかりと身に着け、それを堅持することである。

悪魔の罠に対抗する為の教えや警鐘を預言者さま(祝福と平安を)は示しておられ、それは信者たちが心得ておくべきものである。その一つを、イブン・ウマル師が伝えている。

「アッラーの御使いは、『あなた方は誰一人として左手で食べてはならぬ。また左手で飲んでもならぬ。誠、悪魔は左手で食べ、左手で飲む。』と申された。」

また、アハマド師他が伝えている。

「礼拝を行わない信者が三人とはいない村があった。しかし、悪魔は、その村の人々を何とかしようと狙った。それであるから、宗教的な集まりには熱心に参加しなさい。なぜなら、狼は一頭でいる羊を狙うものであるから。」

アッラーよ、あなたさまをいつも忘れず、悪魔の誘いに負けない者であるように御加護下さい。
アッラーよ、愛する預言者さま(祝福と平安を)をお手本として実行できる者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちが正しい道を歩むように御加護下さい。
アッラーよ、何時でもあなたさまを顧みて感謝し、満足を知る者であるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちがクルアーンとスンナの教えに従い、忍耐強い者であるように御導き下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ダウンロード:マスジド大塚金曜日礼拝ホトバ要約(2012年6月15日).doc

ホトバ要約.

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