施しという現世と来世の為の保障

2011年9月16日

あらゆる称賛はアッラーのもの。ムハムマドとその一家、教友たちに祝福と平安がもたらされますように。

信者たちよ、本日のホトバは、富と、それを喜捨に費やすことによる、現世と来世における幸せの保障についてである。本来人間は、富に対して貪欲なものであって、富を得るためには、遠方までも旅をし、苦難にも耐える。
儲けに対する執着と欲求は、人間生来のものであり、他人を忘れ自分のことだけを気にする。
仮に、世界中の富を独り占めできて、主の恵みによる富が自分の為にある思った者は、それに執着しそれを人に分け与えようとはしないであろう。
アッラーは、クルアーン・夜の旅章において次のように述べておられる。
「言ってやるがよい。『もし、お前たちが、わが主からの慈悲による富を手中に納めたとしても、減るのを恐れて、間違いなく仕舞い込んだであろう。』 人間は、しみったれなものなのである。」(17章 100節)

アッラーの御使い(祝福と平安を)は、次のように述べておられる。
「富があって、その富から支払うべきザカートを出さなかったなら、復活の日にそれが大蛇となって大きく口を開けその所有者を追いかける。彼は逃げるが、『これはお前が出し惜しんだ報いだ。』と声を掛けられる。彼は絶対に逃れられないと分ると彼の手をその大蛇の口に押し込む。すると雄らくだがかみつくようにその手をかむのである。」
イスラームでは、貧者に当然支払うべき富でありながら仕舞い込まれたものは、現世で来世でその持ち主にとって大きな禍となると教えている。
富を所有する者がそのことの重要性を考えるなら、富への執着よりも気前の良いことが大事であると気づき、施すことが欲深く貯め込むよりも良いことであると分かるであろう。

アッラーは、クルアーン・騙し合い章において次のように述べておられる。
「だから、心の底からアッラーを畏れ、聞いて、そして従いなさい。また、費やしなさい。お前たちにとって良いことである。己の貪欲に打ち勝つ者、それらの者は、成功者となる者である。」(64章 16節)
預言者さま(祝福と平安を)は、次のように述べておられる。
「人は、自分の富、自分の富と言う。富は三つからなる。食べ物として、食べ尽つくしてしまうものや、着るものとして、着古してしまうもの。喜捨して与え、来世の為に残るもの。これらの他に、他の者の為に残るものがある。
或る時アッラーの御使い(祝福と平安を)は、教友たちに、相続人の富よりも自分の富を愛する者は誰かと尋ねた。教友たちは、私たちの中に自分の富を愛する者はおりませんと答えた。
御使いさま(祝福と平安を)は、自分の富は自分で自分の前方に備えたものであり、相続人はあなたが生きた後にあるものである。心からの親切で人に施した富は、悪事を洗い流し、過ちを取り除くものである。」
アッラーは、クルアーン・雌牛章において次のように述べておられる。

「お前たちは、施しをあらわにしてもよろしいが、人目を避けて貧者に与えればなおさら良い。それはお前たちの罪悪の一部を,払い清めるであろう。アッラーは、お前たちの行うことを熟知しておられる。」(2章 271節)

アッラーは、クルアーン・騙し合い章において次のように述べておられる。
「もしも、お前たちがアッラーに善い貸し付けをするならば、アッラーは、お前たちの為にそれを倍加なされ、お前たちを御赦し下されよう。誠、アッラーは、感謝にあつく、寛容であられる。」(64章 17節)
アブドッラー・ビン・マスードは、アッラーの御使い(祝福と平安を)が次のように述べられたと伝えている。
「アッラーは、財産と子供に恵まれた二人のしもべを蘇へさせられる。その一人にアッラーが、お前の富と子供を増やしてはやらなかったかと問われると、彼は、その通りですと答えた。
アッラーが、私がお前に与えたものをどのように使ったかと問われると、彼は、子供の飢餓や不運に備えて残してやりましたと答えた。アッラーは、お前が真実を知ればきっと喜ぶよりも悲しむこととなるであろう。お前が子供らについて心配したことは、私が彼らに負わせるからである。
アッラーは、もう一人に呼びかけ、同様の質問をなされた。彼は、あなたさまの命令に従って費やし、また、あなたさまの慈悲と親切を信頼し子供を残してきましたと答えた。アッラーは、お前が真実を知れば悲しむことはなかろう。お前が子供らに約束したものは私が与えておいた。」
イスラームでは、自分自身に物惜しみせず、家族に、親戚にそしてその他の全ての人々に物惜しみしないようにと教えている。

アッラーよ、我々が富んでいるかどうかに拘らず、物惜しみしない心を御与え下さい。
アッラーよ、私たちを、あなたさまを何時でも顧みる善い信者の一人となるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちが正しい道を歩むように御加護下さい。私たちの信仰心を強くして下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン

ダウンロード:マスジド大塚金曜日礼拝ホトバ要約(2011年9月16日).doc

ホトバ要約.

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